紙の本
意外とシュール
2012/07/30 13:53
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投稿者:MOG - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供の頃にアニメで良く見ていたムーミン。
先日ふと、そういえば原作を読んだことがなかった、と気づき購入。
これって子供向けじゃないですね、大人向き。
結構シュールです。
季節の移ろいだったり、切なさだったり、大人の方に読んでほしいです。
紙の本
不満は邦題
2022/07/27 17:42
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投稿者:Vine Q - この投稿者のレビュー一覧を見る
原書のタイトルは『魔法使いの帽子』というのだそう。素敵なタイトルだし、話の内容に添っている。ところが翻訳書のタイトルはこの通り、『たのしいムーミン一家』である。
作者トーベ・ヤンソンの作風を理解した上でこのタイトルをつけねばならない日本の出版社が気の毒だという言い方もできるかとも思うが、なにより読者を莫迦にしている印象を与えるのは免れない。アニメのムーミン、子ども向けの絵本のムーミンに『たのしいムーミン一家』とつけるならまだしも、わざわざ原書版の素晴らしい色使いの装丁、装画を再現することにこだわった版でこのタイトルでいこう、となった経緯はどういうものだったのだろう。
『たのしいムーミン一家』というアホっぽいタイトル以外は素晴らしい一冊。トーベはシニカルで不穏な物語が巧く、この先も繰り返し読んでいきたいと思わせるのだ。
紙の本
装丁がステキ
2015/08/24 16:05
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投稿者:ようたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
文庫ですが、新装版とのことで単行本のように装丁がステキで、背表紙も続き柄になっているため全巻揃えたくなります。本編にも挿絵が沢山あり、ムーミンといえば絵もセットで読みたいのでとてもよかったです。
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ムーミン
2019/12/24 11:07
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投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ムーミンのお話は、大人が読んでも面白いので、子供のためにと思って購入しましたが、親、楽しんでいます。
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ムーミンたちがどっさりと松葉をお腹につめこんで冬眠に入るところから物語は始まります。冬眠のあいだは松葉が大切なんですって。
百日百晩がたち、春になりました。ムーミンたちは目覚め、早速、まだ雪の残る山へと向かいました。三月の風に吹かれながら。
山のてっぺんにはまっ黒いシルクハットがひとつ、ありました。それは中に入れた物の姿形を変えてしまう『飛行おにのまほうのぼうし』でした。
まほうのぼうしをめぐる、不思議で楽しい現象がムーミン谷を覆います。ポップで可愛い変身。
それから物語の終盤にお茶目なトフスランとビフスラン、モランおばあさん、寂しい飛行おにという、個性的な面々がムーミン谷を訪れます。
ムーミン一家は冒険号に乗ってニョロニョロ島にも行きました。
スナフキンは秋が来るまえに旅に出ます。春にまた会いにくるとムーミンに約束して。
陽気にハーモニカを鳴らしながら旅立つスナフキンの背中が小さく小さく見えなくなりハーモニカの音が聴こえなくなるまで、じっと見つめるムーミン。
ムーミンの寂しさがひしひしと伝わって来ます。とても好きな場面です。
飛行おにはパンケーキを85年ぶりに食べました。…85年前はだれと食べたのだろう。気になるなあ。
飛行おには自分の姿を変えることと、ほかのひとの望みを叶えることは出来るのですが、自分の望みは叶えることの出来ないのです。なんとも気高い、魔法の力なのでしょう。黒ひょうに乗りひとり大空を滑空する飛行おに。
楽しい場面の中にしんみるする場面がちりばめられた、素敵なお話でした。
物語の中でムーミンパパはせっせと自伝を書いています。だれにも愛してもらえなかった、こども時代をすごし、大きくなってからもそれは続き、あらゆる意味でおそろしい日々を送ってきたらしいのですが、…どんな日々を!!と、想像し思わず、涙ぐみました。
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ミイが出て来なかったり、フローレンがスノークのおじょうさんと呼ばれていたりでアニメとはけっこう違っていた。
最後のひこうオニとの話が一番よかった。生意気で自分勝手だけど憎めないトフスランとビフスランがひこうオニのために女王のルビーを出してほしいと願う。いい話でした。
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子供の頃に戻れる、大人向けの童話です(^^)
童話を読んだときのわくわく感を今も味わいたいけど、本当に子供向けの絵本や童話を読んでもボリュームが足りないし、少し刺激が足りなくなってしまった大人たちが楽しめる童話です♪
独特の世界観とかわいい挿絵に気分があがります!!!
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癒される。ムーミンの谷はみんな家族のように親密な関係で、それでいて個性が尊重されている。居心地が良さそう。
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最初から最後までハチャメチャで、これ最後どうなるのよ。と思ったけどなんとなくまとまってるのがすごい。
いつか全巻読破したいと思う。
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冬眠から目覚めたムーミンが、橋の上でスナフキンと過ごすシーンに憧れます。
清涼感がありますね。
しかし、冒険に誘う「ぼうし」の登場がざわつかせ…
物語の冒頭と雰囲気が対照的です。
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最後の飛行おにとトフスランとビフスランに思わず笑顔になってしまう。それくらいにやさしい終わり方。
それから個人的にムーミンパパとママの「子どもたち」呼びがたまらなく好き。実の子供でなくとも子供のように接してるところからくるのだろう、と思うが、「子どもたち」呼びがこんなにしっくりくるとは。
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今回はムーミントロールたちが見つけた魔法のぼうしでたいへんなことがおこります。そして後半には、飛行おにという黒ひょうに乗った魔物が登場します。いったいムーミン谷はどうなってしまうのでしょう?それはみなさんでたしかめてくださいね。
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仕事帰りに少しずつ読んだ。
ごっとん、ごっとんと揺れる電車と、暗い窓の外。
うとうとする人々の乗った車内。
この本の中にある世界の空気と、似ていると思った。
出てくる登場人物はみんなどこか、とぼけているというか、憎めなくて、彼らが引き起こす出来事がくすっと笑える。
北欧の寒い冬を照らす、温かい蝋燭の灯りのように温かい気持ちになり、お家に帰ることができました。
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長い冬眠からさめたムーミントロールと仲よしのスナフキンとスニフが、海べりの山の頂上で黒いぼうしを発見。ところが、それはものの形をかえてしまう魔法のぼうしだったことから、次々にふしぎな事件がおこる。国際アンデルセン大賞受賞のヤンソンがえがく、白夜のムーミン谷のユーモアとファンタジー。
ムーミン、リバイバル(自分の中で)
みんな大好き、飛行鬼のお話ですよー。
新装版で、新訳版ではなかった・・・。
やっぱり訳が読みにくい(笑)
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たのしいムーミン一家読了。びっくりするような出来事や事件、その他どんなことも冒険として楽しむムーミン谷の住人。いいなぁ。最後のパーティーのシーンが好き。あと、スナフキンが旅立ってしまうところも。あぁ…スナフキン…。