魔法戦士リウイ5 みんなのレビュー

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投稿者：エリック@　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　魔法戦士リウイシリーズ第５作。これまでと同じく、短編を中心に物語が展開している。前作でもある４巻で前半の山は越えた感がある。
　水野良氏曰く、仲間の女性達とリウイとの絡みは二順させるとのことだが、ちょうどこの巻で、作品的には折り返し地点に差し掛かっている。物語的にも、冒険者としてのステップアップを順調に行っているリウイの成長が所々で見つける事ができるし、リウイを取り巻く女性関係も、徐々に熱を上げつつある。特に、今回は盗賊の少女・ミレルがヒロイン。仲間が主人公・リウイを認めつつある中で、彼の存在に何の意味も持てない少女の葛藤が描かれている。そして。彼女の下した決断は…。
　短編ということで、テンポ良く話が進むのはとても読みやすくて良いのだが、反面、「次はどうなるんだろう」という期待・疑問も募る。本シリーズのみならず、水野良氏の作品にはそんな「読者を飢えさせる」ある種の魅力のようなものがあるように思える。評者は、その「飢え」に耐えつつ、何時も次回作を待つのだが、皆さんはどうだろうか？

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投稿者：十二番目の男　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　ミレル編、メリッサ編、ジーニ編、長編、というサイクルで回っている魔法戦士リウイシリーズ。今回はファン待望のミレル編。


　メリッサに引き続いて、ジーニもリウイのことを認め始め、一人浮いた感じのミレル。そんなとき盗賊ギルドに呼び出され、盗賊ギルドの副頭領から言い寄られたミレルは、とっさにリウイを自分の恋人だと言ってしまい……『告白の理由』

　閑話休題的なエピソード。養父のカーウェスから魔法生物の駆除を命じられたリウイは、仲間の罵詈雑言に耐えながら、暗くてくさくて汚い魔術師ギルドの地下水道に向かう……『魔術師ギルドの地下水道』

　『告白の理由』で登場した副頭領のマズルが何者かの手によって殺害された。最悪なことに、死体の第一発見者はミレルとリウイだった。お尋ね者になってしまった二人。そして事件の背後に、なにやら大きな謀略の影がちらつく……『甘くない罠』


　毎度毎度同じ事を書いて申し訳ないですが、今度も冴える横田守の挿絵！　ベリーキュート（略してべりきゅー）なミレルに、ここは一つ萌えてみようじゃありませんか！