紙の本
予想を裏切る展開
2015/09/16 15:42
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
エスニカ学園には生徒から敬遠される部活がある。それは「もっと学園生活を豊かにする善男善女の会(=も女会)」部だ。理事長の孫であり、青春☆ヴァカの異名を持つ千種エスニカが部長を務めるこの部は、青春を謳歌することが目的だ。実験厨の大洞繭、シスターの卵にして引きこもりストーカーの丸瀬市雛子、金的女王と呼ばれる須唐座有理と、彼女を従姉にして義妹とする唯一の男子である花輪廻がそのメンバーだ。
このように書くと、またもや日常ハーレム系学園ラブコメという、今や定番で大外れしない、ありふれた展開の作品だと思うことだろうが、この作品は第三話からいきなり趣を変えてくる。アイ・ド・ラ、あるいは十和田愛という少女が登場することで、SF風味のファンタジー要素を全面に押し出して来るのだ。
物語のスタート地点が、実はバッドエンドに近い部分に設定されていたということが明らかになるこの物語は、現在のハッピーを維持しつつ、本来あるべきよりハッピーな世界を取り戻すために、真のハーレム展開、あるいは真実の愛を求めて、少年が奮闘する物語でもあるのだ。
次巻以降、そのあたりのバランスをどう定めて攻めてくるのか気になるところではある。
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も女会ってどうせ喪女会だろうし、残念な子たちの部活の日常系かな〜なんて思いつつ、やっぱりな〜などと読んでたら金属バットでぶん殴られてナイフで刺された気分w いや、いい意味ですけどねw
赤坂アカさんの絵も素敵。
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「機巧少女は傷つかない」でおなじみ海冬レイジ先生の新作。
最初はお得意のコメディって感じで海冬先生の作風にはやっぱ日常系が映えるよねとか思いつつ読んでいたのだが、中盤以降突然すごいことに・・・!
さすが「非」日常系と言われるだけのことはある。
赤坂アカさんのイラストもとても素敵です。
中身が気になったらとにかく読んでみて!
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ジャンルを述べるだけでもネタバレになるタイプの小説。序盤の描写でありふれた日常系のラノベかと思って読み進めたらすっかり騙された。一巻で、ある意味では不適切な日常から抜けたかとは思うものの、今後の展開が全く読めず、非常に楽しみ。
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シュタゲっぽいっていわれて気になって購入。どうしてそう言われたか理解ができた。中身がぎっしり詰まってる感じなので2巻くらいに分けてくれた方がもっと楽しめたかもしれない。楽しかった学園生活が一転するシーンからは読むのがとまらなかった。
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『夜想譚グリモアリスシリーズ』で好きになった海冬レイジさんの最新シリーズ。
前半は「印象変わったなぁ」と思いながら読んでいたけれど、
中盤から一気に海冬レイジの世界に入って、突っ切った感じ。
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日常形かとも思ったけど、そんなことなかった・・ すっごいほのぼのしていたのに、途中から殺伐として雰囲気がガラっと変えてきたし、謎の伏線も出てきたばかりで2巻が楽しみかな
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モテない女の会のメンバーが
青春を謳歌しようといろいろしつつも
時々不適切なアレがはみ出してしまって….
というコメディ.
じゃ無かったな.
気がついたら主人公君毒殺されてるし.
世界の支配構造を変革する話?
過去をちょっとずつ変えながら不適切を是正していくわけですね.
「俺の戦いは,まだ始まったばかりだ!」
なオチだったけど続くの?
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かなり変化球。
ありがちな「ヘンな部活モノ」とみせて実は過去改変モノ?
いったん綺麗に収束させつつ黒幕は不明、真ヒロインは
救えないまま、次巻につづく。
これはつづきを読まねばおさまらんw
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1〜3巻読了。
だまされた!いい意味で(笑
ポストまどマギラノベ的な。
結構ヘヴィですが、三巻ラストまで読まれることをオススメします。
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久しぶりの時系列移動モノ。
時間遡行を繰り返しながら別の事実が発覚してきたりする様子が良かった。
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予備知識一切なしで、ありがちな日常系ラブコメを想定して読んだら、良い意味で裏切られた。一見超展開だけど実は緻密な構成。ディテールは流行りもの風だが、根幹はライトノベルというより往年のジュブナイルっぽい。
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はじめの3分の1ほどは珍妙な日常系部活の日々が描かれる。SOS会と例えると分かりやすいか。途中でいきなり時間ループ的な非日常に転換し、殺人が隣人になる。まるで「ひぐらしのなく頃に」のようだ。この変わり具合は嫌いじゃないが、どうにもちぐはぐに感じた。あまりにもサイコに過ぎる。
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死亡したら4次元世界から過去に干渉して現在を修正できるという
テレビゲームのAVGでとても既視感あるような感じのおなはし感 かんかんかん
ゲーム化がとてもらくちんそう
ライトノベルはキャラクタ小説として特徴を極端に付けた造形の登場人物で表現するの他に
その極端なキャラクタだからこそ話が展開される方向へすすむことを利用するものとあり
後者は「名探偵小説」もそうだといえるから(ライトノベル化すると超探偵になるのか)
ライトノベルだからというものではないが
ライトノベルらしいと文章からみなされる特徴でもある
ファミ通文庫はそういうのが多い気がするな(疾走する思春期のパラベラムとか)
と思ったが
レーベルというよりそういうのが書きかたい作者の個性の問題か