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ケイトリンは二年間働いてきたホテルを辞めようとしていた。オーナー、ラザロへのかなわぬ思いを断ち切るためだ。二年前、実習生だった彼女はほんの束の間ラザロと言葉を交わし、家まで送ってもらった。それだけの、キスさえなく別れた夜。ケイトリンは彼の隠された優しさを知り、恋に落ちた。今、目の前にいる彼は私のことなど忘れてしまったようだけど。ところがラザロは、二人の出会いの夜を鮮明に覚えていた。過去の記憶をたどるように、頬に残る傷跡に手を触れる。そう、あれは、あのいまわしい事件が起こる直前の週末だった……。ラザロは不意に彼女を引きとめたくなり、秘書のポストを提示した。
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ギリシア彫刻のような美貌を持つ、高級ホテルグループのオーナー・ラザロ。一方、ケイトリンは世間知らずの実習生。初めて出会ったふたりは、キスさえせずに、他愛のない会話をして別れた。ところが2年後、ケイトリンとラザロは雇い主と従業員として再会する。ラザロはホテルを辞めようとするケイトリンを、半ば強引に自分の秘書としてホテルに留まらせた。彼女が、弟の死を招いた事件に深くかかわっていたとも知らず…。(2009/06)
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長年慕ってきた手の届かないボスの側で働けることへの純粋な喜び。しかし、彼は弟を亡くす原因となった女と従姉妹である彼女を疑いはじめ…
裏に秘められた愛憎が複雑な鬼展開で、読み応えのあるロマだった。
キレのいい秘書とボスの掛け合いは小気味よく、高圧的なボスの要求に懸命に応えようとする健気なケイトリンに好感。
ハーレ好きなら、おすすめ。
あらすじなど下記
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4765.html