執務室の秘密 みんなのレビュー

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投稿者：やまだち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

検事の仕事場、執務室を舞台にしたオトナの恋です。

ネタバレがあります。

刑事部の検事・小此木　毅（29歳ノンケ）
↓↑
刑事部の検事・岩崎歩己（29歳ゲ◯・受け）
↑
公判部の検事・御森涼介（34歳ゲ◯・攻め）

受け視点。

東京地検の検事・歩己は、司法修習生の時に出会った小此木と交際中。ノンケで真面目な小此木から、自分が弁護士に転職したらちゃんと付き合おうと言われ、食事をしてキス止まりの関係でも満たされていました。ところがある日、先輩検事の御森と食事をしてアルコールを飲み過ぎた歩己。気付くと御森のベッドに押し倒されていて・・・

プラトニックとはいえカップルの仲に攻めが間男として割り込み受けを寝取る、個人的に略奪愛系は苦手でした。でもこの作品はうまいキャラ設定に、心情の変化をある事件と絡め丁寧に書かれていて、納得のいく結末になっていると思います。

恋人へ捧げるために守ってきた純潔を、攻めに無理やり奪われた受け。それなのになぜ攻めと向き合い攻めを選んだのか。それは読んでからのお楽しみ！

司法の裏側も垣間見える、法曹BLとしても面白い作品です。

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投稿者：沢田　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

萌えと苦味が混在した読後感でした。
三者三様、決して善人ではない狡さと弱さを持っていて…何とも言えないモヤモヤ感。
毅は確かに小市民だけど、ノンケだから踏み切れないのは仕方ないかな、という感じ。