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いわゆる「ジャケ買い」で買って読んでみたのですが、壮絶な経歴に度肝を抜かれました。作者がこの道に進むきっかけとなったのが「ミッション・バラバ」だそうで、さもありなん、という思いがしました。
先日ちょっと気になって読んでいた本です。この本を手にとって見たのはいわゆる『ジャケ買い』というやつで『元やくざで前科7犯』という経歴から、立ち直って、現在牧師として活躍されている進藤龍也氏の半生記を綴ったものです。彼の前半生は壮絶の一言で、高校を中退後、『スカウト』をうけて、『少年やくざ』として稼業人一筋の人生を歩み、広域指定暴力団で有名な「S会」(それ以上は書けません)の系列団体の
組長代行にまで昇り詰めるというある意味、「エリート人生」を送っていた彼の転落のきっかけになったのが「シャブ」いわゆる、覚醒剤で、そのことに関しては詳しくは書きませんが、本の中で綴られている、彼の薬物を打ってギャンブルにのめりこむ描写はまさに狂気そのものでした。
ですが、3度目の服役のときに出会った聖書がきっかけで、彼は『薬物依存』から『キリスト依存』に転向するのですが、出所後の彼の更正、聖職者への道は苦難そのもので、詳しくはこの本を手にとって見てほしいのですが、読んだあとはすごくすがすがしい気持ちになれます。
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波乱万丈極まる牧師さんの半生記。
自らを美化することなく、率直すぎる内容。説法を聴きに行きたくなります。
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中学もろくに通っていなかった元ヤクザの牧師による自伝。
司馬遼太郎を愛読しているらしく、文章はなかなかのもの!
その波乱万丈の人生と構成力が相まって、一気に読んでしまった。
私のような平々凡々な人生ではなく、彼のような堕落の人生だったからこそ、キリストの言葉や愛が深く染み渡ったのかもしれない。
普段キリスト教に関わらない人も、手軽に触れられる良書。