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紙の本
今日にも通じる処世の智恵と思う。
2004/10/31 22:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:由良 博英 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人づき合いをテーマとした新刊は、今日も多く出版されている。しかし、いかに自分が傷つかずにすませられるか、あるいは利益を自分に呼び寄せるかを小賢しく説いたものが目立つ。河盛氏のこの著は、往年の文人の逸話などを織り交ぜ、深い洞察を示す人間通の好エセーであり、文章にも慈愛が感じられる。昭和33年初版の本だけに、当時と現在の世相の部分に違和感を覚える点はあるが、底にあるものは今日にも通じる処世の智恵と思う。
紙の本
その人をみよ
2001/05/19 01:12
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投稿者:二階堂 - この投稿者のレビュー一覧を見る
家柄とか門地に拘るのは落ちぶれた貴族か成り上がり者であろう。すべての人間は遡れば何処の馬の骨か判らないのが普通である。しかし現実には人物評などで毛並みの良し悪しが問題にされる。額縁ぬきでゆくべきだ。
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