紙の本
薫と千太郎、ふたりの友情に、胸が熱くなる。なんて気持ちのいい青春漫画なんだろう。
2010/01/19 12:11
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1960年代後半の地方の高校(九州は福岡県内の高校をイメージして、私は読んでいます)を舞台に、転校してきた西見 薫と川渕千太郎の友情と恋を描いてゆく青春漫画。その当時のなつかしい空気が立ち上ってくる絵柄の中に、男ふたりの同級生の友情が生き生きと、それはもう切なくなるほどに生き生きと描き出されていて、胸がぎゅっと締め付けられます。
本巻では、仲たがいしていたふたりの気持ちが歩み寄り、今まで以上に信頼関係が強固なものとなるシーンがよかったなあ。そこから、薫と千太郎ふたりのジャム・セッションへとなだれ込む場面は圧巻、怒涛の名シーン。激しく心が揺さぶられました。
作家の長嶋 有による、本の帯の文章も上手いですね。<どこまでも王道の少女漫画でありながら、二人の友情はすぐれて少年漫画的、稀有な両立がここにはある。>というもの。この漫画の魅力の核を衝いて、言い得て妙というしかないっす。
巻末の掌篇「天井娘(てんじょうむすめ)」、これがまた心あたたまる一品で、よかったー。チャーハン食べてるとき、実に幸せそうな表情を登場人物のひとりが見せるひとコマがあって、それがとってもいいんですよね。同じ著者の“チャーハン出てくるシーン”では、「川面のファミリア」(『光の海』所収)、あれもハートウォーミングで素敵な作品だったな。
著者の漫画をとりあえず何かひとつ、読んでみっかなとゆう方には、『羽衣(はごろも)ミシン』をおすすめします。鶴の恩返しならぬ白鳥の恩返しを描いて、胸熱くなる恋の物語に織り上げています。こちらも、ぜひ!
電子書籍
なんとなく
2017/11/02 10:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
なんとなく千太郎と薫の役割が逆の感じがするんですよね~。
律子が好きになるのは薫の方がしっくりくるんですが・・・
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仲直り。よかった・・・けど、淳兄はなにやってんでしょ。ここがハラハラさせてくれるから(警察沙汰になったりするんだろうか)、薫とりっちゃんの2人にほっとさせられた。
にしても、学校注目のスター男子生徒2人に特別扱いされるりっちゃんはおいしい役所。りっちゃんの立ち位置ってなんか学生女子の憧れポジションだったりしませんかね?自分は女子校育ちだからこんなことはありえなかったのですが。
表紙の絵がいつもと違う?PCで色づけしたっぽいというかアニメっぽい色の塗り方、と思いました。
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仲直りが終わった後、薫と千が逃げて行くシーンに萌えまくった。なんだあれ、薫がヒロイン状態じゃないかw 薫かわいいよ薫。
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表紙が淳兄とは思わず、買うの忘れそうになった!
7巻は誰だろうなぁ~。
巻を増すごとにボンも・・・・千太郎も・・・もう切ねっス~!
淳兄はどこへ向かうのでしょう…?
とにかく皆幸せになって欲しいよ。
でもそれが青春というやつなのですね。
あと、オリンポス何気に好きだったな。
星児のしたたかだけど無邪気さが可愛いし。
ほんとこの漫画には昭和の古き良き時代が反映されている!
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マンガ帯の「どこまでも王道の少女漫画でありながら、二人の友情はすぐれて少年漫画的、希有な両立がここにはある」という長嶋先生の文句はほんとそうだなあと…。
毎度この読後にこみ上げる、身悶えるような甘酸っぱさはたまりません。あと巻数を経るごとに美しさを増す千太郎はまさしくアポロン。
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個人的には、どんどん興味が薄れていく…恐らく、「こんな作品かな」と思い込んでいた時間が長かったので、自分の脳内でかなり過大に期待が膨らんでいたんだろうなぁ。似てないもの同士の葛藤=友情がもっと前に出てくるものとばかり、思い込んでしまった。
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三人の関係も気になるけど、淳兄と百合香がどうなるかも気になる。
髪切った百合香がタイプだー。
次は夏ごろ発売なのね。
長いなー。
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あの頃、っていうか高校生の頃?
ふとした事で喧嘩したり、仲直りしたり。
そういうのがすごく共感出来る。
これから波乱万丈になりそうでドキドキワクワク♪
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千太郎は本当に良い男だなぁ…と思いました。表紙が淳兄なのが嬉しい。頭も良くて喧嘩も強い良い男・淳兄の高校時代や上京後のエピソードが気になります。
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表紙の淳兄が森見登美彦もしくは太宰治っぽく見えるのは気のせいでしょうか。。なんかいろいろ展開している5巻。仲直りしたり、ゆりかさんとの関係や、りっちゃんのハートの矢印が変わりつつあったり。少女漫画だけど、少年同士の友情が確かにあって本作はそれを基軸にして進んでいるものなんだなあと再認識。女の子の方言がかわいい!
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ボンがモテ期に!!というか、いい男になりつつあるのね…
相変わらず青春真っ盛りでいい感じの少女マンガです。
足長すぎる絵柄に若干の違和感を覚えながらも、色っぽい男共がステキです。しかし、このお話はどこに向かっていくのやら。
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やだー!どうなっちゃうのー!
という展開。
文化祭ライブはすごい楽しそうだった…。
堂々とコスプレできるのって文化祭の特権だよね(そこか)
りっちゃんの揺らめき具合からも目が離せません。
早く!続き!続き!!
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仲直りできてよかったv
いい感じの仲直りの仕方で、思わずにこっとしてしまった。
主人公はなんだかどんどん綺麗になってきた気がして、あれー?(笑)
バンド服どちらも似合う。
生徒の感じがレトリー。
ユリさんと淳にいちゃんも、結局あれってどういう・・・・?
恋愛模様が動き出したようですね。
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痒い。ダメな人は駄目だろうなあ。永遠の野原を読んだ時にも同じことを思う。あの時代にあんなオシャレな服装してたか?と言うのもひっかかる理由だったり。タートルネックじゃなくて、とっくりじゃね?