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本書はビジネス書でベストセラーとなった「ザ・ゴール」の著者エリヤフ・ゴールドラット博士が編み出したTOC(Theory of Constrains=制約理論)に基づき、全体最適の問題解決方法を解説している。
かの「ザ・ゴール」では物語ではありながら生産管理の視点から、生産工程の最適化という命題をうまく組み込み、納得のゆく話運びで纏め上げていった。
本書は目に見える問題をクラウドという5つの項目をつないだ図形を作る。
概略は以下の通り。
A 共通目標
→ B 要望(相手側)→ D 行動(相手側)
→ C 要望(自分側)→ E 行動(自分側)
目指すべき共通目標(=A)は同じであるものの、DとCでは対立を起こしているが、この対立を解消すべく色々な機軸を導入し最終的にはクラウドを解消させる、というもの。
この様な本は兎角難しく書く傾向があるが、可愛いカエルの絵を導入し、図もふんだんに使い、分かりやすく説明している。 この手の実用書に苦手意識がある人でも取っ付き易く、またスムーズに読み進めることができる。
この手法が全てではないが、目の前にある問題点を見える化し、解決の糸口をつかむ為には有益な手法だと思う。
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借りたけど、読み込めなかった…図書館で2ヶ月待ったのに。。。
以前ロジカルシンキングについて勉強会をしましたが、その延長線上で借りてみました。
登場するキャラクターがかわいらしいカエルってのもグッドです。
もう一回ちゃんと読みたい!!
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「ザ・ゴール」シリーズを貫いている「TOC(制約理論)」とその各種ツールをまとめた本。
部分最適ではなく、全体最適を目指す、という一貫した考え方を伝えている。
ツールとしては、ロジックツリーやマトリクスを使った方が個人的にはいいように思う。
ただ、考え方としては、吸収すべきことも多い。
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僕の理解力が乏しく、非常にわかりやすく解説しているようであるが、理解するのが難しかった。問題解決までのロジックは理解できるが、ツリー構造は一人で構築するには、ハードルが高すぎる感いっぱい。もっと勉強しなきゃーーー。
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ゴールドラット博士の「ゴール」「ゴール2」「クリティカルチェーン」のあたりの内容のTOC理論をわかりやすく解説しています。
ある困難な事象があるときに、困難と考える前提条件は何か、それはなくすこと、小さくすることはできないか、を考えるようにしていますが、系統立てて説明しているので、興味深く読み進められました。
ただ、超ポジティブシンキングで、解決できない問題がないような感覚になりますが、本当に解決できない場合は、どのように考えるかが難しいです。
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内容紹介
問題は、分解してはいけなかった!これまで多くの問題解決手法が、問題と言われている症状そのものを分解・分析して解決策を考察してきた。だが、結果的に全体との関連を見失いがちになり、気がつくと「木を見て森を見ず」の解決策に陥りかねない。さまざまな問題をつなぎ合わせると、ほんとうの問題の姿が見えてくる。全体最適で、問題の根本から解決する思考プロセスをわかりやすく説く。――みんなが納得する「対立解消術」――つなげて見える「現状把握術」――逆転発想でつくる「未来構想術」――中間目標に集中する「目標達成術」――先を読む力を鍛える「実行手順立案術」――全体最適でみんなをつなぐ「戦略戦術実践術」望ましくない現象を逆手にとって、望ましい状況をつくり出そう。問題こそ、飛躍のチャンスだ!
目次
「カエル池」のものがたり
まえがき
第1章 部分最適のワナに陥るな!――ようこそ、全体最適の「問題解決の森」へ
第2章 モヤモヤすっきり!――みんなが納得する「対立解消術」
第3章 全体像を把握せよ!――つなげて見える「現状把握術」
第4章 望ましくない現象を逆手に取れ!――つなげて見える「現状把握術」
第5章 障害にとらわれるな!――中間目標に集中する「目標達成術」
第6章 備えあれば憂いなし!――先を読む力を鍛える「実行手順立案術」
第7章 理想は実現する!――全体最適でみんなをつなぐ「戦略戦術実践術」
あとがき
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TOC理論を用いた課題解決方法の解説本。
とてもわかりやすく、豊富な事例があってお勧めです。
ただ、当たり前ですが、方法を理解できても、実際に課題を解決するのは自分なので、どのようにこの方法に当てはめるかいろいろ考えないといけない。
ちなみに、この本を読んでからゴール2を読み直すと随所にこの本で解説されている方法がでてきます。こっち読んでからゴール2を読んだほうが理解が進むと思いま。
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(S)
ゴールドラット博士のTOC理論に基づき、その思考方法と手順を解説した本。部分最適で打ち手を決めるのではなく、全体最適を狙い、問題同士のつながりを意識した問題解決手法を説明してくれる。「ワンランク上の問題解決の技術」に書かれているファンクショナルアプローチと似ている。
「対立解消術」の考え方と手法は非常にクリアで分かりやすい。組織で仕事するが故に起こる問題は、対立解消のフレームで解決出来るもの相当多いはずである。
問題解決の打ち手をとったがうまく効果が上がらない、周囲が協力してくれない、といった壁にぶち当たっている人にヒントをくれる。
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ゴールドラット博士のエッセンスが詰まっている感じ。
重要なことは色々書いてある気がするんだけど、すんなり頭に入ってこないというか、腑に落ちきれないところがある。
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TOCの形式的なこと、対応の順序を知るにはいいでしょう。ただ、それを説明する際の例のロジックが陳腐なため、全体的な説得力にかける。もったいねぇ。
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組織や問題が大きくなるほどにその全体像が見えなくて、どうしても部分的解決を段階的に…といった手法を用いることをめにするが、問題の根本的解決を行うにあたっては、部分最適ではなく、全体最適を目指さなくてはならない。このことをわかりやすく説明してある良書。
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とても明快。読んでいると、すぐにでも問題解決ができそうな気がしてくるが、逆に明快すぎて完全には腑に落ちないところもある。「つながり」が大事ということ、Win-Winになるように対立を解消すること、制約に集中することなどがこの本の肝だと思う。
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【MM239 mylibrary マイライブラリ・アウォード!2008 2009/1/21】
《次点3》『全体最適の問題解決入門-「木を見て森も見る」思考プロセスを身につけよう!』(岸良裕司著、ダイヤモンド社、2008年)
http://tinyurl.com/65yjtj
(コメント)世界的大ベストセラー『ザ・ゴール』で紹介されたTOC(制約理論)をもとに、多くの図とかわいいイラストでまとめられた問題解決本。とかくセクショナリズムが問題視される行政組織には参考になるでしょう。おサイフケータイ生みの親である著者の『アライアンス仕事術』も同様です。
参考:『ザ・ゴール』http://tinyurl.com/67y8cd
『アライアンス仕事術』http://tinyurl.com/5t4wub
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目先の問題をいくら解決しても次々と新たな問題が出てきて全然良くならない!
そんな人のための本。
多くの人が陥る部分最適のワナから抜け出し、全体最適への道を提示してくれる。
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TOCの本。ザ・ゴールなどで有名なTOC。でもイマイチやり方がよくわからないのでこの本を購入した。しかしわからない。図の書き方は実践的であるが、ところところで飛躍している部分があり、どうしてその答が導かれたのか理解できない。いろいろな図もあるが関連もイマイチわからないし。うーん実践が必要なのはわかるがいきなりは難しいかも。試しになにかの機会にやってみるか。