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izaでのブログも魅力的な産経新聞の記者、阿比留さんの著書。
相変わらずに共感できる点が多く手に取ったのですが、、何故か積読状態でした。
3.11迄の民主党政権の迷走ぶりが、非常によくわかる一冊となっています。
その東日本大震災からちょうど一年経った日に読み始めたのもまた、何かの縁でしょうか。
- 日本の政治は、民主党政権という名の混迷を経験することでしか前に進めなかった
日本を"壊す"存在が、日教組、自治労、特定外国人というのを、あらためて認識できました。
ん、安倍さんが首相で麻生さんが外相だった時代が復活することを祈りつつ、なんて。
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The author's view on Democratic Party of Japan is quite the same with ours(=Mariko and me).
Ozawa is just concerned with gaining power, not with politics itself. He has no consistent philosophy in politics.
Hatoyama is just stupid.
Kan is cunning and fond os grandstand play.
DPJ is an unnatural and immature party, needless to say. It is composed of ex-Tanaka Faction, the most money-powered group, and ex-Socialist Party of Japan, the notorious irresponsible group which is second to none when it comes to criticizing. In a sense, they are both the worst parts of rightist and leftist.
Kan, Sengoku and Koshiishi had been protesting against status quo when they were opposition party. They were eager to follow China and abnormally tolerant to China, North and South Korea. I think they were able to do so irresponsibly in relief and peace because they were not in power then. I suppose that they didn't want to conform with China at heart.
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結局は政権をとることが目的で、日本の将来をどうしようというビジョンは何一つないのが 今の政治。しかし、民主党に投票した人たちがいたからこうなったのも事実。投票した人たちは どう考えているのだろうか?選んだ責任だってあるだろう。
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民主党に政権交代してから2年が過ぎようとしていますが、多くの人に歓迎されて鳴り物入りで導入された「高速道路1000円制度」もつい最近に終了してしまい、残るは「減額された子ども手当」くらいになったような気がします。
一方、昨年は鳩山氏時代に米軍基地移設について問題を起こしたように、震災後も政府の対応の稚拙さが目についている気がします。阪神大震災後の村山政権が辞めるにやめられず長引いたように、今の管政権もそうなのでしょうか。
この本は、政権交代についてそれが実現される前から警鐘を鳴らしてきたと筆者(阿比留氏)が述べてきたものについて記されています。批判はするのは簡単で実行するのは数倍難しいとは思いますが、私たちの子供が幸せに暮らせるような日本とは何かを考えて政策を実行してほしいと思いました。
特に、民主党政権は、旧自由党田中派と、旧社会党が合体した「55年体制の完成形」である(p156)は納得させられました。
以下は気になったポイントです。
・政党助成金は、解散時に残高がある場合には国に返還しなければならない、とあるが自由党が解散した日には政党助成金もあわせて13億円以上の金を他団体(小沢氏の関係政治団体)に寄付した(p22)
・政権に社会党系の政治家が深くかかわるとどうなるかが参考になるのが、1994年に発足した村山政権である、わずか1年半で日教組が提唱してきた「ゆとり教育」が強化され、学習量が3割減となった(p39)
・民主党はもともと自前の事務職員を持たなかったので、社民党からきた多くの旧社会党の最左派(社会主義協会派)のスタッフが来た(p42)
・マニフェストに明記していなくても政策集にあるような、「外国人参政権」「夫婦別姓」について、閣僚や民主党幹部が実現を目指す発言を繰り返している(p52)
・日中関係では、歴史カードを持ち出すたびに譲歩を繰り返してきたので、小泉首相が在任中に6度の靖国参拝を実行することで、それは通用しないことを示してきた(p70)
・昭和20年8月から翌年3月までに、帰国希望の朝鮮人に対して政府の配船により、約90万人、個人的引揚げで約50万人が帰国、昭和21年3月には再度調査をして、希望者50万人を確認したが、実際に帰国したのは8万人(p79)
・日韓基本条約締結時の8億ドル資金供与は、当時の国家予算の6分の1程度であり、日本にとっては大きな負担であった(p174)
・民主党政権が初めて最初から編成した平成23年度予算案は、子ども手当等を中途半端に実現するために財務省が埋蔵金で帳尻をあわせた、一般会計が92兆円で3年連続で過去最大(p208)
・参議院で問責決議を受けて管首相に更迭された仙石前官房長官が、その更迭した本人によって被災者支援担当官房副長官に起用された(p216)
・自民党は小泉氏が登場して、旧来の農村型の固定支持層に上積みして無党派の支持を取り込むことに成功していなければもっと早く衰退していた(p217)
・安倍政権が間違ったの��、2005年の郵政選挙で小泉氏の方針に逆らった造反組を復党させたこと(p219)
2011/7/2作成
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民主党もずいぶん舐められたものだ、という思いと共に、そもそもあの党自体が、舐められるような自民党的な古い政治体質・意識をかなり残存させている形成途上の過渡期の党なのだ、ということを改めて思い返したのがまずもっての読後感です。
民主党に義理も恩もなく、好みの政治家も知り合いもいませんが、やれ愚かだとか、ほら未熟だとか、管直人総理にリーダーシップがないなどと、マスコミはじめ被災地の人からの罵詈雑言だとか、言うに事欠いて民主党内部でもかまびすしく≪民主党たたき≫が繰り広げられている昨今、産経新聞社あるいは右翼反動の中でも、最優秀の極みの論客である阿比留瑠比からも、本書のようにけちょんけちょんに言われては、もうどうしようもないと、一瞬思ってしまいそうです。
ただ、今回の論難、彼を筆頭とするマスコミを含めた論点からは、言わずもがなで片腹痛いことこの上なくもありますが、今さらながらそのような、いわゆる従来の政治認識からは、いっさい何も見えて来ることはないと思い知らなければならないということです。
内部対立・派閥抗争などという従来の政治観あるいはマスコミ的な視点からでは、とうてい解明・理解できないものをもつのが民主党で、まだ古い殻を脱ぎ捨てることができないうちに、50年以上かけて腐りきってきた自民党を完全に葬り去ることに、国民の大半がようやく決意した結果、政権を任された新しい政党であり、身体から汚れた膿を出すようにして行われているのが反小沢一郎への動きです。
民主党ではもう駄目だからといって、再びもう一度自民党へ戻るなどということが、よもや金輪際二度とあってはいけないと思います。
原発・核・沖縄・安保=対米従属・官僚政治などなど、今、目の前で問題になっているすべてのことは、日本をめちゃめちゃにしてきた長期腐敗政権=自民党政治の結果だったわけで、誰が好んでもう一度腐った根性の奴らに政治を委ねるものですか。
もしこの時期にまだ自民党政権が続いていたなら、きっとおそらく彼らは、他のエネルギーで充分電力がまかなえることをひた隠しにして、あたかも原子力発電所しか駄目なんだといって嘘をつきだまして、日本全土に時限爆弾を抱くように54基も原発を作らせ利権をあさったように、仮設住宅建設・災害給付金・助成金などにも目をつけて、利権あさりに奔走しただろうことは想像に難くありません。
ここで再確認しておかなければならないことは、この国に生きる者として、たとえばもしかしたら雑民党でも女性党でも主義主張はどうでもいいのであって、要はだれが私たちの代わりになって住みよい暮らしよい環境に導いてくれるのか、の一点につきるということです。
いってみれば政治家とは代行サービス職のようなもので、依頼主のためにいかにスピーディに廉価で親切に気持ち良く仕事ができるかだけが眼目で、そのための報酬はその苦労を考えれば多少上乗せは必要でしょうが、ひとり1億円は多すぎるというか、それでは詐欺か泥棒です。
自民党をはじめとするお偉い先生方は、その1億円では満足できず、まだその上に利権で賄賂で献金で、さらに���え太ろうとなさる。そんな政治家どもは、私たちの代弁者でもなんでもなくただのゴロツキです。
はてさて、いまだ未成熟な民主党か、熟練したゴロツキか、いったい私たちはどちらを選ぶべきでしょうか。
45歳の著者の阿比留瑠比(あびるるい)は、ヒルのような老練な手さばきで、颯爽と快刀乱麻で自らの首も断ってしまいそうな勢いです。(以下、目次です)
第1章●大いなる不安
見えていた力量不足 被害妄想を口にする幹部たち 小沢式「ディスクロージャー」「日教組とカネ」問題 「次の内閣」の正体
第2章●隠された本質
本物の左翼 スタッフは旧社会党から 隠された争点
第3章●舞い上がり、甘え、驕り 幼すぎる政権 「兄は脱税している」 外交音痴 外国人参政権再び
第4章●宇宇宙人の非常識外交
小沢一郎と田中角栄の違い 夢見る鳩山首相 非常識と迷走 「非武装中立の社会主義政権です」 天皇陛下までも利用
第5章●小沢とカネ問題
藤井 財務相の辞任 小沢は「ぶれない政治家」ではない 本当に秘書のためなのか 日教組の闇
第6章●ルーピーの退陣
普天間問題解決せず 本質的な間違い 石原都知事の怒り オール無責任政権退陣 そして菅政権に 菅直人の軽さ
第7章●究極の55年体制、完成す 田中派プラス社会党 「沖縄は独立したほうがいい」 産経新聞指名されず 仙石長官の背後にあるもの 靖国神社の異様
第8章●軽蔑される首相
国民を絶望させた尖閣問題 思考停止の政府 sengoku38の叛乱 「暴力装置」発言の波紋
黄昏の菅内閣 臆病、うそつき、無責任
終章●焦土にて
すべてに疎い首相 もてない男 「悪魔の選択」の意義とは
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そうっだたのか・・・シリーズと同様、とても疲れる内容です。ただしっかり知っておかなければならない事ですね、そしてまた違った立場からの意見も聴いてみたいです。
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震災後の政府の無能無策ぶりこそ、「悪夢」そのもの。震災後の言及はほぼなし
http://www.amazon.co.jp/review/RW843VQ8ERDVO/ref=cm_cr_rdp_perm
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産経新聞記者による民主党めった斬りの本。帯には「愚かすぎる政権の酷すぎる内幕」とあって、菅内閣の原発事故対応に頭に来ていて妙に共感して買ってしまいました。
「民主党政権は政治を堕落させ、国家を壊滅の危機に陥れてしまった。」って、自民党御用新聞の産経新聞に言われたくないよね。自民党長期政権が政治を堕落させたから政権交代があったんだし、原発を無定見に作ってやりたい放題旨い汁を吸ってきたのは自民党議員なんだから。
ただ、今の菅政権の酷さを再確認するには良い反面教師(教本?)となるし、民主党政権の「能力不足」(「政治主導」でありながら有能な官僚と有機的に連携して効果的に政策を行っていく能力がまだまだないこと)も著者の言われるとおりなんだろうと思う。
そうはいいつつ、浜岡原発を停め得たのは「民主党」政権だったからだと思うし、この「混沌」の中から様々な情報ツールを通じて私たちの「政治」への関心がいつになく高まっていることは決して悪い事じゃないなって思う。自民党・河野太郎さんのツイッターなんて、菅政権の「酷さ」がなかったら決して読むことなかったって思うし、社民党・福島瑞穂さんのツイッターも読み始めた。菅直人にはとっとと辞めて欲しいけど、会社の上司も国のトップもそういうヤツに限って「居座る」んだよね。それに「じゃあ誰になって欲しい」って尋ねられた時にちゃんと名前を言える民主党の政治家が自分の中にないのも僕自身「無責任」だなって感じている。もっと私自身が国会議員一人一人のやっていること、発言、その考え方や実行力をキチンと見ていくことが大切だよなぁ~と思う。
books213
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読み進むにつれてほんと民主党政権の無能っぷりに情けなくなる本。
偏った報道も、政治に無関心な国民も、自分のことしか考えない政治家も、みんなに責任があると思う。
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民主党政権時代は油断ならなくて、気が休まらなかったです。
▼日本を壊そうと企んでいる政党に安易な気持ちで政権を任せてしまった私たち有権者にも責任はあります。
▼「政治なんて誰がやっても一緒」なんて思ってたけど、全然そうではなかったです。やはり日本の国益のために働いてくれる人に託さないと、選ぶ人を間違えると、国は大変なことになるということを痛感しました。
▼その悪夢の3年間を持ち堪えた日本って、すごい国だな。
▼ただ、あまりにも民主党がいい加減で危険でメチャクチャだったので、さすがに政治に無関心だった私も国会の動画などを見るようになり、少しずつ政治に興味を持つようになり・・・。今まで政治に見向きもしない私がすごい変わりようです。その点ではそう思わせてくれた民主党に感謝しています。
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民主党政権が悪夢なら、自民党政権は地獄だとか言ってる人、これ読め。
これ読んでなお、そう思う人とは仲良くなれない。
リアルでこの時代に生きていたが、政治に興味がなかったせいか、ここまで酷かったとは思っていなかった。確かにエピソードの一つ一つは報道されていたかもしれないけども、なんつか、マスコミって害悪でしかないね。