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中々面白かった。たまにはこんな本もいい。週刊誌感覚で読める。聖人がキリスト教に傾きすぎているきらいはあるものの、そこそこ目が行き届いている。文庫本に善悪を網羅することは不可能であろうが、狙いには好感が持てる。
http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20100416/p3
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ちょっと怪しげな雰囲気の本ですが、小さい頃、この手の本が好きだったことを思い出して、読んでみました。
特に「魔人」という表現が気になりました。「怪人」とはまたちょっと違うようですね。
馴染んだ偉人の人生にも、ちょこちょこと知らないことがありました。
・ヘレン・ケラーが「ウォーター」と口走って世界に気づいたシーン:戯曲家の創作
・プラトン:アトランティス文明の実在を最初に主張
・聖ゲオルギウス:竜を倒したのに、処刑され(人に殺され)た
・ペテロ:バチカンは彼の墓所の上に築かれた
・ニコラウス:北欧出身のようで、実はトルコ出身
・シッティング・ブル(うずくまる牡牛):スー族の酋長、民衆のためサーカスにも出演
・ブッダ:目覚めた人という意味
・ドラキュラ:竜(ドラゴン)の息子。父が竜騎士団の騎士だったため竜(ドラクル)からきた名前
・ヒトラー:オカルティスト。戦争で攻める国は占星術で決めた。連合国軍側も→WW2は魔術戦争。鉤十字(ハーケンクロイツ)インド発祥の幸運のしるし
・ジル・ド・レエ:ジャンヌ・ダルクの死で絶望し、人間が壊れた
などです。
魔人に関しては、ヘルメス・トリスメギストス(錬金術の基礎を作った伝説の人)や、果心居士(戦国時代の超能力者、信長や秀吉の怒りを買った)など、知らない人物が多々紹介されていました。
カリオストロ伯爵は錬金術士だったんですね。
中国の方士の左慈は、『三国志』に登場し、曹操から激しい怒りを買いながらも難なくすり抜けて、逆に追い詰めた曹操の方が死に近づいた、という興味深い人物でしたが、謎のまま物語から消えてしまい、残念に思っていました。
単なる物語内のキャラクターではなく、三国志以外でも有名な人物だとわかりました。
時の武将にとって、人外の力を駆使する存在は、自分の地位を覆しかねない、恐ろしい存在だったため、排除しようとしたのでしょう。
古今東西のインパクトのある歴史上の人物113人が、地域別に紹介されており、カルト好きにはたまらない本になっています。
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世界的歴史人物を"聖人"と"魔神"で表現する。実に斬新な考え方の一冊である。この人とこのとが聖人で、このと人この人は魔神…なるほどね。えっ!?このほとが!!!はしがきより
一人の人間の心のなかには、善なる部分と悪成る部分の両方があるだろう。単純に割り切れるものではないかもしれない。でも、「善人」とか「悪人」とか
聞けば、たいていの人は同じようなイメージの人間を想像する。
それでは、「聖人」や「魔神」とは、そのまま「スーパー善人」であり、「スーパー悪人」ナノだろうか。いや、ちょっと違うようだ。
から始まっていて、「聖人」「悪人」は善・悪、良い・悪い、とはちょっと違うのであって、あるい一種の後世のの人間によって
決められたもの、あるいは表現されたもののっ結果である。そしてそれが同書に書いてあるのは、一種の区分であるような書き方(表現)となっている。
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基本からマニアックまで押さえている一冊。聖人なのか魔人なのかは後の歴史で決まってしまうように思えた。
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偉人について1~2ページの簡単な説明をする本。たまに誤植あり。
テーマがぼやけていて、何がしたいのかちょっとよくわからない。
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監修者が力不足でも、執筆陣がよければよい本になるという見本。(^^;
何人か、日本語に問題のある人がいたようで、読みづらい文章が散見します。
監修、校正の各担当は責任を自覚するようにした方がよいでしょう。(^^
紹介されている人物については、可もなく不可もなく。
聖人はともかく、魔人というくくりはちょっとつらかったかもしれませんね。