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トヨタ自動車OBのコンサルタントによる自動車工場の仕組みの概略。工場の組成とかんばん、あんどん、一個流しに代表されるトヨタ生産システム(TPS)の導入のためのエンジニア向け入門書。
流れてくる製品を一つずつ、検査/加工/送り出しを行うため、在庫が最適化され、物流費/検査人員が少なくなる。一方ロット生産ではないことから固定費は薄く広くかかってしまう。トレードオフではあるが、多品種大量生産に使われるシステムとしては最適なものと考えられる。もちろん、標準作業表の確立、ワーカーの多能工化やカイゼン活動の浸透が必要ではある。
優れたスステムではあるが、日本のメーカーはプライドが邪魔しており、実は中国韓国のメーカーの方がTPS導入に積極的とのこと。
混流生産は、高度な技術なのかと勘違いしていたが、各種の部品を均等に使い在庫をなくすためには当然の生産方法らしい。
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ちょっと明け透けに書きすぎじゃない?って内容の本です。
自動車工場で働く私自身でさえ、知らないことが多く載っており、大きな声では言えませんが、その存在に助けられています。笑
とはいえ、トヨタ自動車で大切なことは、「現地現物」ですから、本だけじゃダメなんですからねっ!!笑
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工場実習中に読んでいた一冊。モノづくりって本当にすごいと改めて実感。「大量生産」って簡単にいうけど、大量に高品質なものを作るのにどれだけの努力と工夫が施されているかなんて、あまり知られていないと思う。
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トヨタのカンバン方式の意味がやっと知れた。その応用や派生みたいなことが事例を挙げて書かれている。ちょっとページ数が多い、半分くらいになりそうなので気軽に読み返しできる程度だともっと嬉しい。
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よくわかる!
自動車工場がよくわかって楽しい。見学したいなぁ。自身の仕事に使えるかどうかよりも、自動車工場がわかると楽しい。情報も新しいし、なかなか良かったね。
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トヨタ生産方式をベースに解説されているが、自動車工場だけでなく、少量生産ではない工場なら参考になる内容。
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自動車工場の全工程を解説付きで見学したような感覚。非常に詳細だが、わかりやすく説明されている。素晴らしい書籍だと思う。こういう方のノウハウが韓国や中国といった競業国に展開されていると思うと、非常に複雑な気持ちになった。
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・エンジン 鋳造、鍛造→機械加工→エンジン組付 エンジンは車とほぼ同じ。クランクギア、シャフトなどのパーツは10年使わなあかんので鍛造でやる。鍛造は強い鋼を打ち付けてつくるため、すぐ痛む。鍛造機械は費用処理。プレス機械は固定資産。金型に溶融金属を流し込んで、複雑なパーツを作るのが鋳造。アルミダイカスト。
・プレス加工 薄い鉄板を切って成形、バリ取り。金型を次々かえる。段取替え。
・溶接 スポット溶接(電熱)でとめる。難しいのはアーク溶接。溶接組み立てをしたボデーはホワイトボディ。艤装(エンジン組付け)前。艤装のときの穴の精度がそのままホワイトボディの精度の高さ。
・塗装 水洗→オーブン→下塗り→、、、中塗り、上塗りの繰り返し。
・樹脂成形 バンパーやインパネ。大きいので組立工場に近い方が良い。
・機械加工 リングギア、加工、セルライン。小物は人が動いてワークを機械から機械へ移す。
・組立工程 まずはドアをはずす。塗装の色むらをなくすために、前工程で外せない。
・かんばん 後工程が前工程に在庫を取りに行く。仕掛けかんばん =工程内かんばん/信号かんばん。引取かんばん=工程間引取かんばん/外注部品納入かんばん。
・あんどん 不具合で光る。
・鋳造工程、調質炉は作業中のモノにかんばんをつけられない。
・機械加工はセル生産。原料をリフトマンに運んでもらう。運搬あんどん。
・電気ではなく、機械管理。ピンポンやコイン、円盤など看板に、形も色々。現場でみてトラブルシュートできる。入口の出口をそろえるU字型にすると、生産がスムーズ。
・一個流し。ロット生産の逆。一個ずつ次工程に送ることで、ミスを速やかに発見できる。次工程が前工程をチェックできる。
・平準化仕掛け。
・工程間の作業量のバラツキは標準化で対応する。成績優秀者から応援に出す。三ヶ月。横展する能力。
・プレスの段取替えは3時間を3分に。外段取りと内段取りを分離した。手は動かしても足は動かすな、選択は良いが調整はムダ。付きあて基準を設定せよ。
・運搬 つるべ、みずすまし、実空運搬。
・ポカヨケ。バカヨケから改称。
・標準作業票。カメラでとってる。
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