紙の本
新しい感じはするけれど。。。
2016/01/26 05:23
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投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
わたしの知ってる朱川さんと全然違う!なんかハチャメチャなストーリー。途中から流し読みしてしまった。結局、理想郷の話。いまある問題に一石投じようという心意気は感じられるけれど、どうにも中途半端な感じが否めない。あの人たちはああやってずっと生きて行くんだなあ。家族を失って、もう帰るところもないし、せっかく好意を持ってくれている女性と出会えたし、主人公にとっては悪くない世界かもしれないけれど。それくらいよっぽどのことがない限り、住めない。文体も軽く、いまの風俗、文化を表すことばがたくさん使われているのは新しい。
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ぎりぎり許せるくだらなさ。
くだらないメッセージが許せないラスト。
最後の最後で裏切られた気分。
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これまでに読んだ朱川作品とは全然違うコミカルな展開。主人公の気持ちをなぞると、巷のオタクたちも、環境が作りだしたということかな、と思える。そういう意味では、荒唐無稽なようでいて、意外とリアリティがある。
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SF? ミステリ?
フリーターなデブが、家族旅行でのハワイからの帰りに飛行機事故である浜辺に打ち上げられる。その地は江戸時代よりも前の日本だった…。
ちゃんと後半にはオチ(ネタ)があるのだけど、それにしても、現代の青年が、大昔に行けば、もう少し賢く生きられそうな感じだけど、どっぷり消費社会に浸かってしまうと、こんなものか?
最後のオチがやや苦しい。
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これは、、ひどい。迎合した笑いを取りにくる連鎖。だがどれも駄々滑り。まるで謎解きは~の人のを読んでるかのようなシラけた気持ちになった。
今までのノスタルジー溢れて少し不思議で怖いような朱川湊人を想像していると、かなーりガッカリする。ストーリー云々ではなく、ウケ狙いの文書が痛すぎ。
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その頃 私も浮かれていたけど・・・・・・「人類の進歩と調和」
誰に 何に 向かって 言ってたんだろう。
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http://takotakora.at.webry.info/201301/article_8.html
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去年くらいに読みましたが、めっちゃ笑いました。夢中で読みました。素直に面白かったです。
最っ高のお気に入り! とするには至らないけれど、もし実際にこんな場所があったら……と、時折想像しています。
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これまでとは随分作風が違います。
現代風?軽いノリ?こういう作風の人もいますが、朱川作品としてはかなり意外。
そして、まぁまぁ予想通りの結末。
本当のラストはどっちを選んだか分からないようになってる感じですが…、読み手によってどう捉えるか、というのが狙いでしょうか。
つまらなくはないけど、面白くもない。
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アホな主人公だけどこの話、憎めない。
ライトな展開が続くので、これ本当に水銀虫の人?と一度表紙を確認してしまった(苦笑)
つっこみどころはあるけど、この荒削りな小説もありだと思う。
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朱川さんのエッセイも読もうっと。絶対面白いと思う。楽しいのでどんどん読み進んだ。でもこれって宗教にも通じることだけど、果たして子供達は幸せなんだろうか。大人の価値観で善し悪しを判断して与えるって好きじゃない。
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飛行機事故が原因で理解不可能な不思議な村に入ることになった主人公の話。大半はコメディタッチで進み、シモネタも含んだギャグも満載のエンターテイメント小説である。
作者は私の同級生であり、作中に散りばめられる小ネタ的なギャグもいちいち分かってしまうところが面白い。最後になって明かされる秘密は夢オチでなくてよかったが、奇想天外で無理もある。
主人公がいわゆる引きこもり型のオタクであり、没社会性の持ち主であることが、話の展開に欠かせない要素になっているのも面白い。
ただ、家族の死があっさりと語られるなど、作品世界の軽さが際立っていて少々気になった。
2010年に上梓され、2012年に文庫化している。東日本大震災後の出版であったせいもあって、文明批評の書であるなどの宣伝文もつくが気楽に読み飛ばすべき娯楽本である。
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あらすじ(背表紙より)
父親の定年を祝うハワイ旅行で飛行機事故に遭ったフリーターの坂木龍馬。目が覚めると、そこはド田舎の村だった。電気・ガス・水道すらない中、村人は鎌倉時代のような生活をしている。幻術を使う怪しい地頭、父親の仇討ちのため修行する少年など、教科書にも載っていない年号の村での不思議な日々に、戸惑いながらも馴染みはじめた龍馬は、やがて隠された村の秘密にたどりつく。そして龍馬を待ち受ける究極の問いとは。脱原発の世論が高まる中、「文明と未開」の間に揺れる青年を直木賞作家が描くノンストップ・エタテインメント。
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家族でハワイ旅行の帰りに飛行機事故に遭った坂木龍馬。たどり着いた島は、電気もガスも水道もない鎌倉時代のような村だった。文明と未開をテーマにする不可思議なストーリー。
主人公と同様にタイムスリップものと思いながら読み進めていたが、予想外の展開。でも、スッキリ感や満足感はない。例えに出てくるサブカルが微妙に古臭く感じるのも欠点か。壮大なオチを期待しただけに物足りない。
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新境地というか、これまでの朱川さんとはかなり趣が違います。
一種のタイムスリップSFです。高評価の人も多いようですが、どうも疑問に感じます。
一つのテーマは文明批判(というか「今の日本をどう思うか?」)でしょうが、それに対抗するこの村が妙にふざけた設定になっていること。もう一つのテーマは引きこもりからの脱却ですが、これも最終的な決め手が仲良くしてくれる女性の存在では、説得力がありません。
何か中途半端なのです。エンターテインメントとして描くのなら、もっと徹底してほしい。そんな気がします。