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▼日本の土地売買、トラブルになっても警察も登記を扱う法務局も民事不介入だって。これではゴネたり屁理屈言ったり、声の大きい方が有利。私たち一般人には太刀打ちできないと感じます。
▼地籍の不備が悪徳業者や外国資本に悪用されて、泣き寝入りさせられるのはどうせ私たちなんだろうと思うと、腹立たしくて。
▼不動産実務者の言う「土地の売買制度はザルで、実際には機能していない」→土地情報の管理は地方自治体の仕事らしいけど、制度が機能しておらず、ただ書類のファイルをするだけなら管理していないのと一緒かも。
▼表に出したくない土地買収なら、届け出をしないかダミー会社を噛ませる(P82)→こんないい加減な仕組みが通用しているなんて大問題でしょ?
▼農地の違法転用が発覚しても、大半は反省文を書くだけで追認されてしまうらしい。中学生じゃあるまいし、反省文程度で改善されるわけないじゃない。いつの間にか駐車場や資材置き場に変わっていても、なかなか元には戻せないので、やっちゃったモン勝ち。驚いたことに民主党の輿石東議員もそんな違反者の一人だそうで、国会議員さんだし、絶対違法転用のこと知らなかったわけないだろー、確信犯だろーと感じます。
▼国有地や公有地のネットオークション売買も実施されているという。入札には国籍も問わないとか。どう考えても危機感を持っていない状況に情けなく感じます。土地の売却後の所有者の行方を追えないケースも増えているというし、もうどうなってるの?日本の土地売買制度は・・・。不安と心配のあまり、先を知りたいような知りたくないような。
▼こんな不備だらけのシステムで、悪用されないわけがない。行政に不信感が。日本をボロボロに壊すために、わざと制度を不備だらけで放置しているんじゃない?と疑いたくなります。日本を乗っ取るつもりがあるんじゃない?
▼問題があることがはっきりわかっているのに、対策を先送りにしたり調査を怠ることは、わざわざ日本を潰している行為に等しいと思います。
▼この本にもやはり日本国土を狙う外資のことが書かれていました(最近、その手の内容の本が続いてしまったので)。それだけ事態は深刻なんだと思います。
▼日本の土地を中国資本が買う。沖縄の軍用地まで買っている。しかも登記欄には外国人の名前が出てくることはあまりなく、国籍欄もない・・・いつのまに外国の仲介業者に転売されて、あの手この手で土地の買収・国土の切り売りが行われている恐怖。国防や資源保護の面からも早急に制度規制が必要だと感じました。日本はいろんな面で無防備すぎます。外国人への土地所有や開発に規制をかけなければ、いずれ取り返しがつかないことになることは容易に想像できます。外国では土地所有に関してそれなりの規制があったり、対策が取られていたりしているのに、日本だけ無防備。こんな状態でTPPとか、もっと危ないんじゃないかと、素人ながら心配になってしまいます。
▼政策提言として「国家安全保障土地法」「所有者不明土地対策法」「条例等による地域ガバナンス力の強化」が挙げられて��ましたが、とにかく一刻も早く何とかしてほしいと思いました。
▼ところどころの細かい注釈もいろいろと勉強になりました。
▼巻末の引用文献に読んでみたい本、興味を持った本がいくつかあったのでメモ。特に小松左京さんの「日本、売ります」は読んでみたい。