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深晴と京介の友情誕生については夢に夢見て描かれすぎのような…。どう評価したらいいものか。
女性作家が書くと、やっぱりいやらしさが拭えない…。
大学生京介うっかり可愛いんだよな、これが。ストーリは悪くなかったんだけど…。
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主人公、主要登場人物たちの7年前、京介と深春が19歳、大学1年生のときの話だ。ボロい木造の安い下宿で彼らは出会い、そして事件に遭遇する。
それはすべて勘違いから始まり、偶然のように命を奪われ、悲しい結末を迎える。
このシリーズ最初で最後(?)の京介の涙。
これまでのシリーズで登場した、実在の建築家ライトに関するより詳しい話が途中途中でキーポイントとなる。この部分はほぼノンフィクションだということで、知的好奇心も満足させることができる。京介に直接、説明を受けているような気分に(笑)
最後のエピローグでは、さらに次の話、アオが登場する話や京介の親の存在がちらりとにおわされ、謎を残している。
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面白かったですよ。最後の所の真相話す京介がいいなって思いました。だからその場面が好きです♪
この話は…深春と京介の出会いなんですよね。京介ってば昔もあぁだったんだ…。
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桜井君の高校時代の話。建築の話(帝国ホテル)は、今回はやや蛇足気味なのではないかな。下宿の住人たちは、リアリティがあるような、ないような。時代の違いを感じました。
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『建築探偵 桜井京介の事件簿』第4作目!
桜井京介青春編!なんて謳い文句と共に、京介が19歳の時の物語。
19歳の冬、京介と深春は「輝額荘」という古い木造下宿で運命的(?)出会いを遂げた。
深春のがんばりに若さを感じました。
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建築探偵の4冊目。昔の話なので、一応回想という形で話されているのかな?若いと思われる言動がそれぞれに見られますが。ストーリーはミステリーというより青春小説に近いのではないかと思われます。勿論ミステリーとしても楽しめます。さすがに3回目ともなれば覚えていますが。今回のメインテーマはライトで、自伝とか人柄の部分にまで掘り下げていて面白かったです。とはいえあとがきで書いておられますけど、そういう本はやっぱり自分で読んだ方がいいんでしょう。
2008/3/27再読
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大学に入学した栗山深春が入居したアパートで起きる殺人事件。
入居者の謎の転落死。大学教授の秘書の死。
栗山、桜井の出会い編。
2009年5月29日再読
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文庫おちしたので、買いなおしたやつ。改筆してるらしいけど、どこなのかわからん。フランク・ロイド・ライトのことが謎解きの重要なポイントとして出てくるのだけど、読んでる間中、P・サイモンの「さようならフランク・ロイド・ライト」が流れてた。
19歳の京介は、危なかっしくて可愛いんだけど、私はやっぱり歳を重ねて性格の悪さに磨きがかかってる京介が好きだなぁと思う。
って、まったく感想になってないな(苦笑)
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このシリーズって、それほど建築知識が謎解明に役立ってるとも思えないので、どうなんだろう?と思いつつ読んでしまう…。京介の美形な設定もイヤだなあと思いつつ読んでしまう…。なぜかしら。蒼とミハルと宗さんは好き。教授ラヴー!<アホ
これは今までと違い、深春の視点で書かれている。深春の視点が蒼より読みやすい。これはたぶん、深春が『ごく凡庸な人間』、自分に近い所にいる人間だからなんじゃないかと思う。
主人公が建築系だからか、家族がテーマの話が多いですね。全編通してそうなのかな?建築には家に限らず、ホールとかビルとかいろいろあるわけだけど、このシリーズではほとんどが家をとりあげている。家に住むのは家族だから…やっぱり意図してるのかな。深春は今回本人が語ったとおりだし、蒼もそれとなく家庭に何かあったと示唆されているし、京介もいわずもがなだろうから…まだ語られてはいないけれど。
最後のあたりの京介の行動、賛同と反対と意見が分かれそうな気がします。「家族」のことを考えたらこれでよかったのかな…
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建築探偵、第一部で二番目に好きな作品
仲間を家族を守る家こそ、我が砦
京介の涙と深春の友情が素敵!!
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シリーズ第4作。
いつもなら蒼君目線で語られるけど、今回の語り手は深春です。
1995年の大晦日。
京介の涙を見た事があるという深春は、蒼にせがまれ記憶の扉を開く。
19歳だった7年前の12月。
深春が慌しく引っ越した「輝額荘(きがくそう)」で
初めて京介と出会うのだが、クセのある住人はいるものの、
居心地は悪くはなかった。
しかし、住人の1人であるカツが裏庭で変死。
その時から輝額荘は居心地の良い場所ではなくなった。
事件直後に輝額荘に入ってきた建築評論家の飯村。
今度はその秘書が、他殺死体で発見される。
そして意外な依頼人によって、探偵桜井京介が起動し、
相棒に選ばれたのは深春だった。
天才建築家フランク・ロイド・ライトの人生と
飯村の人生を重ね合わせるかのように誘導され
そして京介が紐解いた真実は悲劇的で
結末はあまりにも悲惨だった。
本当なら青春小説バリの内容ではあるけれど
結末があまりにも重過ぎて、ゲッソリ疲れてしまった。
京介の涙は謎として残るけど、後からわかりそうな気配。
それでも出会ったばかりの京介と深春のぎこちなさが
もの凄く新鮮で、「桜井」「栗山君」ってのがコソバユイ。
けれどお互いを細かく観察して理解し信用する過程がもの凄くいい!
前作「翡翠の城」に登場した悲運の建築家・下田菊太郎の話しが
今回も出てきたので、建築好きな人は繋げて読むと面白いかもしれない。
ライトの人生ってのも、興味深い。
今まで読んだ4冊の中では、これが一番好きかも・・・
でも人気の巻は、次の「原罪の庭」らしい・・・
次を読まなくちゃ。
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19歳の冬、我らが桜井京介と栗山深春は「輝額荘」という古い木造下宿で運命的(?)な出会いをとげた。家族的で青春の楽園のように思われた「輝額荘」。しかし住人の一人・カツが裏庭で変死したことから、若者たちの「砦」に暗い翳が忍び寄る。続いて起こる殺人事件。その背後には天才建築家・ライトの謎が。
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青春時代は甘酸っぱい・・・家族とのかかわりの
ヘタな集団が住まうアパートが桜井京介の原点?
髪とめがねで人とのコミュニケーションを絶つ
京介だが、不器用で可愛い
伊集院大介シリーズに思えてきたkitanoです
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シリーズ4作目☆
今回は蒼がほとんど出ないのね。深春視点で進む('◇')ゞ
天才建築家ライトの話もすごく面白かったなぁ。相変わらず主要人物が魅力的ですな。少しずつキャラ達の謎が解かれていくのも面白い。そんでもってラスト切ない。上質な一冊です( ・∀・)つ
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建築家探偵・桜井京介シリーズの4作目。今回はちょっと趣き変わって、名前はかわいいのに見かけは熊男な我らが深春の語りであります。蒼くんは冒頭と最後のみ…ちょっと寂しいかも;
7年前、深春19歳大学1年生。
貧乏学生の彼が住んでいた古アパートの小火で移り住むことになった「輝額荘」。そこには大家であり、どこか人をひきつける麻生ハジメを初めとして、7人の学生が住んでいた。どこか変人じみたその住人の中のひとり、それが桜井京介だった。
トイレ台所が共用で古びた屋根の下での共同生活に慣れ、建築評論家の飯村と秘書の荻原を交えての忘年会を経て迎えた正月明け、事件は起きた。住人のひとり・カツが裏庭で変死していたのだ。
それを境に、彼らの”砦”には暗く重い影が忍び、新たな殺人事件が起こる…。
深春と京介の初対面…思ったとおり悪かった(笑) まぁ京介は京介ですからね、しかも若い頃の方が人付き合いスキルは更に低そうなので当然といえば当然です。それでもなんとなく、相方のような、友人のような関係になるんだから不思議…。ヒネ具合は7年経っても変わらないね京介…。
前述の通り、深春の視点で進んでいくストーリーがちょっと新鮮。蒼くん視点もよいけれど、彼の真っ直ぐな感じ方も読みやすく好感が持てますね。なにより読者目線に近いv 読みながら、大学生の、まだ社会人ではなく子供でもなく、親の束縛から束の間だけ開放され、でもどこか繋ぎとめられている…そんなどっちつかずでゆらゆらと揺れている感覚を味わっていました。モラトリアム…ううん、それともどこか違うような…。
それにしても神代教授、7年前もやはり素敵なべらんめぇv かっこいい!