紙の本
HMD からパノプティコンまで…でもそのでどころは?
2011/01/25 21:32
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネットワーク社会の未来についての本のなかには,あまり飛んでない,つまり現在の延長上のことだけ書いた本がおおいようにおもうが,この本は HMD (ヘッド・マウント・ディスプレイ) や脳波による制御までも視野にいれている.監視社会にからんでパノプティコンの話も登場し,ライフログも登場する.「いずれ「コンピュータ」はなくなるだろう」という記述は,ユビキタス・コンピューティングからきているのだろう.しかし,これらの元情報がなんなのか,だれがいったことなのかは書いてない.もうすこし内容も出所もはっきり書くことが,この本の価値をたかめることにもなっただろう.
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読み始めて、ん?SF小説と間違ったか?と思ったが、読み進めてるうちに主題へのアプローチだと気づいた。
そう、昔のSF程度の時代はもうすぐそこにある。
そんなことを確信させてくれる一冊。
まだ半分くらいしか読んでいないが、これからの未来が楽しみになる技術が紹介されている。あっという間に読み終わってしまいそうだ。
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最近の、話題を取り上げてますが夢がいまいち。かと言って専門性も低い。
テーマは良かったのですが、残念
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コンピュータは、これから数年、十数年後にどの様になって行くか。その時に人はどうコンピュータと関わっていくか、がテーマ。
テーマ自体は面白いし、現在開発途上の技術なんかも紹介されていてどんどん読み進められる。
しかし、本題の人とコンピュータの関わり方の議論が今ひとつ煮え切らない。過去と現在を対比し、その形を現在と未来に当てはめるという流れで話が進むのだが、過去と現在の対比に十分な分量がないせいか、2つの対比が綺麗につながって見えなかったのは残念。自分自身の読解力やいろんな知識の問題もあるのだろうが、もう少し丁寧に書いて欲しかった。
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そもそもIT産業にとって携帯は闘う相手ではなかったが、携帯でのネット接続やら利便性で携帯の地位が向上した。携帯でできないことはないどころか、携帯が全てになった。
最近のSF字見たところではHMD(ヘッドマウントディスプレイ)、仮想現実。3D。電子書籍が今後どうなるかは注目。エコロジー問題。
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タイトルから、携帯電話の次に来るモバイル端末の話かと思って読んだらそうではなく、副題の「ITとヒトの未来」にあるように、今後のIT技術の発展と人間の生活の関係について様々な視点から述べられていました。
具体的には仮想現実や強化現実、監視社会の話など、IT技術がもたらすであろう未来を広く紹介しています。またiPadや電子書籍、クラウドなどにも言及されています。
それほど目新しい発想はなかったように感じましたが、現在予想される未来を整理するのに役立つ一冊です。
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コンピュータ、ネットが作り出すネットの向こう側の世界との実社会との境界がなくなり、どちらも現実と認識される。そんな世の中少しずつなってきていることを感じた。未来社会では物理的に移動する意味が薄れてくるのだろうか。10年前に現在の携帯やネットの普及が想像できなかったように、未来の社会現在の常識からは考えられないようなものが出現していると思われるが本書に紹介されているような研究開発にヒントがあるのかもしれない。
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作者のボキャブラリーには恐れ入りました。
非常に日本語の勉強になった。しかし内容はさして覚えていない。
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まえがきの空想(妄想)は、インパクトを与えたかったのであろうが、唐突すぎて読む本を間違えたかと。
最終的にはポストモバイル(携帯の次)について述べているのだが、モバイルに限らず、コンピュータやITの最近の流行りについてを紹介している。ARや電子書籍など、比較的興味を注ぐチョイスなのでスラスラと読むことが出来た。
著者が思い描く未来像は既にSFではなく、近い将来あり得る未来の一つだろう。しかし取り分け専門的なことが書いてある訳ではないし、全く想像がつかない訳でもない。
読みたい項目を虫食い的に読んでいくのがいいかも。
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[ 内容 ]
iPad、キンドル、スレートPC、ツイッター、クラウド…ITの潮流は私たちをどこへ運んでいくのか?
将来、携帯電話は、衣服や眼鏡といった、より日常的なモノに変化し、消えていく。
ネット婚、電脳ペットや仮想旅行も既に本格的なビジネス化が進んでいる。
実用化寸前のデバイスやシステムの最新情報を通し、コンピュータの胎内に人間や社会制度が取り込まれる未来を、あなたはもう迎えようとしている。
[ 目次 ]
第1章 ネットがなくては生きられない(「ラブプラス」;ゲームではなく、環境 ほか)
第2章 キーボード、マウス、ディスプレイからの解放(現代に至る軛;出力装置の試み ほか)
第3章 環境化するコンピュータ、贅沢品になる移動(ガジェットは力を持たない;別のシナリオ ほか)
第4章 ネットと権力(監視社会はあり得るのか?;安全と利便性の名の下に ほか)
第5章 ネットの海の向こうへ(「コンピュータ」がなくなる;サービスの窓口としての携帯電話 ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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PCから携帯へ、そしてクラウドへ。ネット空間が現実世界により一層近づく流れは一層加速し、デバイスも人体とより密接な関係になっていく。その先にあるのは、著者の言うような、ウェアラブルコンピュータと拡張現実が一般化する世界なのか。未来社会を語る一冊としては面白いが、実際にそこまで人間が仮想社会を受け入れ、融合するのかは個人的には少々疑問。
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携帯電話の次にスマートフォンがきて、ではその次は・・?
みたいな本ではなく、未来、コンピュータと人はどのようにかかわっていくようになるのかを示唆した本。
攻殻機動隊や、電脳コイルなど、アニメなどを例に挙げている箇所もいくつかあり、読みやすい。
将来的にすべてがコンピュータになるというのには個人的に賛成。
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すごく幅広い話の表面をさらりとなめて、長所、短所、これからの予想なんかが書いてある。
全くそういった技術を知らない若い人向けの本だと思う。歳をとった方ががこの手の本を読むと間違えた解釈をしそうなのであまり歳をとられた方にはおすすめしない。
フライ・バイ・ワイヤ(フライ・バイ・ワイヤ)って技術は全く知らなかった。。
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第1章の1行目に燦々と光る「ラブプラス」の文字。以降も"さくらさくら"のゲーム画面、TEATIMEのフェイストラッキング技術、画像付きで紹介される川名みさきと涼宮茜などなど、一定方向にカッ飛んでるように見えるが、中身はフツーの『モバイルの次は何か?』を問う本。筆者の想像する"サービスが偏在する世界"はあっさり「そうかもね」で流される程度であるし、紹介されるHMD、曲げられるディスプレイ、嗅覚・触覚ディスプレイなどの各種技術に関しても特に目新しいものはない。個人的にはカッ飛んだ一部分を十二分に楽しんだ身ではあるが、他人には勧められないっていうか勧めない一冊。