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みんなのレビュー14件

みんなの評価3.9

評価内訳

2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本

あくまでも数字によって中国経済を曇りなき目でみた本。エピローグは関係者必読!

2011/03/09 15:15

12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:サトケン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 2010年12月に出版された中国経済分析の本である。「尖閣事件」後に出版されたので、出版社がつけたのであろうタイトルはタイミング的にみて、やや奇をてらった、センセーショナルな感がなくもないが、内容はいたってまともである。虚心坦懐(きょしんたんかい)に経済統計データを見つめれば導き出せる結論といってよい。

 著者は、狭い意味の中国経済の専門家ではないが、その分析はきわめて確かである。なぜなら、中国研究者に特有の希望的観測(wishful thinking)から完全に解放されているからだ。中国をおとしめようという見解ではなく、日本を無批判に賞賛しているわけでもない。経済学的思考においては常識である「トレードオフ」について語っているから好感がもてるのである。経済分析の王道をいく内容といえよう。

 マスコミが無批判に垂れ流す常識のウソを、次から次へと数字でもって否定する著者の人気が高いのもなるほどと了解される。「日本は輸出依存型経済?」など、学校教育やマスコミによる検証なき思い込みの数々が、快刀乱麻を断つがごとく次から次へと論破されてゆく。著者がこの新著においても、いまだこのようなことを書かねばならないのは、ある意味では日本にとっては不幸なことである。

 現在の中国経済は、まさに「不動産投資一極集中」といってもよい状態で、誰がどう見ても異常な状態である。「不動産バブル」であることは間違いない。富裕層が存在するとはいえ、個人消費を中心とした内需の規模はマクロ的にみれば相対的にウェイトが小さく公共投資に依存する割合が高い経済。GDP規模で日本を抜いて世界第2位になったとはいえ、先進国型経済からはほど遠い、いびつな状態である。

 ビジネス界を中心に、中国経済に幻想を抱き続けている人たちがきわめて多いなか、あえて正論を主張する著者の姿勢に共感するのは私だけではないだろう。中国経済は、政治も密接にからまる政治経済の分野というべきであるが、日本人として言うべきことをキチンと言っている著者の姿勢は大いに評価したい。

 本文は基本的にマクロ経済分析であるが、本書の最終章である「長いエピローグ 体験者が語るチャイナリスク」こそ、読まねばならないといっておこう。40ページのも及ぶこの最終章で、著者は「中国民事訴訟法231条の異常性」について、体験者である日本企業関係者とのインタビューを掲載している。この章を読むだけでも価値がある。いや、中国ビジネス関係者必読である。そのうえで、あえて中国ビジネスに取り組むのが、正しい意味での自己責任というべきであろう。

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紙の本

日本人は読むべき本

2012/11/06 10:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:gs08 - この投稿者のレビュー一覧を見る

マスコミや学者の無知、イデオロギーに騙されることなく、日本人は正確な情報(真実)のみに基づいて行動しなくてならない。日本人の国家観を喚起させる一冊。私は著者を尊敬している。

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