紙の本
終局に向かって緩やかに
2009/12/20 16:55
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投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
本シリーズがゆっくりと終わりに近づいていることを示唆する文言を散りばめつつも本編では変わらぬやり取りが行われている。ネタ的にはさすがに2周目に入ったものもあるが、それでも安定した笑いは出せていると思う。少なくとも『六花』よりは笑った。杉崎と会長以外が欠席するような珍しい状況も(苦肉の策かもしれないが)捻り出している。杉崎が別人(?)になってしまう話では、今まで築き上げてきた生徒会内の阿吽の呼吸や独自の習慣的なものが通じないことを逆手に取った手法が冴えていたし、元に戻るきっかけのダメダメなオチも面白かった。杉崎が変化したそもそもの原因が直後の幕間的別話で描かれるオマケ付きである。あと、若干の公私混同的な変化球ではあるが杉崎義妹の林檎が本格登場する話が以外に良かった。かつて飛鳥に仕込まれたらしい、突拍子もない言葉遣いもさることながら、その純真無垢なるがゆえの直球ど真ん中な反応や質問責めが生徒会メンバーを慄かせ、特にいろいろな意味で武装していることが却って仇となった知弦さんが本心(?)を突かれて狼狽し、あまりにも可愛らし過ぎる反応を見せたことが本巻一番のハイライトかもしれない。
プロローグ&エピローグでは杉崎が失踪した理由の詳細が一応判明している。読み手にとっては、これはこれで何も分からないよりは良いのだが、杉崎にとっては別の意味、つまりハーレムを目指すうえでの理想と現実についての難題を突き付けられている……とはいえ杉崎の中では既に答えが出ていることだと思うので、これを面と向かって伝えることができるのか、その勇気を試されているようである。
紙の本
旅立ちの時を意識して
2009/12/18 23:33
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラジオ・ロールプレイングなど、これまでに繰り広げられてきたネタに加え、会長と杉崎だけの生徒会室で繰り広げられる遊びや、生徒会室に遊びに来た林檎によって追い詰められる知弦の珍しい姿も見られます。そしてオープニングとエンディングは、卒業式前日の杉崎と飛鳥の様子。
楽しい生徒会の旅立ちの日に向けて、心の準備が始まりつつある様です。
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今まで主に名前のみの登場だった二名が挿絵付きで出ましたね。プロローグ・エピローグはついに第二段階突入でしょうか。肝心の中身はまぁいつもどおり。ラジオネタの姉妹いじめ(笑)が個人的に好きです。
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作者がおっしゃるように、若干どの話もシリアスです。変化の巻です。
後は元カノと妹が出てくる巻でもあります。新たな登場人物に戸惑いを隠しきれない、生徒会メンバーは必見ですwwww
というわけで生徒会役員全員のペースが乱されまくりの七光
好評発売中!!
【感想】
こう生徒会でダラダラしてても、どこか暖かい感じが伝わります。
きっとそれは……こう巻数を重ねてきたからんだろな~と
思ってしまう場面も多々ありますね。同じことを重ねているだけの
はずなのに、こういう形でキャラが成長していく小説って
あるにはあるんだろうけど、あんまり会えない作品の感じで
興味深いです。
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林檎は久しぶりの登場。飛鳥の本格登場は初めてですね。飛鳥の最後の問いかけに、鍵はどう答えるのか次回が気になるところです。
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卒業編のプロローグでついに飛鳥が登場。本編では林檎も出てきたし、卒業編の部分がこれからどうなっていくか楽しみなところ。
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卒業式前日、鍵は飛鳥と温泉に来ていた。飛鳥から大事な話があると振り回されていた。最後には生徒会史上、超展開をむかえることに。つづきが気になる・・・
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ついに松原飛鳥が登場!そして生徒会の会議(?)に真儀瑠先生、杉崎の義妹の林檎が参加してます。
林檎の無邪気さにかき乱される生徒会メンバーは必見!
目次
プロローグ~偽装夫婦の宿泊~
第一話~就職する生徒会~
第二話~失われる生徒会~
第三話~三度の生徒会~
第四話~二人の生徒会~
最終話~歓迎する生徒会~
エピローグ~偽装夫婦の宿泊~
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杉崎鍵のセリフ、
【完全無視状態だとボッキリ根本から心が折れそうなので、俺は、仕方なく議題に沿ったカタチで会話に入って行く。】
に感動した。無視されてもすぐに気持ちを切り替えて常に前進思考ですごいと思った。俺なんて無視されたらすぐにテンションダウンして会議なんてどうでもよく感じてしまうようになっちゃうもんな。
杉崎鍵は凄い。
今回の巻で一番驚いたのは杉崎鍵が妹の林檎に真冬を紹介するシーン。
【「んで。林檎。深夏の対面、お前からは右隣にいる女の子が、椎名真冬だ。深夏の義妹で、一年…つまり、お前と同学年の、会計なんだぞ」】
というシーン。
深夏と真冬は血縁関係になかったのか!?という衝撃の事実。
そして鍵と林檎とは歳が1歳しか離れてないんだと言う衝撃の事実。
これには驚いた。
林檎の兄への思い、飛鳥と杉崎の会話、知弦さんの杉崎への告白、会長の神様として林檎の願い事を聞かないところなど、杉崎はみんなから好かれている存在なんだなあと改めて思った。
会長と杉崎のキャッチボールのシーンが好き。
そういえば俺はキャッチボールやつたことないなぁ。
リリシアは妹を罠として使い、鍵を殺しかけるというわけわからんキャラで嫌いになった。
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はい,そんなわけで碧陽学園生徒会議事録の7冊目ですよ.
結構続いてるね.
で,前巻のあとがきとか今回の帯に超展開とか書いてあったけども
それほど超展開は無かったかなぁ・・・.
まぁ,帯には「超展開か!?」ってなってたんで
超展開すると確定しているわけじゃないから嘘じゃないんだけども.
で,コレまでに話だけは出てきてた
杉崎の義妹の林檎と幼馴染の飛鳥が出てきたから
超展開というよりは新展開か?
まぁ,飛鳥はプロローグ&エピローグのみでの出演なんだけども.
まぁ,基本的に生徒会室で駄弁ってるだけなんで特に変化も無いんだけども・・・.
それにしても会話が成立しない会話(?)はイラッとくるなぁ・・・.
全体的に面白かったんだけども
成立していない会話が減点です.
って何様だよ.読者様だよ.
そんなわけで,ちぇりお!
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生徒会シリーズ第7巻。今回の巻は今までに比べて少しシリアスな感じが多い気がした。6巻で明らかにされてなかった飛鳥がなぜ杉崎を呼びだしたかがわかる。しかし飛鳥の悪魔っぷりがすごい、杉崎完全に翻弄されてるしw
主な内容としては将来のために職業シミュレーションしたり記憶喪失になった杉崎の話だったりオールナイト全時空・Rがあったり2人きりの生徒会室だったり杉崎の義妹の林檎が生徒会室に来たりというもの。
今巻で飛鳥と林檎のイラストが出てきた。
リリシアさんやエリスちゃんなどとにかく色んな人が出てくる巻だった。やはりオールナイト全時空は期待を裏切らない面白さだったw
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いい感じに本質に迫ってきました。お気に入りは鬼ごっこと林檎の知弦さんキャラ殺し。初登場した飛鳥は、ある意味予想通りの壊れっぷり。
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知弦様が表紙の本編7巻。太ももが眩しい。
飛鳥と林檎が登場し、物語が一気に動き出す。
今回は本当に動きすぎて生徒会シリーズなのか疑いたくなるレベル・・・そんなことないんだけどねw
オールナイト全時空は相変わらず酷いし、リリシア・リリスの姉妹がは一緒にいると鍵が大変なことになるということが7巻のトピックか。
ハーレム王の物語は無事に終わるのか・・・ちょっと気になってきたぞ。今回特に。
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飛鳥 林檎ペア登場。この二人は凄いいいな。卒業編も本格的に動き出し。
終わりが近づいてきてそれぞれの関係性が少しづつ進んでいる…シミュレーションの真冬ちゃん然り、会長との二人きり然り、知弦さんの追い詰められ然り。
毎回面白いラジオ会も飛ばしてていい感じ。
そして最後に読者の誰もが思っていたことを突きつけられた杉崎はどう返すのか。
まぁ、再読だから知っているんだけど。
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タイトル*生徒会の七光 碧陽学園生徒会議事録7
作者*葵 せきな
出版社*ファンタジア文庫
ようこそ、私立碧陽学園生徒会室へ! 美少女役員四人+おまけ一人、生徒諸君のため、今日も汗水流して駄弁っております!!
今回、ひとりの少女が己のこれまでの行いを悔い、宣言した。「ここは俺のハーレムでは、ありません」
__衝撃だった。
季節はうつろい、刻一刻と迫ってくる「その時」。だけど俺達は、私達は、現実から目を逸らしちゃいけないんだ。
そして、少年……杉崎鍵は、ハーレム放棄宣言のみならず、さらに告げるのだった。「残響死滅……」(エコー・オブ・デス)と。
気になるあの人やその人も登場して、ついに物語は動く__か?