サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

hontoレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー2件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
2 件中 1 件~ 2 件を表示

電子書籍

マスコミの役割を湛山から学ぶ

2016/10/23 22:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ごみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

NHKで見た石橋湛山のリアリストとしての生き様に惹かれて、半藤先生の書を手に取った。
同書では、昭和5年のロンドン軍縮会議から、6年の満州事変、7年の満州帝国成立、8年の国際連盟脱退までの日本のジャーナリズムが及ぼした政治、軍事への影響を、湛山の言論との比較で明らかにしていく。
【学んだこと】
・大植民地時代に遅れて参入した日本の焦りが、世界の動向を見誤ったのではないか
・日露戦争で得た、蒙満(満州・南蒙古)の利権が、本当に「日本の生命線」であったのか
・ロンドン軍縮当時は昭和天皇、浜口内閣も世界との協調を望み、マスコミも世論形成により軍部の突出を批判・抑制していた
・軍部はロンドン軍縮会議の失敗から、マスコミを使った世論形成の重要性を教訓とした
・関東軍、軍部中央は柳条湖事件の前に、世論がどちらに転ぶか脅威を感じ事前工作がおこなわれた
・毎日、朝日が一転して軍部の満蒙支配を援護して世論を煽る中、湛山は東洋経済新報を通じて積極財政策、反戦反軍思想、小日本主義思想を世に問い続けた
・軍部による満蒙支配が進む中状況の中で、天皇、政府も事後承認をせざるを得なくなり戦争へと進んでいく。湛山は少しでも戦争回避の糸口を見つけようと提言を続けるが、世論を変えることはできなかった
・世論は浮ついたものであるが、形成された世論に反した施策を進めるのは困難である
・マスコミが権力に迎合してしまっては、国民は口を塞ぎ、眼を閉じ、耳に蓋をされてしまう
・純潔性、志士的気概に同情しがちな国民性に、事象の多面的な解釈、情報を提供するのがマスコミの役割

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2005/05/21 11:53

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2 件中 1 件~ 2 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。