サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

hontoレビュー

ジュリエット みんなのレビュー

  • ブラウザ
  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac
一般書 日本ホラー小説大賞 受賞作品

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー10件

みんなの評価3.5

評価内訳

10 件中 1 件~ 10 件を表示

紙の本

この小説に関しては、単行本よりはこのホラー文庫版のデザインが圧倒的にいい。とくに、この中心のうねるような水、やっぱ、こわいっしょ

2004/02/02 20:50

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

なぜか、お化けとか怪物は夏が似合う。暑い最中、汗だらだらでフウフウ言っている時、肌を出しているそんなときに、きゃー!が一番。これが、寒くて仕方が無い、厚木で着膨れしている冬にというのでは、なんだかピンとこない。うーむ、今の季節に紹介すべきではないな、やっぱり。で、ホラーといえば、舞台は熱帯でしょ。思い切って、アフリカあたりになれば結構、くる。で、国内で言えば九州か沖縄。これはあくまで状況設定にいい、というだけで他意はないので、地方の人、ヨロシク。

ま、それが四国だって大阪だって東京だっていいんだけどね。で、この小説、舞台は「ムーンビーチ」とあるので沖縄だろうか、しかし話が展開するゴルフ場を取り巻く熱帯の描写は、絶海の孤島というのが正しい。洋一とルナの兄妹は父の健一が就職する前の数日を、親子三人で職場のある島の海辺で遊んで過ごしていた。シュノーケリングで洋一が見つけた水字貝が海底に描く亡き母の顔。息子にせがまれて、やっと獲った水字貝。貝殻の身の抜き方を教える島の老人。彼が言い残した謎の言葉。

健一が任される建設途上で放棄されたクラブハウスの管理。会社の工藤に紹介された仕事の仲間、窪木と息子のフミオ。ゴルフ場に突然発生した赤いヒル。建物を覆い尽くす白い木の根。死んだはずの息子の愛犬や、友人、そして亡き妻 美佐子たちが彷徨う熱帯の夜。健一の人生を破壊した神戸の震災。

不勉強なせいで意味はよくわからないけれど、タイトルの『ジュリエット』というのは、効いている。久生十蘭の『ハムレット』を思い出す。それにしても、この作品の解き明かされることの無い暗さは、ホラー大賞にふさわしい。特に、全体に漂う気だるいような瘴気というのは、なかなかのものだ。これで健一の狂気がもっと描かれれば最高だろう。作品の長さは、ホラーに関しては、このくらいがいい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

ちょっと不思議で不可解な小説

2009/03/16 17:13

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:野棘かな - この投稿者のレビュー一覧を見る

読み始めてすぐ、一回目の休み
なんかどこかで読んだようなシチュエーション。
また読み始めて、2回目の休み
こういう展開なのか。
また読み始めようとすると、隣に座っていた知人の女性が
「何読んでるの?ロミオとジュリエット?」と聞く。
「違う違う、ほかのジュリエット、ホラーなの」というと
「キャー、私ホラーは嫌いなの、怖いから」とのたまう。
別に聞いてないから・・・ふうぅ。だるくなって、3回目の休み
次に、読み始めようとすると、しおりが先に進んでいた??
でもそこから読み始めても通じたので読み、4回目の休み。
しかし、それから2ヶ月後、また読み始めると
ちょっと興味がわき、残りを一気に読んだ。

読後の感想は、文章もうまいし、よくできてる話だと思った。
やっぱり大賞をとるだけあって、しっかり書き込まれている。

じゃあ、なんで一気に読まないのといわれると
登場人物に魅力がなかったとしか言いようがない。

会話のシーンなどは、言葉にこだわって表現しているし、心理や情景の描写はうまいと思う。
だが、登場人物に魅力を感じないという点で考えると人物描写がたりないのだろうか。
それとも、人にはあまりこだわらなくて、言葉や描写にこだわっているのか。

この小説自体、心の揺れはあるけれど、大きな振れ幅の事件などはなく、びっくりする怪奇もない。
しかし、そんなことを補うだけの筆力があり、しみじみ心打つ読後感があった。

心理情景描写が心に残るちょっと不思議で不可解な小説だと思った。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2006/12/09 21:34

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2004/08/29 17:20

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/01/11 19:02

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/09/16 15:15

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/04/02 13:06

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2016/02/25 12:35

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2020/09/15 12:26

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2023/03/20 13:40

投稿元:ブクログ

レビューを見る

10 件中 1 件~ 10 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。