紙の本
前作から一年経った二人
2018/05/07 22:55
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投稿者:tix - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作と比べたら地味ですが
地味な展開だからこその良さがある続編でした。
本作も前作同様交互視点で、
二人は付き合ってから一年が経っていました。
相変わらず治樹はウジウジしていてますが、
小田島は前作と打って変わって、彼なりに誠意を尽くしています。
けれども、どこまでもマイナス思考の治樹と
容姿・家柄・仕事・恋愛遍歴…において
常に勝ち組として過ごしてきた小田島とでは
両思いになっても、やっぱりうまく噛み合いません。
互いに良かれと思ってしてることが、相手に全く伝わってない。
交互視点で読んでる私は、治樹の気持ちも理解できるし、
小田島の考え方も理解できる。
けれど、この二人は今までの人生経験が真逆と言っていいほどなので、
突っ込んだ話し合いをせずに、相手を自分の物差しで忖度してるだけでは
一向に真実にたどり着かないんですよねw
一体どうやったら歩み寄れるのかしら〜?
と、興味津々。大変楽しく読めました。
紙の本
遠くにいる人の続編
2017/04/30 20:54
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1年後のお話。
私としてはよく1年もったなぁと思うんですが、攻めが受けと付き合っていい方に変わったんですね。
前は酷かった…。
しかし受は相変わらずうじうじでした。
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前作よりもこっちから読んでしまった。
受のどこまでもネガティブな考え方を理解できない攻。そのネガティブさの一端は自分の過去の仕打ちにあることも分かってはいるけどもどかしいと感じてます。たしかにね。
でも受が一生懸命自分の考え方を変えていこうとするところが好感を持てました。
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「遠くにいる人」続編。小田島と治樹が付き合い始めて1年後の様子がメインです。前作から読むことをオススメ。
褒められた性格じゃなかったあの小田島が、改心してびっくりするほど包容力のあるいい人になっていました。誰にでも優しかったのが、今では治樹限定になっていてホッとした反面、こう言っちゃなんですが腑抜けてしまったような気もしたりして…
もちろんリアルに考えると、これが絶対望ましい形だとわかっています!二人がラブラブなのを確認できて嬉しいです。
…なのにイヂワル読者としては、小田島がもう一悶着ぐらい起こしても良かったんじゃないかな、などと黒く考えてしまうんですよね~
あくまでも読み応えとしてですが。
それに、モテ男だった小田島の黒歴史からいって、そんなに簡単に改心するなんてもの足りないかんじが。さらには治樹にそこまで執着させトリコにしちゃうような甲斐性があるとは思えない(失礼)ので。
その治樹は、あんなに愛されているのに相変わらずネガティブでめんどくさい受!そこがかわいくていいんですけどね。自信がなくて臆病な治樹には、今回も気付いたら肩入れしていました。
でも、ネガティブ治樹がもっとめんどくさいことになって、お見合いのことで揉めまくって、最悪「もうやだ」って見限るところまでいってもおかしくなかったですよね。もっとはっきり自信のなさを爆発させてくれてもよかったのにな~
譲歩したりせずに、思いのたけをぶつけてほしいと焦れ焦れしました。
そして意外にあっさり片付いてしまい、ちょっと拍子抜け。
必死になって頑張る、小田島の情けなくてカッコ悪い姿を見てみたかったですww
「追う男」は、小姑キャラの三津がメイン。
彼の本音が臼井をとおして伝わってきました。切ないけど、深刻でもない。
微妙な三津の思いが改めて理解できます。
これからも小田島と治樹に対してあれこれ世話を焼いてほしいです。まさに小姑として!
臼井との間柄は、描き方が中途半端で思わせぶりなだけで終わってしまったので残念。三津にも恋が訪れるのか?という予感だけありました。
エロ的にはメインに関しては大サービスなのかラブラブが沢山ありましたが、三津の話はそこまではまだまだ、なかんじ。
お仕事ものとしての描写もあったけど、もっと掘り下げてくれてもよかった。
ストーリーは地味だけど悪くないのに、萌えがやっぱり今ひとつ足りなかったかも。
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前回『遠くにいる人』のCPの1年後のお話。
内容としてはごくごく普通で、前作ほど心惹かれるものは
ありませんでした。
というのも、今回のテーマの大半がお見合い話に割かれて
いて、BLにおけるお見合いネタは正直食傷気味……。
ある程度人物設定ができあがってる中でのこのテーマは、
ある意味非常に難しいと思います。
感想としては、綺麗に纏めたなという感じで、これだけ
だったら★2つでよかったかなぁ……と思うんですが、
後半に美味しすぎるお話が。
受の幼なじみの三津が……!!!
三津の話だけで御飯3杯くらいいけそうでした。
これだけでは物足りないので、是非続編を!!!!
次回への期待値こめて★3つ
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前作遠くにいる人がおもしろかったのであわてて続きを買った。
どうなることかと思ってたけどちゃんと大事にしてるようでよかった。
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前作に引き続き、カップリングは小田島達朗(経営者一族の副工場長)×佐倉治樹(家具メーカーの工場勤務)です。付き合って1年が経っています。
治樹に後輩ができて仕事を教える上での悩みやら、小田島が親族に騙される形でお見合いさせられたり。
攻めの傲慢さはなくなりましたけど、受けが相変わらずのネガティブ思考です。
そしてなんだろうな、結構あざといなと思ってしまいましたよ(笑)
でもまぁ小田島を無意識に信じきれないっていうのはしょうがないかなと思います、前作が前作なのでね。私も信用してません(笑)
でも今作でびっくりするくらい彼は変わってますので。というか誠実になりすぎてハラハラ感は減ってしまいましたかね。治樹の成長はあまりみられませんが、最後はちょっとは前向きになってたっぽいのでよしとしましょう。
もう一つ短編が入ってるのですが、それは三津の後輩の臼井からの視点のお話です。
臼井が三津を意識するまでと、臼井から観た3人(治樹・小田島・三津)の関係性。
正直三津の治樹に対する気持ちが友情以上だと言うのは知りたくなかったですね、そこは純粋に友情を貫いてほしかったです。
っていうか治樹が相手なら押せばなんとかなったと思うんですけどね(笑)
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付き合い始めて1年たっても自信を持ちきれない治樹。小田島と一緒にいるときは幸せそうなのに、そんな自信のなさを感じると悲しくなる。小田島のことを考えているのは嘘ではないだろうけど、傷付くのが怖いというのもあるだろうな。と思えて。周りのことばかり気にしてしまう性格は中々変わらないだろうけど、少しずつでも自分の希望を口に出来るようになるといいな。と思った。治樹のことばかり心配している三津の恋が今後、どうなっていくのかも気になる。