紙の本
偽りの世界
2022/09/02 05:13
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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
どうも著者が殺す予定のキャラに愛着がわいてしまい延命処置をしてしまうことが多い。人気投票などにも左右されるものらしい。そういう展開の仕方はいかがなものだろう。
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中原の華パロを征服したモンゴールは、絶えず悪夢に脅かされていた。大公の娘アムネリスがパロの王位継承者アルド・ナリスとの婚礼を間近にひかえたそのときに、ミアイル公子が暗殺されたのだ。そしてクリスタルの都で行われつつある婚礼にも、陰謀の影が忍びよる……。一方ついに反モンゴールをかかげてアルゴス軍が動きだし、全中原をゆるがす戦乱の渦は、まさにその姿を現わしつつあった。第2部陰謀篇ここに完結!
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迫るアルド・ナリスとアムネリスの婚礼。ヴァレリウス、リーナス伯爵の陰謀。暗示をかけられるアストリアス。カースロンの愛人として彼を操るルナンの娘リギア。婚礼当日、ナリスを王として称えるクリスタルの市民達。結婚式に侵入しナリスに切りつけるアストリアス。ナリスの死に衝撃を受けるアムネリス。ナリスの図る陰謀。
1997年4月29日再読
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「青い血の掟」は、血縁の家からなら外国でもよく、アルゴスをはじめ、沿海州諸国やケイロニアからも嫁取りOKらしい。掟ってほど厳しくないような。
血縁でないモンゴールからは不可で、そうするとそれを娶ったほうも王位後継者の資格を失うというので、ましてモンゴール公女たるアムネリスが婚姻によってパロ王家になんらの権利を有することにもならないのに、おかしな政略結婚だ。アムネリスかわいそすぎ。
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思ったよりアムネリスに優しい結婚式でした。(鬼)ナリス様は流石に狡猾です。今後の暗躍が楽しみです。早くグインたち合流して。
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ついにクリスタル公アルド・ナリスとモンゴール公女アムネリスの婚礼が行われる。
モンゴール側はナリスの暗殺を企て、ヴァレリウスはアストリアスに仮死性のティオベの毒を塗ったナイフを渡し、ナリスの疑似暗殺を演じる。ナリス自身も何やら思惑があるらしい。
そして迎える婚礼の日。結婚の誓約書に署名する直前、アストリアスが躍り出て、ナリスを刺す。そのナイフに塗られていたのは致死性のダルブラの毒だった。ナリスは死に、アストリアスのナイフは謎の女魔道士が持ち去ったのだった……。
それにしても。あとがきを読んで改めてグイン・サーガの凄さを思う。「受験したり、結婚したり、就職したり」。読み始めたのは高校生の頃なので、まさにその全てを経験してるわけで。さらに作者が亡くなり、それでもまた最初から読み返してたり。なんとも凄いです。
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アムネリスへの恋から、モンゴールの部隊を抜け出したアストリアスは、アルド・ナリスの配下のヴァレリウスに操られ、アルド・ナリスとアムネリスの婚礼の儀式に襲撃をかけることになります。そこには、ナリスを亡き者にしようとするモンゴール大公の企てを防ぎ、アムネリスの前から姿をくらまそうとするナリスの深謀遠慮がありました。
アストリアスは婚礼の最中に毒を塗った剣を振りかざしてナリスに襲いかかり、殺害します。しかし、彼が殺したのはナリスの替え玉でした。こうして、死んだことになったナリスはまんまとクリスタル公国を抜け出て、新たな戦いに向けての準備を開始します。
第2部「陰謀編」の最終巻です。ナリスのその後の動きも楽しみです。
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ついにアルド・ナリスとアムネリスの婚礼の朝を迎えます。サリアの前で応援の愛を誓うかと見えたその時、想像もつかない恐ろしい事件が起こります。
悲しみにくれるアムネリス。弟ミハイルの訃報を聞いても流す涙さえもうありません。ところが死んだはずの人が実は…。そんなことは知るよしもないアムネリスは泣く泣くトーラスへむかいます。
何という卑劣、何という企み、目的のためにはどこまでも手段を選ばないナリス。
きっと刀を入れ替えたのも、アストリアスを逃したのもナリスに違いないと思うんですがなぁ。
前夜
サリアの日
死の婚礼
喪服の花嫁
著者:栗本薫(1953-2009、葛飾区、作家)
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再読。
初読当時はアムネリスが嫌いだったので、ナリス様との婚礼のこの巻は好きではありませんでした。今は何も知らないアムネリスが哀れに思います。そりゃあ、手練手管にたけたナリス様相手では避けられない運命だったのかもしれませんが。
そういえば、ヴァレリウスの思惑とは違う別の働きかけ、ダルブラの毒の謎はその後の巻で明らかにされているのでしょうか。私が読んだ巻まではその謎は置き去りのままでしたけれど、再読した今、気になりますねぇ。
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ナリス様の陰険で素敵な策略が冴え渡り始まる巻です。よく婚礼の光景だけでこれだけ引っ張れるなと感心した覚えがあります。