紙の本
幼なじみ再会BL
2017/09/30 14:23
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画のような情景描写から始まり、二人の空気感、感情の揺れ…それらが行間が滲み出て来る作品ですね
。ちょっとした仕草、表情、天気、部屋の様子などを通し情緒的に描かれていると思いました。
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【あらすじ】「淋しいだけじゃ、俺はひとを好きにならないよ」姉の結婚式の日、理也は数年ぶりに従兄弟の高成と再会した。高校にあがるまで、ふたりはとても仲のよい従兄弟同士であり、理也にとって高成といる空間はひどく居心地のいいものだった。けれど、ふたりの間にはなにか曖昧なものが忍びこみ、いつしか距離を置くようになっていたのだ…結婚式の夜をきったけに再び一緒の時間を過ごすようになったふたりだが、曖昧だったなにかが露になってゆき。
『思い出せばつらいのに、まだ心が痛むことに安堵する。当分、過ぎた記憶にはならない。そうしたくない。
思い出にならないまま、高成のことはこの胸にもうすこし痛みとしてかかえていたかった。』
きゅんときた。
山田ユギイラストの小説はお初でした。
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悪いわけじゃないんだけど・・・杉原理生XSHYノベルズの組み合わせは個人的に相性が悪い気がする。どっちも好きなのになんでだろ・・・。そして山田ユギさんも大好きなのだけど、個性?というか、インパクト大のイラストのイメージにものすごく引きずられてしまって、なんだか山田ユギさんの作品を読んでいるような気がしてしまうのはなぜかしら。別に悪い話では全然ないのだけど、いまいち気持ちが入り込めないというか、なんというか・・・