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みんなのレビュー723件

みんなの評価3.7

評価内訳

高い評価の役に立ったレビュー

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2019/08/14 17:34

パレードの意味

投稿者:コンチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

一見バラバラに見える男女がシェアしてひとつ屋根の下に暮らしている。そこへ新たな人物がやってきたことから、それぞれが抱える人間性や悩み、葛藤が浮き彫りになってきて、最後に衝撃の結末を迎えます。吉田修一さんの落ち着いた文章が妙に説得力があり、読む手が止まりませんでした。

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低い評価の役に立ったレビュー

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2012/07/01 23:28

感覚が古い

投稿者:euchung - この投稿者のレビュー一覧を見る

登場人物たちの様子、行動パターンが古いです。
若者の気持ちには、時代にかかわらず変わらない部分があると思いますが、生態は時代により大きく変化します。パレードの登場人物たちは、まるで80年代の若者のよう。

作者は私と同世代のようですが、自分が若かったときの感覚で止まってしまっているのかな?
話自体は面白いのか、つまらないのか分かりませんが、とにかく、そこが気になって最後まで読めませんでした。

逆に、その世代を知らない人なら、違和感なく読めるかもしれません。

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723 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

満室という空室

2007/10/14 21:33

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:空蝉 - この投稿者のレビュー一覧を見る

これほどリアルな若者を描いた小説を、私は知らない。18歳から28歳までの男3人と女2人の2LDK共同生活者たちがそれぞれ一章ずつ、自分とそこにいる彼らを冷静に見つめ告白していく構成をとっている。友達とも恋人とも、ただの同居人とも家族とも言い切れないあいまいな関係を片手に、彼らはそれぞれの人生を生きている。
「最近の若いもんは人情味がない」と言われる今日だが、私はそんな「今時の・・・」が嫌いではない。もちろん人情の無い付き合いがいいとは思わないが、それでも無関心がこの上なく温かいと感じることが時としてあるからだ。道の真中でスッ転んでも知らん顔して通り過ぎる人々、大失敗をして落込んでも噂にすらならないという世界の大きな無関心、そういうものが救いになることもある。
「私は初めて、世界の優しい無関心に心を開いた」・・・カミュの『異邦人』の最後を飾る言葉、この一説をふと思い出した。
彼らの生活はリアルでありながらバーチャルである。厳しく容赦無い現実に生きている自分と、それを見つめる「彼ら」がいる。5人共にアパートの中にもう一人の自分を感じ、アパート用の「自分」を演じ、優しい無関心に包まれて安住し続ける。「このマンションはいつも満室だけど空室」彼らの『アパート用のもう一人』達でそこはいつも満室で、けれど実はそこは、決してお互い傷つけることの無い空室なんだということに安心して・・・彼らはそうしてようやくこの都会で生きていける。
ラスト3行が私に訴えた恐ろしさを私は忘れない。
世界の優しい無関心。甘い誘惑。空室と思っていたそこに、本当の自分は大切なものを置き去りにしてはしないだろうか。

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紙の本

軽い感じの内容かと思いきや…

2005/01/12 10:48

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たあちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

とっても良くできたストーリーだと思いました。最初の方は能天気な軽い感じのお話かと思って非常に読みやすくどんどん進んでいきましたが、最後の方になるにつれ、あれ?って思い始めて、最後はえ〜? そうだったの?みたいな感じで、もう一度読み直してしまいました。全く最後の最後まで気づきませんでした。これってミステリーってことになるんだろうなあ…。でも途中までは全然怖くないし、逆にあまりにも平和で何も考えてないみたいに表面的には見えて、実は奥が深いです。かなり面白かったです、私的には。

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電子書籍

パレードの意味

2019/08/14 17:34

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コンチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

一見バラバラに見える男女がシェアしてひとつ屋根の下に暮らしている。そこへ新たな人物がやってきたことから、それぞれが抱える人間性や悩み、葛藤が浮き彫りになってきて、最後に衝撃の結末を迎えます。吉田修一さんの落ち着いた文章が妙に説得力があり、読む手が止まりませんでした。

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紙の本

行定勲監督映画化原作

2017/08/25 15:07

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

平凡なルームシェアに隠されている思わぬ展開には驚かされました。それぞれの若者たちをスケッチスタイルで描いているところが良かったです。

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紙の本

青春群像の詩

2010/11/21 08:48

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る

パレード 吉田修一 幻冬舎文庫

 殺人事件が始まる推理小説だと思って読み始めました。違っていました。高校生の頃に読んだ推理小説小峰元(はじめ)著「アルキメデスは手を汚さない」のパターンかと予測しましたが、やはり違っていました。青春群像小説と思って読み続けました。違っていました。「詩」でした。読んでいると胸が重苦しくなってくる作品です。人間生活の悲哀があります。どこに行っても、どこに居ても同じ。新世界なんてないという行き詰まりを表した作品でした。
 21歳大学生杉本良介の「桃子」と名付けた愛車中古マーチは10km走る前にエンストしてしまう。俳優の恋人である大河内琴美23歳無職は、売り出し中の若手俳優丸山君からの電話を待ち続けるだけの毎日。相馬未来(みらい)24歳は売れないイラストレーター、住所不定者18歳小窪サトル(こくぼ)は男娼、主人公らいしいけれど存在感の薄い伊原直樹28歳は、映画配給会社勤務。彼らが2LDKの賃貸マンションに同居しています。
 10年前の本です。580円のコンビニ弁当は高い。ネットの「チャット」とか「BBS」いう言葉はなつかしい。同居する5人には家族関係もなければ恋人関係もありません。家賃分担のルームシェアです。されど交流はあります。彼らは仲間を欲(ほっ)しています。擬似家族。擬似きょうだい。そして、各自には、表と裏の心理があります。
 サトルが指摘するように、他の4人は、だらけた生活です。自分を甘やかしている人たちです。小説の構成は5人がひとりずつ語っていく形式です。個性がひとりずつ詳細に記述されるので、読みながらだと、総合的な合体感がありません。前半部は文章がリズムにのってうまく流れている印象がありますが、饒舌(じょうぜつ)で、作者は自分に酔っています。それでも時間移動の文章さばきは上手です。この本を読むと自分が20代になった気分になれます。

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紙の本

パレード

2022/12/04 12:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

同じシェアハウスに暮らす、5人の若者の群像劇、のはずだった。あまり他人に興味がなく、トラブルなく住むために、表面的には皆馴染んで上手くやっている。オープンで、あっさりした関係、と思っていた。
が、このラストは何? 油断していたら、急に空気が変わった、という感じ。
皆、仮面を被っていたのかな、と思ったが、そんな風でもない。ごく自然に? うーん、それもなんだか怖い。よく分からないし、あまり深く考えたくないな、と思ってしまった。

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紙の本

めくるめく視点

2016/05/31 00:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wktk - この投稿者のレビュー一覧を見る

共通したことなのに主人公によって見え方や捉え方が各々違うのが観点として面白かったです。個人的にはこういう生活はしたくありませんけどね(笑)

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紙の本

読んでみたら

2016/04/27 00:21

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る

思いもしなかった終わりかたでした。

サスペンスやスリラーでもないのに。

もう少し嫌な気分になってもいいと思うのだけれど

時間の経過と共になんとなく受け入れてしまった。

面白い小説かと訊かれれば

「面白くはないよ」と答えるだろう。

でも「読んでみたら」と勧めるかも。

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紙の本

実に奇妙な作品だがラストには背筋をザワリとさせる怖さがある。

2022/11/29 11:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

実に奇妙な作品だがラストには背筋をザワリとさせる怖さがある。そしてその怖さの正体が何なのかが判らないため尚更怖いのである。無関心、虚無、・・・・表現しえない怖さの恐怖である。各章は奇妙な共同生活をおくる5人の視点から語られるが、その各人は変人ではあるが決して狂っているとまでは言えないある意味普通の人間なのだ。しかしその中に狂気が潜んでいる怖さなのか。まあ、結論的には私には抽象的・哲学的過ぎて理解不能という苦手分野の作品であった。

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電子書籍

少しずつ生じる違和感

2019/04/07 21:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:黒豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る

男女5人がルームシェアするマンションで、そこでの日常をそれぞれの視点から語っていくという構成。
最初はゆるい日常モノかと思いきや、徐々に小さな違和感が生まれ、ある結末をを迎えます。
正直オチは好みが分かれると思いますが、日常パートは読みやすく面白かったです。

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紙の本

面白くないけど良くできている

2015/09/23 18:13

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投稿者:けy - この投稿者のレビュー一覧を見る

何か特別なことが起こるわけでもなく、淡々と物語が進んで行く。
とても現実的だが、まるで日記を読んでいるかのようで、楽しくはない。
パレードというのはマスカレードのことなのかな?
直輝のことを皆が知っているかどうか分からない。直輝は皆が知っていると考えているが、真相は不明。
誰もが毎日をつまらなく過ごしているけど、実はありえないことが起こってたりするんだよ、それって不気味だね、ということを伝えたいのだと思った。私の考えは、直輝が自分たちの部屋を眺める場面やら、交通事故やらの辺りから読み取った。
これが当たってるのかは分からない。別の解釈も色々あると思うが、そうやって考察の余地を残しているところは上手いと思った。
面白くないけど。

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電子書籍

感覚が古い

2012/07/01 23:28

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:euchung - この投稿者のレビュー一覧を見る

登場人物たちの様子、行動パターンが古いです。
若者の気持ちには、時代にかかわらず変わらない部分があると思いますが、生態は時代により大きく変化します。パレードの登場人物たちは、まるで80年代の若者のよう。

作者は私と同世代のようですが、自分が若かったときの感覚で止まってしまっているのかな?
話自体は面白いのか、つまらないのか分かりませんが、とにかく、そこが気になって最後まで読めませんでした。

逆に、その世代を知らない人なら、違和感なく読めるかもしれません。

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紙の本

若者5人

2022/09/11 07:24

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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

それぞれ、こういう生き方で、一生懸命生きているのかな……と思いながら読み進めました。物語は、作者の文章がそうなのですが、たんたんと進行していきます。そして、ラストが…。これ、自分的には、うーんでした。

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紙の本

もたもたした印象

2020/03/24 16:18

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

文体そのものは平易なのだが、もたもたした感じでスピード感がなく、単なる登場人物の行為のスケッチに過ぎない。
力を入れるはずの最後の幕切れのところも「へーえ そうなんだ」という、がっかり感が否めない。心理描写もピンとこず、必然性も感じられない。

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電子書籍

読んでみたものの…

2017/08/15 18:13

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投稿者:とー - この投稿者のレビュー一覧を見る

ん?
結局、何となく心地いい生活のために…ってこと?
この小説は90年代をイメージしているのかと思ったのですが、登場人物とほぼ同じ世代にもかかわらず、いまいち共感もできず、最後のどんでん返しとやらだけに期待してたのですが…

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