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紙の本
これだけ泣ける話なのに、色々勿体無いorz
2012/01/07 17:05
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Keiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
何度も言うようで恐縮ですが、BL本では砂漠物が一番好きです(きっぱり)
とある本を切欠に嵌ってしまったので、片っ端から読みたいとは思うのですが、いざ手にしてみると読み進める内に幻滅したり、眉間に皺を寄せる事が多々有ります。
今回はこれに該当する感じだったのですが、物語としては直ぐに頭の中で世界観が浮かんでくる、しかも途中泣けるような場面があってとても良かったのに、何と言うのか出版するに当っての誤字や、何故漢字ではなくひらがな?と言う部分が・・・。
読み難い事この上ない。
何よりストーリー重視派とイラスト重視派、その両方派で感想は分かれると思いますが、私自身は3番目のどちらも派なのです。
なので、今回のストーリーはまあ良くても、私のイメージしていた登場人物(主に主人公の朋哉と相手のルシュディー)が全く合わず、ある意味で泣きそうでした。
イラストにすると主人公の朋哉がなよっとしていて、相手のルシュディーももっとイケ面かと思いきや、そうではなく・・・。
失礼ながらも萌えない・・・と言った所でしょうか。
逆にイラストとして描かれていない護衛や、ルシュディーの義兄などは著者の文字だけで頭の中で絵として変換されるほど、情景などは素晴らしく文章力が有ると思います。
イラストや表紙で購入を決める人も居るので、表紙が入っていた分、凄い、凄い勿体無いと思いました。
あと、著者が言う「今のBLの流行に沿って」と言う感じで、流行で話を作らずとも良いのでは?
そもそもBLの話的に流行が有るのかも疑問ですが・・・。
付け加えて言うなれば、言葉の使い方や言い回しを、もう少し頑張って欲しいな。
駆け出し、或いは処女作?みたいな中身に感じてしまいました。
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