紙の本
明野照葉氏による「女の心理と狂気」で描いた現代サスペンスの傑作です!
2020/10/08 09:30
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『輪廻』、『憑流』、『棲家』、『赤道』、『女神』などの話題作を次々に発表されている明野照葉氏の作品です。同書は、若き会社社長の麻生陶子を主人公に展開される物語です。彼女は、誰もが憧れる存在なのですが、その美貌とは裏腹に、「完璧な人生」を手に入れるためには、恋も仕事も計算し尽くす女だったのです。そんな陶子には、彼女を崇拝し奴隷の如く仕える妹の久恵がいました。しかし、ある日から、二人の関係が狂い始め、驚愕の真実が明らかになっていきます。一体、どのような真実なのでしょうか?明野照葉氏による「女の心理と狂気」で描いた現代サスペンスの傑作です!
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これは読み進めていく程に怖い本ですね。まさかこういう結末に行き着くとは、思いもしませんでした。陶子の心情も、久恵の心情も、どちらも分かるんですよ。分かるだけに、現実的に感じられて恐ろしい。
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完璧な美貌とビジネスの才能を持つ女社長と彼女の妹として同居しながらタレントの付き人のごとく尽くす女。二人は高校からの同級生で現実から逃げることで関係が成立している。女社長は詐欺スレスレの仕事と愛人稼業をし、妹役の女は老人を騙す。
最後は女二人の執念深い騙し合いになる。
初期設定に期待したんだけど、イマイチだった。
有吉佐和子の「悪女について」みたいにもっとドロドロしたらよかったと思いました。
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自分的には好きな本♪
途中で気になったので朝、布団の中で一気に読んじゃいました♪
結構面白いよ♪
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怖い怖い…。正反対に見えるふたりの女性の物語、感情の表現方法は違うけど実は似たもの同士?文章で語られない、裏で起こっている出来事が色々ありサスペンス感たっぷり。
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若き会社社長の麻生陶子は、
誰もが憧れる存在。
だが、その美貌とは裏腹に、「完璧な人生」を手に入れるためには、恋も仕事も計算し尽くす女だ。
そんな陶子には、彼女を崇拝し奴隷の如く仕える妹の久恵がいた。
しかし、ある日から、二人の関係が狂い始める。
飽きずにどんどん読めちゃう。
恐怖とかより憎悪とか嫉妬とか人間の(女の)汚い部分が強い女の武器!として書かれていたので
あまり厭らしい感じではなくちょっとかっこよぃとさえ思っちゃう主人公でした。
しかし女はこわいw
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デキる姉とダメな妹。二人の関係がやがてある出来事をきっかけに崩壊していく……。女は怖い、素直にそう思わされるサスペンス小説。
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『女の人』をよくわかってるな〜って感じ。
みんなあそこまではいかなくても、だれもが持っている感情だと思う。
いい人になってみたり、悪女になったり、恨んだり、妬んだり、
悲劇のヒロインになったり、喜んだり、悲しんだり。
女の人って、それが激しいのかも・・・
こわ〜い。
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2年以上前の作品ですがちょっと話題になっている様です。7月25日放送の王様のブランチの文庫ランキングにも入っていました。大型店では売れている様です。
http://www.tbs.co.jp/brunch/book/index-j.html#top
⇒なんか各方面で評価高いですね。
いま売れてきた理由はなんでしょうかね
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書店に思いっきり平積みされてて衝動買い。
女性のしたたかさや愚かさを恐ろしく描いた作品。
前半はそういった描写ひとつひとつに感動。だんだんミステリー色が激しくなりやがて…。
設定はフィクション色はあるもののリアル。プロットはよくねられていると思うし、とっても読み易い。
狂いに狂った後半の展開の好き嫌いは別れるだろうけれど、全体として良作だったと思います。
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全て計算のもと完璧を振舞って生きる陶子と、まるで奴隷のように陶子に尽くす妹の久恵。
次第に二人の関係は変化していき…。
勝ち組になるため生きる女の話。
書店で「女は怖いと震撼した」というポップがついていたのですが、過剰に期待しすぎたか。
取り立てて衝撃を受けることもなく、淡々と読み進めました。
文章は癖がなくて読みやすいです。
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誰もがうらやむ美しくて若き女社長。彼女には家で家事をするだけの地味でさえない妹がいた。
そんな二人の関係がだんだん崩れていき・・・
まぁあれだね〜〜女同士の醜い争いってやつですか。
イマイチ性格付けに「?」と思うところもあったけど、まぁ軽く読めるんじゃないかな。
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若き会社社長の麻生陶子は、誰もが憧れる存在。だが、その美貌とは裏腹に、「完璧な人生」を手に入れるためには、恋も仕事も計算し尽くす女だ。そんな陶子には、彼女を崇拝し奴隷の如く仕える妹の久恵がいた。しかし、ある日から、二人の関係が狂い始め、驚愕の真実が明らかになっていく…。『女神』の著者が「女の心理と狂気」で描く現代サスペンスの傑作
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いただきもの。まず、主役の姉がなんの仕事してるか出てくるのが遅い。
意味のない引っ張りで萎え、登場人物の関係性がわからず、
しかもそれは別に必要な引っ張りでないのにさらに萎え。
つまり文章がへたなんだなと気づいてから、突然ご都合主義に
あらわれる新しいキャラに萎え、特にきっかけもないまま
どんどんキャラの変わる妹に萎え…
思いつくまま組み立てもなくただ書き散らしました、という印象。
女の業だか怖さだかを描きたい作家なのか知らんが、リアリティがない。
それでもまあ最後はオチがあったかな、と読んでいたら、
ほんっとに最後いらない、バレバレのおまけエピソード。
なにを書きたかったんだ。
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美しく、才能のある女社長と陰気で心の弱い女の物語。
以前男で苦い経験をした二人。
一人は自分がもっと輝きたいと願い努力し、手に入れる。
一人は自分の殻に引きこもり誰かにすがらなければ生きていけない。
前半はそんな対照的な2人を軸に物語が進んでいく。
魅力的な女社長が印象的で読んでいて少し憧れてしまった。
後半は心の闇が2人を襲うのだが、、
なんというか中途半端すぎる。
やはりこういった展開にもっていくなら常軌を逸しないとおもしろくない。