紙の本
当たり前のこともあるが
2021/12/22 21:58
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投稿者:ぺ - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代の私たちが読んでも全然違和感がない。グローバル化や業界内の厳しい競争についてなど、「今書いているのか?」と思ってしまうようなことが多い。世の経営者がみんなこう考えればもっと良くなるのにな~、と思う。
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仕事で店舗をまかされていますが、この本は自分のモチベーション維持のためにも定期的に読み返すようにしてます。
「商い」の何たるかが書かれていて、日々の忙しさに流されて怠ってしまうこともコレを読めば思い返せます。
具体的に実行する手順がかかれているわけではないですが、「心得帖」の名の通り心に留めておくだけで仕事のクオリティが違うのではないでしょうか。
この中のお話で心打たれたのは
江戸時代に菓子の名店へ菓子を1つ買いに来た見た目も汚いホームレス。その人へ店のご主人は丁寧に手渡し、深く礼をして見送ったのを丁稚奉公の子が「ご主人様がそうまでされる客ではないでしょう」と言う。その言葉にご主人は「あの方にとって全財産に値する金でうちの菓子を買ってくれたのだ。感謝を表すのは当然。お客様に差などない」と言った場面です。
曇りのない目と心をいつまでも持ち続けたいです。
他にもこのシリーズ持ってます。仕事上のバイブルです。
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松下幸之助さんが逝去され、約20年経過致しますが、松下幸之助さんの格言は本当に参考になります。
先日来、松下幸之助著『商売心得帖』を読んでいました。
現在に該当する「不景気だからこそ」と言う一節には
「景気不景気と言うのはまったくの人為現象、自然現象ではありません。」と記載されています。
まさに同感です。
こつこつと人のために物作りやサービスを行うことを怠り、マネーゲームなどに走り過ぎたのではないでしょうか?
今こそ、原点に立ち返り、国民全員が幸せになるように再考すべき時期だと思います。
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あー、松下幸之助ってきっとすごい人なんだろな、と素直に思わせる。
人としての器がどーのこーの、とか考える。
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【商売とは】
商売とは、お金を儲けることなのでしょうか。
松下氏は、ただそれだけではないと言います。
社会の「公器」としての企業の役割があり、そこで従業員の利益はもちろん、取引先や業界の利益も考え、実現していくところに「企業」の意味がある、と松下氏は言います。
そのために必要なものは「理念」であり、これは従業員10名の同族企業も、従業員10万人の大企業も変わるところがありません。
戦国武将も、家訓というものを定め、「理念」を浸透させていたではないか。これは企業にも必要なものなのではないか。そのようなことも紹介してあります。
松下氏の主張は、商売や企業というものにとどまらない、我々が「組織」を考えるにあたって必要な考え方ではないでしょうか。
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小さいけれどお店を経営している私のまさにバイブル。店舗経営に迷ったとき、言外から答えが滲み出すような気がする。廃刊された昭和30年前後に出された方を古本屋で入手。
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入社四年目の時に当時の所長から、お借りした一冊。
時代時代で、トレンドやビジネスの形は変わっても、不変的なところである人との商売の行い方、考え方についての、ヒントがたくさん詰まっています。 偉大なり。松下幸之助。。
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仕事に対する姿勢など 多忙の中では 忘れがちな大切なことを 改めて気付かせてくれる。
一軒のお得意を守り抜く事は、百軒のお得意を増やすことになるのだ、
また逆に一軒のお得意を失うことは、百軒のお得意を失うことになるのだ、
というような気持ちで、商売に取り組んでいくことが肝要だと思います。
~だれも相争うために商売をしているわけではありません。
だから一方で適正な競争をしつつも、同じ道に携わる店どうし、
お互いによしみを通じて行くことが大切になってくると思うのです。
同業者とよしみを通じて行く心は、お客様を大事にする心であり、
お店の繁盛に結びつく心だと思うのですが、いかがでしょうか。
(お得意から値引きをせまられて)
その時分は20人近い従業員がおりました~
その人たちの顔がポッと浮かんだ。
それで、自分の感情だけで値段を決めてはいけない、
みんなが汗水たらして作ってくれたものだから、
その人達の努力というものを
自分の一存で左右することは許されない、というような感じがしたのです。
(人の)長所を見ることに七の力を用い、
短所を見ることに三の力を用いるのが、だいたい当を得ていると思われます。
豊臣秀吉は織田信長の長所を見ることに心がけて成功し、
明智光秀はその短所が目について失敗したといいます。
心して味わうべきだと思うのです。
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商売を行ううえでのポイント。商売の真の使命は社会に役立つこととし、そのために行うべきこと、心がけるべきことを説く。
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自分は空でも飛べるんじゃないか、とか言ってた時は、ショップスタッフが一丸となって意思の疎通が出来ていた。だから、お客さんも着いてきていただいた感覚、何でもできると感じていた。松下幸之助の商売の根幹も同じと感じた。
今社訓を作るならば
1. 関わる全ての1人を大切にすること。
2. お客様の為のサロンであること。
3. 自分の仕事に誇りをもつこと。
4. 目標を楽しむこと。
5. 助け合いと指摘をし合えること。
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■商売心得
A.自分の店がどれくらいお得意先の役に立っているかを、様々な角度から自問自答する。
そうした自己反省を通じ、店の存在意義についての確信が生まれ、創意工夫も生まれる。
B.商売では、自分の扱う商品を、買う側、いわばお得意先の仕入係になったつもりで充分吟味することが大事である。
C.部下を持つ人は、部下の長所を見て、その長所を活用することが大切だ。
そうすることで、部下の力は自ずと養われる。
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商売をするに何も後ろめたさを感じる必要はない、それ自体すばらしい事なのだと認識した。
「同業他社と同じ製品を少しくらい高く売ってもいい」なぜなら、その値段には売る側の魂が入っている。昨今、値下げ競争をして経営を圧迫する形が多くなってきている。こちらの見た時、その考え方を改めるにいたる言葉が数多くある。まさに実践での経営哲学本である。
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基本中の基本を見事なまでに簡素にまとめ上げた一冊と言えるかも知れません。
当たり前のことを書いているだけと言ってしまえない深みと重みがあるのも体現した人だからこそなのだと感じました。
ゆっくり読んでも2時間ほどで読んでしまえると思いますが、何度も読み返して行間を読み取りながら自分に染み込ませて行きたい内容です。
今だからこそ人として立ち返る原点を指し示しているのではないでしょうか。
巻末に書かれているとおり「書いてあることを直訳」せず「時代に即応した創意なり工夫」を加えて実践できる人になれればと思います。
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松下幸之助が事業の中で得た商売の心得を書いている。「世間は正しい」など時代を超えて通ずる本質もあるが、一方で時代もかなり変わったなと感じることも多い。
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実際に商売をしていなければ、言葉が体に入ってこない。
逆を言えば、実際に商売をしていれば、一言一言の重みがすごいと思う。
偉大な方の考え方をお手頃な値段で入手できる本作品は、みなが手にすべきだろう。