紙の本
女子高生にコスプレするティラナ
2011/03/28 21:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
富裕層の師弟が通う高校の女子生徒ノルネ・ノーバムが、路上で全裸死体として発見される。しかし、その父親のモダ・ノーバムは警察上層部に圧力をかけ、事実が外部に洩れないよう手配する。彼はセマーニ人の運動家であり、直近の選挙に悪影響を及ぼす風聞を起こさせたくないのだ。
サンテレサ市警特別風紀班はこっそりと真相を究明するため、ファルバーニ王国騎士のテイラナ・エクセデリカを女子高生に変装させ、ノルネが通っていた高校に潜入捜査をさせる。ティラナが高校生活に親しむ間、相棒のケイ・マトバ刑事はモダ・ノーバムに面会し、その真意を探る。
16歳の女子高生が麻薬使用と乱交の結果、全裸死体として発見されるという痛ましい事態があるにも拘らず、その父親は積極的な捜査を望んでおらず、調べても被害者のノルネの本当の姿が見えてこない。普段は真面目な生徒の乱心なのか、あるいは元々麻薬に関わるような少女だったのか、それがよくわからない。
ケイとティラナはサンテレサ市の麻薬売人のルートから事件を探っていくのだが、その捜査線上で意外な人物が浮かび上がってくる。そしてやがて明らかになる事件の真相と結末は…。
警官として曲がりなりにも機能し始めたティラナへの大きな試練。それは、自分が親しくなった人物が事件に関わっているかも知れないということ。そんな事態に冷静に対応することが出来るのか?
そしてこの事件でティラナが抱く苦悩は、ケイの古い記憶も刺激し、二人の関係はまた少し近づいていくようにも見える。
かなり暗い事件であるし、2巻までとは違って派手な銃撃戦があるわけではないのだが、普通に見える人の裏の面を描きつつ、相棒の二人の関係を深めていくという展開の妙がある。
投稿元:
レビューを見る
軽快なテンポで事件の核心へと進んでいく本シリーズは、まさにアメリカの刑事ドラマを見ているようだ。今回、潜入捜査のため、アクションは控えめだが、その分、グッとくるドラマが待っている。
マトバとティラナの関係もますます強くなって、今後の展開が楽しみだ。
投稿元:
レビューを見る
今回もアメリカものの1時間ドラマを見ているかのようなノリは健在。
ただ、今回は派手なアクションシーンは少な目。
あとがきを含めて本当に楽しめる作品であり、次回作以降も大いに楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
せーらー服だー。
しかし、バットケースにロングソードって入るものなのか?という実にアレげな疑問のほうが先にたってしまった。
わりとへビィな話で、まあいちゃいちゃする主人公カップルとか出会いがしらにぶつかって転倒してパンチラとかえらくオーソドックスな展開をしていながらこの展開だからなぁ。
容赦なし。
投稿元:
レビューを見る
ファンタジー刑事ラノベの第三巻。
今回はファンタジー要素抑えめ、ドラッグ犯罪にまつわるお話が一本。
アクション分少なめ、ティラナはじめての潜入捜査、そんな感じ。
いつも通りデカデカした内容でとても楽しめました。
ケイとティラナの距離感が素敵ですよね。
投稿元:
レビューを見る
やっと3巻出たー!
届いたの1日遅れだけど。
まあいいか。
アクション少なめですが、バイスなら本来こういうスタイルの捜査でいいのかな。
今回はプライベートはちょこっとでしたが、二人の関係も安定してる感じでいいですね。
心情的には色々動いてるようだけど。
次回は2巻と同じ2話構成予定のようですが、いつ出るのか…。
お待ちしてんます。
投稿元:
レビューを見る
うーん、何とも後味の悪い事件だったなぁ・・・。
まぁ基本刑事ドラマ仕立てなのである程度は仕方ないわけですが。
今回はアクション控え目の潜入調査。
とりあえずティラナが「術」使った後のあの反応は反則です(笑)。
投稿元:
レビューを見る
中年のおじさんが主人公格の一人という、珍しいライトノベル。ただ内容はそれなりにしっかりしているので面白いと思います。
今回の話しも主人公の女の子の成長を題材としていてありきたりだけど、面白いと思いました。
投稿元:
レビューを見る
異世界とのゲートが繋がってしまった島で、異文化の摩擦に露骨にさらされる警察官を描いたバディもの。今回から完全な書き下ろしになった3巻目。
さて今回の相手は高校生相手の麻薬密売。ティラナは高校生に化けて潜入捜査を試みる。
前巻までは、大人美人のティラナからの焼き直しでこのようなシュチュエーションはなかったはずだが、これからが本領発揮というところかもしれない。
なのだが、全体の筋立てとしては納得行かないところも多かった。
お父さんの術は効かないこともあるはずで、あの局面でやるのは、自暴自棄の理由がほしいところ。
まあ、いずれ捜査の手は伸びそうであるが、
屈折しながらも娘を愛していた父親が、娘の死によってヤケになった挙句に自らの身を破滅させたという理由が一番納得が行くところではあるような気がするのだが、あまりそのあたりは語られず、犯罪者がとった有効な一手として処理されていたのがちょっと納得行かないところでした。
投稿元:
レビューを見る
前巻と打って変わって重たく後味の悪い事件の話だけど、文句なく面白しかった。
マトバとティラナの関係にも若干変化の兆しが・・・?
投稿元:
レビューを見る
http://tukiyogarasu.blog80.fc2.com/blog-entry-240.html
投稿元:
レビューを見る
仮面ライダーフォーゼで日本でも市民権を得そうなアメリカにおけるスクールカースト、ジョッグとナードの対立構造をメインとした物語。
こういう何をテーマに出してくるかわからない自由さがあるガガガ文庫は良いですね。
投稿元:
レビューを見る
おもーい話だけど、所々笑いのポイントをいれていて読みやすかった。
さすがと言った感じ。
2Pカラーのところは笑った。
投稿元:
レビューを見る
ドラグネットミラージュのリメイク版だった2巻までと違い、完全新作の第3巻。
ティラナの童顔が最大限に発揮されます。
ティラナに潜入捜査の仕事が回ってきた。潜入先は高校で、教師としての潜入、だったはずが…
キャミーとジェミー、ノリノリ過ぎだw
非常に後味の悪い事件でしたが、その辛さを共有した分ケイとティラナの距離は縮まったように思います。
投稿元:
レビューを見る
ティラナ,高校生になる.
16歳少女が犯され殺され捨てられている死体が見つかった.
どうやら麻薬の中毒死のようだ.
というわけでティラナが潜入捜査官として高校に転入.
ハイスクールライフを送るわけですね.
なかなか面白かったよ.
お約束感は半端ないけど
その予定調和で裏切らない感じも良い.
やっぱこれは文章力かなぁ….