紙の本
“社会人よ,勉強しろ!”というスタンス
2008/08/02 15:51
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BCKT - この投稿者のレビュー一覧を見る
序章 終末と始まりの予感
第1章 MBA不要論
第2章 自立するための思考法
第3章 本質をえぐる分析技術
第4章 メッセージを売り込め
第5章 自分を変える戦略
終章 決断
著者は東京(1958年)生まれ。本書執筆時はA.T.カーニー勤務(ヴァイス・プレジデント)。経営コンサルタント。慶応大(経済)卒。シカゴ大学でMBA(with honor)。すげぇ,“MBA with honor”ってのを初めて見た。東京銀行,ボストン・コンサルティングに勤務履歴。ってことは,堀紘一とお友達(本書あとがきに言及あり)。Wikiには,「ベイン・アンド・カンパニー日本法人代表」という肩書もある。
親書で初めて対話形式の文章を読んだ。40歳を過ぎてこんな体裁の親書を読むとは不覚であったが,偏見を打破された思いがした。表紙カバーにある著者の写真はちょっときもいが,文章やその思想はとてもわかりやすい。
著者は“ビジネス書・ビジネススキル本”がサラリーマン読者にさえ与える抵抗感をよく感知している。しかし,“社会人よ,勉強しろ!”というスタンスは,まるで綿に包まれた針のように柔らかい表現の中に鋭利である。
僕ももっと勉強しよう。(459字)
紙の本
もやもやしている人にお勧めの1冊
2016/06/26 22:43
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投稿者:one story - この投稿者のレビュー一覧を見る
抽象的な理屈論でなく、具体的な事例に沿って、しかも誰もが思う視点(抽象論を振りかざすコンサル等への反発等)を盛り込んで書かれており、一気に読み終えました。
内容的には、時間は有限という前提のもと、自分で考える癖をつける。やり方は5c(最低限の情報を収集し、仮説を立て、確認・検証し、説明方法を考え、相手のニーズを考えて話す)という内容で、文字にするとありふれた類似本と同じようですが、現実的な事例による説明と具体的な対策が書かれており、自分なりに色々と取り組んでみようと読後に思える本でした。35~45歳くらいの何となくもやもやしている人にお勧めできる1冊です。
紙の本
著者コメント
2004/04/21 03:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:山本真司 - この投稿者のレビュー一覧を見る
同世代のオジサンを元気にしたい。そういう思いで本書を書きました。
ビジネスの実務を理解し、中長期のトレンドにも一家言を持つ普通の40歳代のビジネスパーソンにも弱みがあることを感じてます。冷徹な分析と論理と説得力を持って自分の考え方を形にする技術をいまだ十分に訓練されてない方が多いようです。
しかし、今までの蓄積にちょっとした収束の基本原則を身につければ、40代の方々は更に強いビジネスパーソンに進化できます!
マンネリ感に悩んでいる暇はない。今すぐ本書を手に取ってください。お金と読書時間の投資に損はさせません。
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親父世代のあせりが伝わってくる本。この本に書かれいるやり方は40代でなくとも、それぞれの世代に役に立つと思う。
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40歳になった気分で読んでみた。なかなかリズム感のある本だ。40歳になった時にもう一度読みたくなる本である。
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著者にもらった。
20歳代、30歳代、40歳代とシリーズ化されており、なにげに中国や韓国でも売られてるらしい。
読むなら40代のがいい。
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既存のビジネススクールで教えているような内容はある程度経験済み、またはこれからMBAを取るというのは時間的にも効率的ではない、この世代に対する「教育」は提案されていないのが現状なのでは、という分析は面白いと思ったが、ここでの教えはあらゆる本やセミナーで提供されているのではないかと思う。
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40歳の主人公の悩みに共感出来る。解決までの思考過程がわかりやすい。自分の考え方、心の持ち方が変われば、周りが変わらなくても前向きに仕事に取り組める。
原因他人論症候群
類語辞典
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また、山本氏の本ですね。というよりも、山本氏の本を読んでしまったら
ファンになってしまったという方が、非常に合っていると思います。
山本氏の本の特徴としては、とても読みやすいという点が挙げられます。
その理由は、ストーリー仕立てになっている事、また当事者の気持ちも
本文に組み込まれている事が大きな要因でしょう。
つまり何かを教わる時、享受する側がつまづいてしまいそうな所、
飲み込みにくい所、反論がありそうな所等を、あらかじめ記載する事によって、
読者を惹きつけるようになっている点が秀逸です。なかなか教育者になっても
すばらしい先生になれるのではないでしょうか。
と前置きが長くなりましたが、本書の要点は、
1.自分の頭で考えろ!
2.限りある資源(時間と資金)をどこにどう分配するのか。
なにを捨てるのか。それが戦略の本質であり、真実である。
3.応用しろ!何かを得たら応用しろ!
の3点ですね。
これらは本当に、色々な所で言われているし、本書自体ももう5年も前に書かれた内容に
なっているので既に使い古された感がありますが、差別化・戦略等の神髄は感じ取れる
内容になっていると思います。もちろん実行しないと意味のないものになってしまいますが。
また、それ以外にも学ぶべき点が数多くある。重要なフレームワークも掲載されているので、
すぐに使う事もできるでしょう。
例えば、一日一時間は、何の資料も道具も使わず、自分の頭で問題解決を行う。
プレゼンのフレームワーク、ステークホルダーは誰か?PPMなどなどです。
新書で読みやすく、お手頃で、内容はしっかりしているので、お薦めします。
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時間資源の制約の中では、何をするか、ではなく、何をしないかを決めなければならない。捨てる戦略が重要だ。何をすてるか決めるには、学習すべきテーマの魅力度だけで優先順位をつけてはならない。自分にできるか否かという優位性の視点を考えるべし。サラリーマン生活の中で、他人の目を自分の意思決定の判断基準にする習慣がついていた。時間や資源配分を学習よりも自分で考えることにシフトさせる。昔はこうだった、私のときはという経験依存症候群 過去の成功体験金縛り症 自立した個の前提条件は自分の頭で考える習慣 事実に限定、意見をインプットしない
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かなり前に、元コンサルタントの方から進められて読みました。タイトルの「40歳からの」というのはあまり関係ありません。自分の頭で考え抜く事の重要性が読み物として書かれています。もう一度読んでみようと思います。
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元気が出ます。
また、デカルトやニュートン、シカゴ学派や河合隼雄氏などが所々に出てきて、これまで目にした他のコンサル系の書籍とは少々違う感じが心地好くもありました。
本書に記載あることは、身に付くまでは時間を要するかもしれませんが、直ぐに実践できそうです。
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別に40歳にまだなっていないけど、
先輩に勧めてもらって読んだ本
朝倉さんのサクセスストーリーが面白い。
友達のコンサルタントとの会話で40歳を過ぎた潜在能力はあるのだが
仕事の若いやつらに対してどうもコンプレックスを持っている朝倉さん。
誕生日に友達のコンサルタントと話をすることで、授業が開講される。
その授業を通して、MBAに対するよくわからないコンプレックス、
プレゼン技術、分析技術などを身につけていく。
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お父さんのためのビジネス本。2004年。企業戦士として有力な年齢である40歳のときに、これからどのように仕事を行っていくのが良いかを説明している。向上心はあるものの、若い部下のように体力があるわけでもなく、また、家庭との兼ね合いから自分だけの時間を作ることも難しい。そして、会社の業績や外部環境から、自身の仕事の量や質も変わっていく。今後、こういった状態はますます厳しいものになっていくだろう。その中で、効率的に、戦略的に自分の持ちうる資産を有効活用し、最大のアウトプットを出すことが重要である。つまり、やること・やらないことの選別と時間・資源の集中的な投入が必須であり、これは会社経営のみならず、個人の生活にも当てはまることである。会話形式で書かれており、内容は納得する点が多いもののボリュームは多くない為、ぱらぱらと読むのが良さそう。星4つ。
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タイトルそのまんま。『別にMBAなんていかなくても学び方次第でどうにでもなるから頑張ろうぜ!』みたいな本 for 40代。
今更他の会社に行けない、だけどこのまま一生この会社で終えていいのか不安、という上司世代のキャリアの悩みが伝わってくる。