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映画「リンカーン〜秘密の書〜」の原作。映画化の話は知らずに設定に食指が動いて出版後すぐに読んで、レビュー書いてなかったなと。
リンカーンが書き残した日記という形で進むストーリー。リンカーンが本当に戦っていた相手は吸血鬼だったという奇想天外な設定なのだけれど、まるで本当にこういう日記が残ってるんじゃないかしらと錯覚しそうです。面白うございました!
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わははー
導入部が謎な感じに混ざってない。
有名な大統領たるリンカーンがグッサグッサ斧で殺人(殺吸血鬼)をするのはちょっと衝撃。躊躇や罪悪感まるでなし。
ヘンリーとリンカーンの行間を読む……。
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長く、存在がほのめかされていた、リンカーンの秘密の日記。そこには、幼少の頃に母親を吸血鬼に殺され、その復讐と、人々を邪悪な使徒から守るため、ヴァンパイアハンターとなり、やがて大統領まで上り詰め、奴隷解放を推し進めた一人の男の生き様が、描かれていた…。秘めたもう一つのアメリカ史。
前作品の「高慢と偏見とゾンビ」が怪作だったため、今度はどうかと思っていたら、まったく趣の異なる、作品でした。
面白い!虚実入り混じるストーリーは、リンカーンや南北戦争史を知らなくても、十分楽しめました。
思わず一気読みです。
次の作品がどんなものなのか、非常に楽しみです。
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リンカーンがヴァンパイアハンターだった!というお話。少年時代から南北戦争、暗殺までの歴史に吸血鬼の存在を絡めて話が進んでいくのですが、もう少しこの辺の歴史に詳しかったらもっと楽しめたかなーと思います。しかし日記からの引用といった体裁をとっている所為か、書体がころころ変わっててびみょーに読みづらかったかなと。あとあと、ヘンリーとリンカーンの関係が良かったです。
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「高慢と偏見とゾンビ」が「もしも高慢と偏見の世界にゾンビが溢れていたら」だったのに対して
こちらは「もしもリンカーンがヴァンパイアハンターだったら」という話。
淡々としているのだけど読むのにちょっと疲れてしまうのは
主人公が話が進むにつれ報われるよりも消耗していく一方だからかも。
あと、最初の「セス・グレアム=スミス」はどこ行ったの!?って思いました。
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リンカーンの真実は吸血鬼との闘いにあった!
キワモノっぽいタイトルとジャケ絵から想像される内容を遥かに凌駕する傑作であります。
史実をもとに妄想を織り込んでいく手法は、まるで山田風太郎をはじめとする我が国の伝奇小説を想起させます。
所々バカっぽくても、リアリティがあるんですよ。しかも陰惨な。
ポーとの出会いなど、ちょっとしたネタも秀逸。
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「第16代米国大統領は、最強のバンパイアハンターだった。」
なんなんでしょ、面白いじゃないですか。
舞台も設定も何もかも無茶なんですが、読んでいくうちに現実と創作の境界があいまいに感じ、事実と錯覚しそうなくらいよく練られてます。
作中に出てくる写真がまた効いてます。 少し長めの話ですが、気にならない位引き込まれました。
映画化されるとか。楽しみですね。
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正直、表紙のイラストに釣られて買っただけだったのですが、思ったより面白かったです。
実際のリンカーン大統領の生い立ちとか史実とか日記に、創作をうまく混ぜ込んで作られたお話は、そこそこ説得力もあって、でも伝記ほど堅苦しくなくて、ページ数の割に読みやすかったです。
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リンカーン大統領の生涯にフォーカスしてアメリカという国の歴史に吸血鬼というフィクションを混ぜたらとんでもない怪作できました。映画とは違うラストがちゃんとこの話を現在のアメリカにリンクさせていてそういう意味でも素晴らしいアメリカ合衆国裏歴史本。リンカーンの伝記や彼の生きていた時代のアメリカのことなどをきちんと知るともっと面白くなりそう。
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斧で頭がゴロゴロ転がるヴァンパイア達。映画化されているが描写が怖すぎる。米・南北戦争時代に興味があればより面白く読めるかも。
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表紙のイラストがTHORES柴本さんで気になったという経緯。吸血鬼物ということで読んでみたら吸血鬼よりもリンカーンの人生が分かる本でした。後はここからWikipediaを読んで吸血鬼成分を抜けば普通に南北戦争含めて歴史の知識になるような内容。文庫本にしては少し厚くいつも使っている文庫カバーだとギリギリでしたが特に止まることもなく順調に読めました。
荒野の貧農から合衆国の首脳になるというアメリカンドリームで、母を(途中で恋人も)失った原因の吸血鬼を恨み狩りをしていくが最大の協力者もまた吸血鬼という構造。読み終わってから「はじめに」を読むとまた楽しい。
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ラストシーンはキング牧師の演説シーンで〆だが、オバマ大統領の演説シーンでもよかったかなと思う。史実改変ファンタジーとして面白いけどB級ネタ枠ではある。