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紙の本
鎌倉時代の仏教僧である日蓮が国家を救うために提出した一冊です!
2020/03/29 09:30
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、鎌倉時代の仏教僧で、日蓮宗を開いたことで有名な日蓮によって著された書の現代語訳版です。同書は、時の最高権力実力者にして鎌倉幕府第五代執権の北条時頼に提出されたもので、当時頻繁に起こっていた災難などの解消する方法について書かれています。同書によれば、大規模な災害や飢饉が生じている原因は為政者を含めて人々が正法に違背して悪法に帰依しているところにあり、それ故に国土を守る諸天善神が国を去ってその代わりに悪鬼が国に入っているために災難が生ずるのだと説ています。そこで日蓮は、災難を止めるためには為政者が悪法の帰依を停止して正法に帰依することが必要であると主張したのです。この鎌倉時代の国家を救おうとした日蓮の思想がよく表れた一冊です!
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