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地震・雷・竜巻・噴火・異常気象など、自然災害に関することが網羅されていました。
エルニーニョ現象のメカニズムとか、火山灰の性質とか、知っているようで知らないことが面白かったです。
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ロンドンで読んだ一冊。自然科学も一冊と思って持って行った。
鎌田先生は、アウトリーチ活動で有名。地震の前は、火山の本をたくさん書いている。
今回、勉強になった点。
(1)偏西風の気圧配置によって異常気象が起こる。(p138)
気安く、地球温暖化とは説明していない。
(2)地球温暖化について専門家のコンセンサツが得られていない段階で、国際間の性急な取り決めを行うことは将来の国益に反するのではないかと私は危惧しています。(p151)
鎌田先生の目からみて、まだコンセンサツはないんだ。なるほど。
(3)温暖化によって台風がどうなるかについて定説はない。(p158)
まだまだ、わからないことばかり。わかったような報道に騙されてはいけないな。
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火山学者の著者の本は,今まで何冊か読んでよかったけど,これは比較的面白みに欠ける。地震・火山・異常気象と手広く書きすぎて薄まってしまった感じがある。とはいえ重要な情報がまとまっている本。
東日本大震災以来,日本は地殻変動が活発になっていて,東海・東南海・南海の連動地震や,富士山の噴火が懸念されている。戦後日本の高度成長期は,たまたま大きな地震がなかった時期で,これからはそれは望めない。知識をもって備えをして,減災に努めなくてはならない。
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NHKで見た京大の名物教授の本だったので即買い。地震に限らず自然災害全般を平易に解説してありわかりやすい。東海〜南海地震は2030年代に来ると断言してあってガクブル、できることをして生きていこうと改めて思う。著者は火山の専門家なので火山の話がやはり一番面白かった。姶良カルデラがあそこまで凶悪だったとは…とか、天明の大飢饉は浅間山ではなく同年に噴火したアイスランドの火山が原因である話とか。エルニーニョや竜巻などの気象現象についてもまとめてあり、すぐに手に取れる場所に置いておきたい本。地球科学入門として続刊が出るようなので、次はもうちょっと突っ込んだ地球の話を是非。