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GGFを抜け出し、キーファ・ケンジと3人で逃亡生活を送る琳が日本に帰国しました。
見違えるほどに、パワフルになりすぎています。
しょう子との再会は、かなり血のにおいのするものでした。
珠代先輩も登場します。GGFから脱走してきた彼女を、攻撃から守ったしょう子は、逃亡加担者とみなされ、家族が捕らわれの身に。
おかしな世の中になっています。
そういえば、珠代先輩の父親はどうなったのでしょうか。
以前は、議員で相当あちこちに顔が効くということでしたが、娘一人助け出せなかったので、状況はかなり変わったようです。
部活のメンバーたちで力を合わせ、GGFに捕えられ、横山教官によって拷問を受ける直前のゴブリン部長を救出。
大学の部活の仲間が久しぶりに揃いましたが、明るい再会というわけにはいきません。
今度は日本でも血なまぐさいシーンが繰り広げられます。
それは琳が攻撃のターゲットとなっているため。
彼女がいるところに血のにおいあり、という状態になっているのです。
陽だまりの中にいるような人々にまで危害が及ぶやりきれなさ。
琳としょう子のいる世界の大きな隔たりを感じる巻です。
あまり関係ありませんが、二人のキスシーンもあまりにも違うものとして描かれていました。
いつの間にか琳はキーファとつきあっていたのでしょうか?
そういえばキーファはスペイン、琳は日本と別々になると思っていたら、一緒に行動しているし。
しかし、二人が日本にいたら、それだけ日本の秩序はかき乱されるような気がします。
二人と行動を共にするケンジはすっかり顔がキーファっぽくなっていました。
そして最後には横山と琳との再会。
黙って学生を瞬殺する横山がおそろしいです。
彼女が、さしあたってのラスボス扱いなのでしょうか。