紙の本
助手視点小説3巻。
2012/02/01 13:47
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投稿者:霜柱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビアニメSteins;Gateをベースとし、牧瀬紅莉栖を視点としてオリジナル要素を加味したアニメノベライズ第3巻。
3巻は物語も後半戦の鈴羽との顛末からラストまでが描かれています。
アニメ本編では描かれて居ないシーンや、完全オリジナルのシーン等が追加されており、また、このシーンでは紅莉栖の内面はこうだったのか…という解釈が面白いというか愉快というか、キターはないだろうと思わなくもないですが(笑) まあそれはそれで。
これまでの1・2巻とは段違いの厚さ(400ページぐらい)も有り、読み応え十分でした。
アニメのノベライズはこの巻で終わりですが、続刊の予定もあるようなのでサプライズでしたねー
紙の本
第3巻。
2017/04/25 09:54
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投稿者:シザリ - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ全5巻の内の第3巻目です。第1巻~第2巻と異なりページ数が多く文庫本自体もかなり分厚いものになっています。
紙の本
岡部にも分からないこと
2015/09/10 16:10
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
TVアニメ版「STEINS;GATE」を牧瀬紅莉栖の視点で描き直した作品の第三弾だ。筆舌に尽くしがたい苦労の末、岡部倫太郎はIBN5100がラボにある世界線まで戻ってくることに成功した。この場所にたどり着くまでには、漆原るか、桐生萌郁、フェイリス・ニャンニャンこと秋葉留未穂、そして阿万音鈴羽の思いを踏みにじってこなければならなかったのだ。
その最後の詰めとして、SERNのデータベースに残されたメールを削除する協力を得るため、紅莉栖とダルこと橋田至にこれまでの旅の経緯を回想する岡部。もちろん、他の女の子とのやりとりは省略だ。そして、メールを消す寸前まで行ったとき、岡部は椎名まゆりを助けるためには牧瀬紅莉栖を犠牲にするしかないことに気づいてしまう。
紅莉栖視点であるため、岡部と他のヒロインたちとのやりとりは把握できない。そしてリーディングシュタイナーの能力を健全に持たない彼女は記憶も持続しない。ゆえに、それまで乃経緯は岡部の回想に頼るしかないのは仕方のないところ。
しかし一方で、岡部は知らず紅莉栖だけが知るエピソードもある。どうして彼女は無意識に岡部を選んだのか。そして何故岡部は、確定された事象と未確定の事象を切り分け、シュタインズ・ゲートにたどり着くことが出来たのか。それに対する紅莉栖の解釈が描かれている。
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投稿者:AIZOU - この投稿者のレビュー一覧を見る
周りの評価高いの?
なら言いやすい
私はこれは会わなかったなあ
牧瀬クリスが魅力的に思えないのがありつつ
物語の構造上、主人公以外の視点で作るのは無理ない?
私には失敗に思えた
父親との関係も
父親実は好い人とこの展開にしちゃうと
父親も幸せになってほしくなるからなあ
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椎名まゆりの死を回避しようと岡部倫太郎は、タイムリープマシンを駆使して孤独な戦いを強いられる。岡部の苦しみを共有できない仲間たちはどう感じていたのか?
アニメやゲーム本編では岡部だけの視点でしか描かれなかった為に気づけなかった、牧瀬紅莉栖の苦悩や岡部への愛情が『STEINS;GATE 3 境界面上のシュタインズ・ゲート:Rebirth』では描かれる。
実際に記憶はなかろうと苦しむ岡部の姿を見ているのだから、ある意味ではその不安は本人よりも大きかったかもしれない。岡部がまゆりを救いたいのと同様に、牧瀬も岡部を救いたかったのだから。しかし彼女は直接手を貸すことはできないのだから切ない。彼女の視点からは岡部やラボメン達との絆がたしかに伝わってきた。
また牧瀬の魅力は端的に言えば「ツンデレ」で素直じゃない性格にある。
普段は大人びた態度をとっていても、ふとした拍子に子供っぽい面が顔を出し、赤面したり慌てふためいたりしてしまう。特に岡部の前だと顕著で岡部もそういった所に惹かれていたのだが、牧瀬の視点ではもっとヤバい。
彼女は乙女だ。それも2ちゃん用語を駆使する乙女だ。
良くも悪くも雰囲気をぶち壊す牧瀬の脳内は、彼女の新たな魅力を教えてくれた。
そして牧瀬が消えてしまう後、彼女は仲間たちの為に戦う機会が与えられる。
岡部は決して孤独な観測者ではなかったと、色々な意味で報われる『Rebirth』最高の魅せ場。
この作品を読めて本当に良かった。
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あかん、やばい。
面白かった。ゲームやアニメのノベライズはがっかりする事が多い。
そうじゃないだろ、そんなことは期待してないとか。
アニメになかった部分とか、難しい内容なのに非常によく書かれていた。
もう一度アニメをみたくなった。
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アニメ版Steins;Gateストーリー上の最終巻。
前半は岡部が語る長い世界線漂流を紅莉栖が聞くという形で進む。
そして「因果律のメルト」「存在了解のメルト」と進み、完全なオリジナル要素として紅莉栖が消えてから再び再開するまでが語られている。
オリジナル要素は蛇足な気がしないでもないが、個人的にもっとも見たかった「因果律のメルト」「存在了解のメルト」の紅莉栖視点が見られたので満足。
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素晴らしい。
最高のノベライズであった。紅莉栖視点になるだけで切なさ三倍増。
原作注文して、アニメ再視聴して、残りの小説版と漫画版も全部読んで、もっかい再読したいくらいである。
シュタインズゲートという物語に出会えて本当に幸せ。
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ゲーム版シュタインズゲートもその伏線と鮮やかな回収に驚かされましたが、こちらもすごいです!
助手目線で、ゲーム版の物語を裏から更に掘り下げた感じ。
まさかあそこで○○と●●が会っていたとは!
××と□□が旧知だったとは…!!
紅莉栖の切ない恋心や家族を想う気持ち、
そして繋がる未来への物語です。
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シュタインズゲートのRebirthシリーズもこれが最終巻。
前巻を読んで、この最終巻に危惧していた予想は当たっていた。
それが、前半の半分は岡部からの伝聞についてを語っているということ。
この前半があったから、最終巻は今までの2倍の厚み(ページ数)として仕上がってしまった?
この伝聞を説明するにはあまりにも描写が詳細過ぎて長く描かれているので、どこの紅莉栖の世界線なのかボヤけていたところが多々。それが解るのは、語尾に「〜だそうだ。」と何度も使われていたから。
作者が思う本書を手にとって欲しいターゲットは、ゲームやアニメのシュタインズゲートを一度視聴している人だと思うので、丁寧な別世界線の解説はもっと端的な方がリアル感はあったと思う。
復讐としてナナメ読みされるのが落ち。
ただ、後半戦は、STEINS;GATEドラマCDα「哀心迷図のバベル」の内容が盛り込まれていて読み応えアリ。フェイリスが登場してからは脳内でセリフが再生され一気に物語に引きこまれた。
で、完全オリジナルの最終章。
この最終章を描きたいがために、今までの3巻があったとしても過言ではない。トンデモ科学すぎて賛否両論あるかもしれないが、ラストは良くまとまっていたと思う。
少し酷評してしまった感もあるが、シュタインズゲートのストーリーはすでに完璧に出来上がっているものなので、色をつけにくいなか、ラストのストーリーは完成度が高かった。
復讐の意味を込めてもこの小説はオススメ。
本編を忘れる前に読んでもらいたい。
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2012/05/27
【好き】アニメ版シュタインズゲートを紅莉栖視点で進行させる小説、最終巻の第3巻。 紅莉栖が知ることの出来なかった本編内容を、岡部が回想で語り補う方法は、仕方ないとは言えダイジェストぽくてあまり面白くなかった。 とはいえ、前巻でのいろいろな疑問は解消されたので良かった(笑) 第8章・因果律のメルトは、フェイリス大活躍のドラマCDの内容をプラスしてβ世界線に移る直前まで。 紅莉栖の心情がよく語られていていたので面白かった。 第9章・循環輪廻のカーラチャクラはオリジナル。 β世界線へと移動している間のほんのわずかな時間内に、β世界線の執念オカリンとα世界線の紅莉栖とのあったかもしれないやり取り。 妄想とか夢に近いので本編からは若干浮いてるかなーと思わないでもないが、執念オカリンと紅莉栖を会わせるという設定が気に入った。 終幕・境界面上のシュタインズゲートは、時間軸を7年後の鈴羽誕生に併せてあったので、オカリンの長い旅が、あぁ本当に終わったんだなと思えた。 だからこの巻はReverseではなくRebirthなのね…なるほど。
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reverse からrebirthへ。
本編を違う視点から眺めるreverseが、
今回はオリジナル展開を交えてのRebirthへと昇華しました。
設定上どうしても「聞いた話」パートが長がかったりするし、
本編と比べると多少の設定変更はありましたが、
シュタゲにおいてそれは、世界線の一つとして解釈でき、
特に問題なく読めました。
つーか素晴らしかったので細けえことはいいんですw
まだ別話もでるらしいのがうれしいw
あれかな?劇場版の内容かな??
すげえ楽しみ☆
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クリスティーナ視点のシュタゲノベライズの完結編.
オリジナル要素がちょっと挟まってたり
「あの後」の話,ラボメン8人が再び全員集合する話があったりと
なかなか素敵な内容.
クリスティーナ可愛いよクリスティーナ.
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世界線を移動できない紅莉栖に
物語を進行させるのにはやはり無理があった。
序盤からだらだらと長く続く
「~だったらしい」
「~だったということだ」
という伝聞口調に読んでいても混沌を招くだけでした。
岡部がどれだけ苦悩と苦労を抱えているかを伝えたいだけならば
もっと違ったやり方を選択したほうが良かったと思う。
そして終章はオリジナルだけれど好みが完全に分かれそう。
個人的にシュタインズゲートはたったひとつの願いのために
他のあらゆる切なる思いも踏み越えていく
ある意味では非情な物語だったと思うので
最後も夢のようなふわふわした展開ではなく
もっと残酷で、もっと痛烈な切り口であっても良かった。
そういう意味でもやはり本編とは違う作品だなと思わせる。
ただし告白部分だけに限って言えば……
ニヤニヤである(//▽//)
紅莉栖ファンにだけは勧められる作品。
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鍵は、SERNに残されたDメールを消すこと。
そのためにタイムリープを繰り返す岡部。
しかしそれを実行すると、今度は牧瀬紅莉栖が死ぬことに気づく。
紅莉栖は、フェイリスから父の過去のテープを聞かされる。
父との確執に悩み、岡部を心配し、世界線を超えるよう背中を押すことで、岡部の告白を聞き、キスをする。
臨死体験の中、阿万音鈴羽から紅莉栖の論文が元で第3次世界大戦が起こると告げられる。岡部から、αでもβでもないSTEINS;GATEを開くため、"変えられない事象"と"変えられる事象"を見極めて教えるようにと告げられる。そして父からは懺悔を。
とうとうSTEINS;GATEを開く。
そして「また会えたなクリスティーナ」。その7年後橋田に娘=鈴羽が生まれる。