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――――学校とはなんだ? クラス? すまない、全然わからない。
なあ、学校とはいったいなんなんだ?
学校。ケンダマ。おままごと。絵本
何も知らない美しき少年剣闘士イヴァン
感情にまかせて生き、妻と子供を手放した
子供好きで心優しいこそ泥カンダタ
この二人には接点はなかった。
ただ、いつか切る側・切られる側になるかもしれない、というだけで。
そう。あの日の夜、カンダタがイヴァンの住む皇族の屋敷に入るまでは――――
悲しき少年剣闘士イヴァンを救おうとする、みすぼらしきこそ泥カンダタの
儚くて短いあの数日間の出来事………ほんの一瞬のようだった自由
いつか、もう一度―――――――――――――
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表紙と裏表紙の柱書きに釣られた。おっさんが主人公なんて面白そうだと思ったんだが、内容は…あれれ?な感じでした。
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読書途中評。切りっぱなしのような体言止めの文体がかなり読みにくい。あらすじの列挙のようで、小説とはいい難い。なにより視点がころころ変わるのがいただけない。
58の親父が主人公というのは、それだけでかなり話題を呼ぶ秀逸な設定だ。折角の設定なのだから、おっさんがもっとうらぶれた悲哀のこもる様子を冒頭で、説明でなく、アクションで示していればつかみがとれたんじゃないかと思う。
読了後。途中から体言止め過多の文もマシになってきたが、地の文の描写が低学年向け童話のように幼い。言わずもがなのことをくだくだしく説明しなくていい。美しい、かわいい、などひねりのない形容、個性がない。学校、クラス、けんだま、とここは日本の家庭か?と思うような小道具や名称。イヴァンの魅力も、顔がいいだけしかわからなかった。
イヴァンをさらいにきたカンダタが、まず遊ぶところから始めたのは、カンダタの人の良さが表れていてなかなか良かったと思う。