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天台宗の大阿闍梨であり、千日回峰行を2度も満行した酒井雄哉さんが普段は、こんな感じで話しているんだろうなぁ、という口語調で語りかける。書いてある内容は、そんなに突飛なことでも、聞いたことがないようなことでもない。当たり前といえば、当たり前のことばかりだ。だが、やさしい語り口の中に、納得されられる言葉が散りばめられている。例えば、
「不安だからて立ち止っちゃダメなんだよ。やっぱり現実的に行動を起こさないとな」、
「生きるっていうのは、なりふり構っていられないものなんじゃないかな」、
「一人ひとりが生きる自信をつけることが大切」、
「幸せは心の問題だからね」、
「本線とは、自分の能力に合った道ということ」、
「自然に逆らおうとするとダメということだね」、などなど。
自分が一番、残ったのは本の冒頭のことば。
「一日を一生だと思って生きれば、何があっても心は崩れない」。
そうだよね。その日が一生だと思えば、生き方は変わってくるはず。
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行の内容、さらりと書いてあるけど、壮絶。で、そこから得た教訓がシンプル。語り方が軽いからなのか親しみもてる行の話。
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今はダメだからと言って諦めずに、ダメなりに生きていけばいいんだ。寄り道したからといってもがいても仕方ない。寄り道をしてたどり着いた場所には、どこか必ず新しい場所へ抜ける道があるから、そこをゆっくり探していけばいい。
本当に、心の支えとなる言葉が他にもたくさん。語りかける口調のままの文章で、余計に心に浸透してきます。良い本に巡り会えました。
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疲れた時にふと手に取って読みたくなる本。著者は千日回峰行を2度も達成した方で「御縁」や「つながり」という言葉が多く登場する。タイトルの「むだなことはひとつもない」という言葉が示すように過去の経験や出来事は全て今の自分に繋がっている。ジョブズの点と点を結ぶという言葉にも結びつくものがあった。(たしかジョブズは禅の影響も受けていたはず。)自分の経験を歯切れのよい文章で書いているので机に置いて疲れた時に手に取るのにお勧めの一冊。
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酒井雄哉さんの書籍を読むと、なんだか要らんことを忘れるというか、頭の中を一旦、空っぽにしてくれる。そんな新たな気持ちが湧いてくるのは不思議なところ。時間を忘れたいときには、オススメの一冊。
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身口意三業相応。
呼吸を整えると、心が整う。
なんにもなくても、ニコニコッとできる人が一番幸せ。
幸せは心の問題だから。★
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毎日山を歩いていると、いつの間にかその道に合った呼吸や体の動きをするようになっていた。技を磨くには、特別強くなったり、他人のまねをする必要はなく、ただ、一生懸命練習すればいい。同じことを繰り返すことで、技は磨かれていくんだよ。
人生の予期せぬ出会いって、鮮明に印象に残るんだな。「何月何日に通るからみんな待ってましょう」と前もって計算されたものじゃなくて、偶然の出会いや出来事が、人生では大切なんだと思うよ。そういう偶然を活かすことを、思い切ってやってみることだよな。
千日回峯行を二度満行し、その後も、日本、そして世界を巡礼するなど、歩くことにこだわり続けている酒井大阿闍梨。歩くことで学んだこと、見えてきたこととは何か? 「現代の生き仏」が語る人生の知恵。
『人の心は歩く早さがちょうどいい』を改題し、新たに震災後のメッセージを加えて発刊しました。
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「今はダメだからといって諦めずに、ダメなりに生きていけばいいんだ」
めまぐるしく変化する現代で疲れた人の心を癒すやさしい言葉が語りかけるような文体で書かれています。
「あぁもう駄目だ」と思ったときに読むと前向きになれる一冊。
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信仰心ある方のお言葉は我々日常の生活を客観的かつ科学的にみつめて説かれるので説得力があります。
著者自身、信仰の世界に入られたのが40歳のころですから、それまでの人生の浮き沈みを創造するにはたやすく、故に言葉の一つ一つに深い含みを感じました。
物事がうまくいっていないときに読むと肩の力が抜けます。
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・いつでも今を大切にし続けることが一番大事なことなんだよ。
・いろいろ考えちゃって、「もうダメです」っていう人もいるけどさ、そうなったら、新しい道を見つければいいんだよ。
・ハングリー精神がある人には、やっぱり物事をやり遂げる心の強さがあると思うよ。
・呼吸を整えると、心が整う。
・不幸だとか苦労しているということは、前向きに幸せになる前兆なんだからね。
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悩んでいることのヒントを得られる本。
流石は色々な事を経験して、
偉業を達成した僧侶だけあって、
書いてある事はシンプルだけど、
とても普遍性と深みがあり、
読めば色々な気付きを得られる。
行き詰ったらまた読んでみよう。
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お坊さんの本というので、生き方に迷ってる自分には
ちょうどいいかなぁ?と思い読みましたが
ちょっとイメージと違っていました。
各文章が、今までの実績・経験が書かれていて
最後に手本となる考え方が書かれていました。
でも、え?! そういうこと?! と思ってしまうような
締めくくり方が多く、最初のうちは非常に読みにくいです。
後半に入ると文章自体にまとまりが出てきた感じで
ウンウン、ソウソウ、そっかぁ!と様々なヒントが
受け入れやすく書かれてあります。
こと、第5章は、非常にわかりやすく
お坊さんらしい心がほぐれる内容が多く
非常に参考になりました。
また時間があるときに読み返してみるかなぁ?と思わせます。
ただ、様々なことに迷われてる方にとっては同じ著者の本
「今できることをやればいい」のほうが、すんなり入る内容かもしれません。
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どんな時もなるようにしかならない。
行くだんと決めたら、道は開ける。
勉強しておけば、いつでも毅然とできる。
これからの時代、もっと大きな視点に立って、必要なものは必要としてつくって、必要がないものはつくらなければいいと思う。そして必要なものだけ残しtえやっていけばいいと思う。
ゆとりがあれば心は折れない。
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どんな状況でも、心次第で幸せになれる 人生の「本線」があると、生きるのが楽になる 歩くことは、行動を起こす出発点 呼吸を整えると、心が整う
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呼吸を整えると心が整う、というのはヨガと同じことを言っている。年をとっても技で乗り切ることができる。その技を磨くには、特別強くなったり、他人のまねをする必要はなく、ただ、一生懸命練習すればいい。同じことを繰り返すことで、技は磨かれていくという言葉が響きました。