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読書録「にこは神様に〇〇される?」2
著者 荒川工
出版 小学館
P32より引用
“神に意見する女子中学生、栗下にこ。しゃべり場でも見かけな
い、ずいぶん尖った真剣十代である。”
苦労が絶えない中学生が主人公の、どたばたとした非日常的日
常を描いた一冊。
七年前に失踪した父の部屋を掃除していた主人公栗下にこ、そ
こで見つけた指輪によって…。
上記の引用は、とある出来事の後の一文。
しゃべり場ですか、随分懐かしい話です。真剣に生きようとして
いるのならば、テレビに出て議論している時間が学生にあるのだ
ろうか?と疑問に思いながら見ていたように記憶しています。
私がイマイチな学生だったため、十代の間は自分のことを考える
ことで精一杯で、人と議論をするほどの余裕が無かっただけだっ
たから、このように思ってしまっただけだとは思いますが。
結局今でもイマイチなままです、とほほ。
カラーイラストでの人物紹介のところで、主人公の妹の年齢設
定が間違って書かれているのは、初版第一刷ならではの誤植でし
ょう。ひょっとすると貴重だったかもしれませんが、またえらく
目立つところで間違えたものだなと思いました。
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