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美術に絡まるミステリー。
なんか続編らしいですよ←知らずに購入してしまったorz
でも連作短編だから問題はない訳だけど?
なんかショック( ̄▽ ̄;)
柄刀さんのミステリーって何て言うか、いや、そんなに読んでる訳じゃないから違うかも知れないけど
イメージされる色が、透明っていうか澄んでるんですよね
ミステリーだし人死んでるし、この本だと恋人が縛られてる妹殺したり……本気で考えると鬱に成り兼ねないんだけど、なんか漂う空気がどんよりしてないの
自分が違うとこにいて眺めてるとか入り込めないとか、そうではなくて一貫して澄んだ空気の中に微かな光があって祈り、みたいな?
そこが好きな訳で、この短編は大好きな絵も関わるとあって楽しかった
絶対長編には向かない設定だけどな
久しぶりにこの方の集めるか
綾辻さんを頑張ってしまって浮気したままになってるんだよね(;´∀`)
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絵画修復士の仕事に興味をもって読んでみたのですが、仕事の内容が詳しく語られることはなく、仕事をしてるなかで出会った美術品の謎、現実の謎を解いていく作品集でした。絵画についての蘊蓄は美術番組を見ている人ならほとんど知っている内容ではないかと(実際参考に資料として番組の名前も上がっている)。新解釈として語られる話も、作中で説明されている内容との食い違いや矛盾があり、あまり納得できず。美術ミステリの部分と現実のミステリの部分がうまく繋がっていないようにも思います。なにより説明の間に登場人物が無駄に感嘆したり、ページを開いただけでも記号が多いのが目についたりという文体が私には読みにくく、だんだん読み進めるのが作業のようになってしまいました。残念。
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本屋でふっと目に止まって購入。予備知識はまったくなくともこういう勘は外れないものだ。かくてやはり当たりだった。面白い。そしてこの読後感はどういうものだろうか。ふっとこれはミステリだったのだろうかと疑問が浮かぶ。いや、たしかにミステリだ。事件の謎だけでなく登場するさまざまな美術作品に秘められた謎も鮮やかに解かれていく。それでも単なるミステリではない詩情にあふれていた。それは表題作でありラストの一編『黄昏たゆたい美術館』のイメージが強いからだろうか。とても静かで物語のなかで語られる靄のような哀しみをはらむが優しく、さわやかさがあった。また扱われる作品の解釈や画家に関する考察にもわくわくした。しかし、ゴッホとゴーギャンの20メートルの画布の話はよく取りざたされるが『ひまわりの黄色い囁き』にはちょっとやり過ぎ感があるという印象が拭えなかった。私の想像力が貧困なのかもしれないがうさぎの耳はやっぱりちょっといただけない。どうしてもバニーちゃん化したマンガちっくなゴッホが頭から離れなかった。美術作品としては『ユトリロの、死衣と産衣』で扱われたユトリロやルドンが好きな画家だったので印象深く、『神殺しのファン・エイク』は、作品解釈もさることながら物語として好きだ。哀しみはどうしても残るが彼が意図した救いがたしかにあったと思いたい。ちなみに今作はシリーズ二作目だったと読みはじめてから気づいた。早急に一作目を入手したいと思っている。
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御倉瞬介シリーズの2作目です。
5編からなる連作集で、
前回同様それぞれにモチーフとなる絵画があります。
絵画の周辺で事件が起こるのですが、
絵画修復士という立場から、
主人公御倉瞬介が巻き込まれ、推理を展開することになります。
特に探偵役として立ち回る訳ではないんですが、
事件の関係者として、また修復する者として、
絵画の背景と事件の意味を考えずにはいられないという感じです。
今回は絵画だけでなく、その画家自身、
人生だったり、その作品を描くに至った心情だったり・・・、
を掘り下げて描かれています。
その所為か、ミステリーを読んだというより絵画鑑賞した気分です。
事件を他所に、全編を通してどこか美術館に居るような、
静謐でゆったりとした空間の雰囲気が漂う作品でした。
また、相変わらず御倉の息子圭介に対する愛情が感じられて、
他のミステリーの読後感とはまったく違います。
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美術×ミステリなら大好物❣️
と思って手に取ったが…
何がいけないのか、さっぱり面白くない。
文体がしっくりこないのが悪いのか、探偵役の技能が活きていないからなのか、登場人物が大根役者揃いのようだからなのか。
連作短編の、二編目の途中で、先を読みたい気持ちも失せてしまった。
残念。
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長かった!でもとても興味深く読みました。最初のお話は正直、なにこれ⁇だったけどf^_^;1番長いお話だった、ゴッホが出てくる物語。ゴッホやゴーギャンなど名前は知ってるけど、ど素人のわたしなんかでもとても面白く読みました!引き込まれて自分でも色々調べたり、絵を探したりしました。とても興味深いお話でした。たくさんの人に読んでもらいたい作品の1つです☆
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「絵画修復士・御倉瞬介シリーズ」の二作目。このシリーズは一作目と三作目は読んだ事があったのだけど二作目のこの作品だけは読めてなかったのだが、いやーめっちゃ良かった!短編集なんだけど、収録されてる「「ひまわり」の黄色い囁き」がまさに美しい謎とそれをいかにして美しく紐解くのかといったところ。主人公にして探偵役の御倉瞬介の美しさに溢れる謎の解釈の仕方が本当に好き。