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ADSLのベンチャのアッカを立ち上げた湯崎氏が、その設立から自身の退任までを振り返って語っています。通信業界にいるので、そういうこともあったなあ、そういうことだったのかと自分も振り返りながら読みました。
MBAを取得し米ベンチャキャピタルに出向した経験はあるものの、実務経験も通信の専門家でもなかったにも関わらず、通産官僚を辞してベンチャを設立するときの決断は、ここに書かれている以上の重さがあったのだと思います。ベンチャを成功させるのにカリスマ性は必要ないと言い切りますが、構想力と実行力は必要なんでしょうね。
湯崎氏は、この11月に広島県知事に当選されました。やはり進めば道は開けるということでしょうか。今の世の中、ITとビジネスを深く知っている方が首長となるのはよいことだと思います。
* アッカはどうしてその名前になったのでしょうか? 「アッカ」って「悪化」につながって縁起が悪いんではと思ったのですが。だから最後、WiMAX無線取得失敗やイ-アクセスと組織統合に至ったというわけではないですが。
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この人もこの人なりにがんばっていたのだろうが、経営者として足りない部分があったのかなーなんて思ったりした。いろんな意味での『厳しさ』。
まあ、それがわかる本ということでは価値があるのかな?
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2000年、ITパラダイムシフトが現実化してきた年。DSL業者としてアッカネットワークスを興した著者が記す、起業から事業の成功そして退社までのドキュメント。現役エリート官僚からベンチャー企業を興したときの勝算や組織作りのポリシー、WiMAX事業選考もれにいたるまで生々しく告白されている。
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アッカの創業者の湯崎さんが、アッカ創業からのベンチャーな日々を描いた一冊。通産省官僚の氏が米国留学を機に起業に関心を持ち、悩んだ末にDSL事業を始める。NTTやソフトバンクなど通信事業者との競合や協業。ベンチャーならではの多忙でエキサイティングな日々、そして戦略的な決断が活き活きと描かれている。
起業を志す人だけでなく、企業内で新規事業に関わる人にも参考になる一冊です。現在は広島県知事の湯崎さん。起業家精神で、これからも活躍されることを期待します。