まちづくり協議会読本 みんなのレビュー

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投稿者：岡野義高　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

都心ではバブルもはじけたというのに、次々と高層ビルが建設されている。
自分の住んでいる郊外都市でも、「マンション建設反対」の立て看板を近所で見かけてびっくりすることがあった。

自分の住環境を守るために、さらに一歩すすんで、よりよい「まちづくり」のために、何かをしたい、でも何をしたらいいのかわからない、という人がいたら、ぜひ本書をオススメしたい。

本書の大きな特色は、「まちづくり協議会」をつくって、まちづくりに取り組むことにしぼって話を進めていること。
「誰が参加するの？」
「会費はいくら？」
「会則はどうしよう？」
「困った参加者がいるんだけど、どうしたら？」
などなど、書かれていることも、実に具体的・実際的だ。

また、著者は、木造建築の建替えに乗じて、少しずつまちづくりを進めていく「修復型まちづくり」を推奨している。
時間がかかってもいいから、無理なくまちづくりを進めてこう、という姿勢は信頼できる。

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投稿者：日経アーキテクチュア　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

建物の建て替えの際に少しずつ街並みを整えていく“修復型まちづくり”には，住民参加の「まちづくり協議会」が重要な役割を果たす。東京の市街地における著者らの経験をもとに，協議会のつくり方・運営手法，まちづくり計画の作成方法などのノウハウを示す。
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