紙の本
付き人のウツウツに同情
2015/12/23 23:05
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻で黒猫の海外勤務が決まっちゃって付き人以上に寂しい気持ちになってしまってました。
黒猫の渡仏から半年。付き人はポオをテーマに博士論文に挑むが、つい黒猫のことを考えてしまう。
そうよねぇ、自分の事を憎からず思ってくれてることを感じてるのに、ほぼ音信不通って!
文学美学の難しいトコロを読む時の気の抜き方も分かってきた(笑)
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ラストで急に甘くなっちゃって。なによ。
本棚の肥やしになっておるポオ小説全集をじっと見る…「アッシャー家の崩壊」は1巻ね。ふむ。
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日本とフランスで、付き人と黒猫で、
それぞれに、別々のパートナーとともに、
それぞれに異なる、しかし繋がりもある
恋話ミステリーに臨む構成は、よかったかな~。
でも…、エピローグの章での黒猫の講釈は、
言っていることが、まったくわからず、
若干読み飛ばし気味になったのは、残念でした…。
(第1作ほどではなかったけど…)
この作品(シリーズ)は、
キャラクターや設定、基本構成はいいんだけど、
いかんせん、黒猫の講釈がエスカレートすると、
どぅしても、興醒め気味になっちゃうんだよな~。
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黒猫シリーズの中では、一番すっきりしていて読みやすいように感じた。知っている話題が出たからかもしれないが、納得できる部分が前作、前々作より多い。
付き人さん鈍すぎ・・・!だがそれがいいのかも・・・?
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黒猫シリーズ。
二人のすれ違いの恋がいいのか悪いのか。
まあ、正直黒猫にはいらっとしますが。
ただ主人公がすごく気がつく子なのでなかなかいい雰囲気にはなってきました
まあ、それはさておき今回の離れた二人がそれぞれ事件を解決する作りはいいなと思いました。
二人の行く末を見守っていきたいです
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黒猫シリーズ3弾。
このシリーズは前の2冊ともキラキラというかサラサラというか、、
捉えどころのない『美学』の講義を中心にすえた胸キュンミステリーという
印象でした。
でも、この3冊目はストーリーも謎自体もすっきり入ってきて、
分かりやすかった気がします。
黒猫と付き人が遠く離れたままそれぞれの問題を、検証。
時間、飛行というキーワードで解決させてゆく。
読者は二人のピュアな関係に気をもみながら、美学の迷路で
迷子にさせられて行くというい感じでした。
またまた今後の二人の行方が気になります。
読了直後、再びプロローグを読み返したり、
花の名前をネットで検索しながら眺めたり。
前の2冊が☆五つならこの本は☆七つぐらい。美しかった・・・
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黒猫と呼ばれる男性と、その付き人の女性のお話。
第三弾ですが、期待した割にはあっさりとした後味でよかったものの…。
やはり、黒猫の講義は難しい(*_*;
前回、黒猫はフランスへ旅立つ・・・そこで終わったが、
今回は、
黒猫がフランス、付き人が日本で謎を解いていく。
黒猫と付き人の微妙な恋愛関係がまた好きです♪
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1・2巻よりもだいぶ分かりやすくなった…気がする。
でも未だに黒猫と付き人の仲はよくわからない。
付き人の方は自覚したし心の内も描かれているけど
黒猫の方は全く描かれていないし、マチルドの問いにも
はっきりとは答えていないし…。
続巻が出るかわからないけど、とにかく今後が気になる!
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小難しい美学談義を交えながらの謎解きシリーズですが、蘊蓄度が薄れてきた分だけ読み易くはなってるけど、ちょっと失速した感もあり。
切ない恋のお話としては好し。
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黒猫シリーズ。日本とパリ、それぞれの地でそれぞれの謎に挑む黒猫と付き人。ところがまるで別々に思える謎が絶妙に絡み合うさまは圧巻。ポオの「アッシャー家の崩壊」がモチーフにされている部分も魅力的です。ちなみにアッシャー家未読の方は、読んでおくべきです。
黒猫に対する付き人の想いや、謎にかかわる人たちの想いは切ないもの。それを全部包み込むような「謎」の解決は暖かくて。ほんわりとした読後感でした。
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図書館で不意に見つけた新刊。
お耽美というか何というか…。
もどかしいような心地良いような。
謎の解釈もふふーんと思いましたが、やはり2人の関係が…きゅんとした!
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やはり文章がとても綺麗で読んでいて楽しい。「落下する時間たち」が素敵な話でこちらの時間の書き方が好き。相変わらず付き人と黒猫の関係がはっきり進展しないのはもどかしいがその微妙な感じもまた良い。
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実に洗練されたセンスで、文学はもとより古今の音楽から美学までの芸術論をたっぷりと盛り込んだぺダンチックなミステリで、これがシリーズ三作目にあたるという。
出版リストの題名に惹かれて、初めて手に取ったのだけれど予想外の面白さ。語り手の「付き人」の立場から見ると、これはミステリというよりは、なかなか前へ進まぬラブ・ストーリーに思えてくるほど。
iいささかスノッブで、うんちくたっぷりの芸術用語のオンパレードや小難しい言い回しの連発に閉口する向きもあるかも。
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『落下する時間たち』
綿谷埜枝の小説は、菅浩江さんの小説を思い出した。
たった一晩の恋か…。
唐草教授は格好良いなぁ。お茶目な所も素敵。
唐草教授はお互いがお互いの鏡だから黒猫の付き人にしたって言うし、黒猫も授業で誉めてたってことは、付き人って思ってたより凄い人?
それに、一作目の柚木くんといい、今回の戸影くんといい、意外とモテてる?
『舞い上がる時間たち』
黒猫はパリでもモテるのか。
付き人への態度と比べると、マチルドに対しては少し冷たいというか距離があるなぁ。やっぱり、黒猫にとって付き人は特別なんだな。(置いてきた人=付き人 だよね!?)
どれだけ大切で愛しい人だとしても、一人で十年も待ち続けるのは辛いよなぁ。二人とも可哀想。
『黒猫の薔薇あるいは時間旅行』
プロローグはそういうことか!
今回は伏線が凄かったなぁ。
『落下する〜』の本当の真相も。
付き人の導き出した真相も凄かったけど、黒猫のは更に上をいく凄さ。
唐草教授はどんな気持ちで『星から花』を読んで、どんな気持ちで付き人の謎解きを聞いたんだろう。
前作でも思ったけど、黒猫は計画性がない。前もって伝えておこうよ!それが黒猫らしさなんだろうけど…。
お互い恋敵が出来たけど、次はもう少し進展するかな?
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じーんと来た。
今回は日本とパリで起きたせつない恋のミステリ。
相変わらず黒猫と付き人の関係はもどかしいままだけど
黒猫風に解釈するならば
外的距離は遠くなるばかりだけれど内的距離はいつも寄り添っている感じ。
なんだかこういう関係ってうらやましいなぁ。
今回はちょこっとしたか登場しなかったけど
付き人母のキャラがとても好きだ。
こちらを主人公にスピンオフ物も読みたい!