紙の本
見事な一品
2016/03/31 18:16
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投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
作家の名前を見ないでこの本を読めば
ほとんどの人が女性作家の作品だと思うんじゃないかな。
読んでいるとポルトガルのリスボンに行きたくなり、
グーグルマップでリスボンの航空写真を
頻繁に見ながら楽しんでました。
最後の結末も予想外で素敵でしたよ。
何気ない日常を選びぬいた言葉で
表現された見事な一品です。
紙の本
よくありそうで無いストーリー
2020/05/18 07:46
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
地味なOLの平凡な恋愛小説家と思って読み進めていたら、最後で急カーブして思いがけない方向へ行きました。主人公の弟の彼女が言っていた「もてない女の特徴10個」が結構的を射ているような気がして、「たしかに!」と笑ってしまいました。
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いつも脇役なキミへ▼主人公が自分に似ていて・・・。特に夜のバスが好きという自己分析に。▼吉田修一の恋愛小説をはじめて読んだが、唯川恵のような匂いがする。女性の強さと弱さを描いているところが。特に、小説の終わり方が清々しい点が共通点だと感じる。▼間違えたくないキミが間違えてもいいキミになれるための恋愛ビタミン剤だ。
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映画「7月24日通りのクリスマス」を見てから購入。この作品を映画化したっていうよりは、アイデア頂きましたって感じ。小さい頃から集団の中での自分の立ち位置をわきまえている主人公の地味OLの小百合ちゃんの気持ちはよく分かる。その立ち位置は、願って手に入れたものではなく、諦めて受け入れているものだから。だからこそ、最後の彼女の選択はすごく爽やか。この人のは何作か読んでるけど、初めて感情移入して読めた作品。ちなみに目次にちょっとした趣向があって面白い。あ、なるほどって。
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目次の仕掛けが読んでいくと分かって、あ〜こういう事!と納得。
ごく普通のOLがごく普通の日常を送る。
女性は共感できる所がたくさんあると思うし、多くの人が主人公とか弟の彼女に重なる部分があると思う。
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23rd book in 2007
This book is a story about an office lady in a city of country. Her feeling about an intimate rerationship has been affected by several incidents in this story, and this changing should make readers to fell comfortable and sympathize.
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人を好きになったとき、自分と相手のレベルを見比べて、自分の気持ちに折り合いをつけることがある。あきらめたり、見ないフリをしたり。
身分相応の恋なら苦しむことも少ないが
たまには高嶺の花に恋することも大事。
踏み出す勇気をもつことに意味がある。
モテる男がすきでもいいじゃない!
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映画の原作ということで読んだので、イメージと食い違っていましたが面白かったです。
片思い経験のある女の子なら、共感できる部分が絶対あると思います。
あと、ちょっと変わった視点で表現しているなと思いました。
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相変わらず、吉田修一作品は読みやすい。
そして、押し付けがましいところがないのも好感が持てます。
地味なOLが、同窓会をきっかけに、学生時代の憧れの男子に対する想いを再燃させてしまうなんて、いかにも俗っぽい展開なのに、あまり俗っぽさを感じません。
警備員が登場して、「やっぱり、無難に納まってしまうのか・・・?」と思っていたのに、意外にも憧れの男子を追いかけていくのですね・・・時には、こんな恋も良いかなぁ・・・。
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☆2007.8.5☆小百合が生々しすぎて、読んでいるとまるで自分の事のように恥ずかしくなったり、有頂天になったりする。何にも無い自分にカッコいい弟がいればそれだけを誇りにするだろうし、「間違えたくない」って生きるのも分かる。私は小説には、もっと自分にはない爽快さや切なさや面白さを求めるから、この本は面白かったけどスキにはなれない。
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集団の中における、人との関係だとか、自分と相手を比べてしまう。きっと、誰もが考えたことがあるようなことが書かれていて、最後には勇気をもらえた気がします。
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映画にもなった作品だから読んでみたいなと思って手にとった作品。でも、大分映画とは違うみたいです(o-`ω´-)
主人公の小百合はどちらかと言えば地味でどちらかと言えば地方で暮らすOL。そんな小百合が同窓会で憧れの先輩・聡史に会う。そして2人は付き合うことになるが・・・。
この作品は小百合の恋愛よりもイケメンの弟・耕治の彼女・めぐみを通して一歩前に踏み出して成長する女性を描いたものと言った方がいいのかも。
ラストまで聡史をとるのか、画家志望の青年をとるのか分からないという意外な展開が面白く、小百合やめぐみを通して考えさせられる面もありました( ・`ω´・ ;)ゞ
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『結局、モテる人が好き』
自分も冴えない地味女なので、リンクする部分が大きかった。
傷ついて生きてきた分、強気で生きるには難しい所にあえて飛び込もうとする意思は、ちょっと羨ましく思った。
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軽快な恋愛小説だと思い読み進めて行くと・・・やはり吉田修一でした。ラストは共感できない・・・。でも、それも一つの選択です。やはりモテル男は好かれるのね・・・。
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わたしにとっての満点の本。
自分の住む町をリスボンになぞらえる地味なOLが主人公。
失敗したくない気持ちから小さくまとまってしまう主人公が最後には自分の力で人生を切り開いていく決心をする。
恋する勇気をくれる素敵な物語です。