紙の本
苦しいときに問うてしまう「何のために生まれてきたのか?」の答えを教えてくれた本
2009/05/14 00:21
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る
出産予定があるわけではなく、
どちらかというとそれほど赤ちゃんや子どもに関心があるわけでも、
なかった。
でも、なんとなく、「ママ、生まれる前から大好きだよ!」
というタイトルに惹かれて手に取ったのだ。
泣いてしまった。
読了して3日経っているのに、何をどう書いていいのかわからない。
しばらく置いても、この本に関しては、
きちんと説明できる状態にはならないのかもしれない。
でも、そのまんま置いて何も書けなくなるのはもったいない。
胸がいっぱいで内容がわかるような説明は書けないのだが、
何が心に残ったのかだけ記しておこうと思う。
これは、魂の語りだった。
胎内記憶のもっと前の魂、亡くなったあとの魂が語りかけてくるような。
私が語りという表現をここで使うのは、
胎内記憶を信じる信じないは置いておくけれども、
メッセージは受け止めたいという意味をこめている。
自分に胎内記憶がなく、周りにもある人がなく、
小さな子どもの語りを親が聞くという形でしか
記録にとどめておけないものであるため、
自分の実感で、それが確実にあるとはいいがたいためだ。
でも、単純にオカルトとかトンデモだけで
かたづけるのはもったいないのではないかとも思う。
だから、語りとした。
前生の自分の死後から、受精までの記憶のことを中間生記憶というそうだ。
中間生記憶がある子の語りは、私にとっては、
苦しいときに問うてしまう「何のために生まれてきたのか?」の答えを
教えてくれるものだった。
「なんのために人間になったの?」
「笑うため!」
(p.43)
子供たちは雲の上で、ずっと列みたいに並んでいる。
遊んではいないけれど、ふつうに歩いていたりする。
病気の子で生まれるか、元気な子で生まれるかっていうのを、
絶対に決めなくちゃ、生まれないから。
元気で生まれるか病気で生まれるかを決めるのは、自分。
自分でお母さんを決めて、元気な子で生まれるって決めたら
元気な子に生まれるし、
病気の子に生まれるってなったら、病気で生まれる。
(p.78-79)
元気に生まれて、純粋に自分が幸せになるために、生まれてくる選択も、
病や早くの旅立ちを選び、周りの人の学びや幸せのために貢献して、
それこそが幸せと思って、生まれてくる選択も
自分がしているのだと思った。
苦しいとき、悲しいとき、理不尽だと思うとき、
誰もが自分のことは自分で決めて
この地上にやってきたんだと思うことは、
最後の私の砦になるような気がした。
投稿元:
レビューを見る
自分の心の目で読んでほしい。
この本の内容が本当かウソか、
それを突き止めるのではなく、
この本から受けた自分の感覚を大切にしてみたい。
誰もが唯一で、
存在するその意味があってここにいるということ。
それを今の私たちが
知っていようといまいと、
その存在の価値があって命があること。
そんなすばらしい自分を振り返りたい。
お母さんもお母さんでない人も、
お父さんもお父さんでない人も、
一度は眼にしてほしい一冊。
投稿元:
レビューを見る
赤ちゃんはどの家庭に生まれるか、それぞれの使命の元、自分で選んで産まれてきます。自分には記憶はまったくありませんが、未来の出産が楽しみになります。また、涙なしでは読めない本です。妊娠したら、パパ、ママとも必読の本です。ますます赤ちゃんが愛おしくなるはずです!そして、赤ちゃんには縁のないという方も是非読んでみて下さい。自分の使命、家族との関係をみつめるためにも。
投稿元:
レビューを見る
我が家の三男は胎内記憶を持っています それを恥ずかしくていえませんでしたが、同じ内容がたくさん書いてあり勇気づけられた一冊。教育はもう出産から始まっているんですよ。
投稿元:
レビューを見る
2011.2.11 初読 市立図書館
第2章目までは、以前読んだ池川さんの本に書いてあったことと同じエピソードが書いてあって、これはダイジェスト版みたいなものなのかな~?とか思ってたけど・・・
第3章の男親の役割、第4章のかずきくんの物語、第5章のあさとくんの物語、第6章のあつしくんの物語、第7章の胎話士さんの物語を読み進めいくにつれて、涙なしには読めなかった・・・。
そして、最近の息子への対応を反省した。
~しなさい。~しちゃダメ。が多くなってたなぁ。
上からの押し付けじゃなくて、「子どもを尊重する」ことが大事だっていうのは分かるけど、それを実践するのって難しいなぁ。
何でも子どもの言いなりになる甘やかしの反対は、ただ上から押し付けて厳しくすることではない。
でも、悪いことしたらちゃんと叱らなきゃいけないって思うから、
ガミガミ母さんになるんだよね。
でも、ガミガミする以外の諭し方もあるはずだよなぁ。
根底にあるのは、ありのままの息子を受け入れること。
投稿元:
レビューを見る
産婦人科医の池川明さん
子どもの胎内記憶について 何冊も本を出されています。
子どもが親を選んで生まれてきた とか
生まれる前はどうしていたか など、
子ども自身の声を集めています。
信じられない人も きっといるでしょうね
そう、思います。
私も、全部をそのままに信じられるわけではありません。
自分の子どもが、まさに
「ママとパパを選んできたんだよ」
と語ってくれたにも関わらず です。
でも、聞いてみると
私の周りにも 似たような経験をしたママたちがたくさんいます。
信じても 信じなくても
こんなこともあるんだ と知ること
それだけで 気持ちに響くこともあります。
投稿元:
レビューを見る
子育てしているしないに関わらず、子供に関わる人全てが読むべきとすら思える本。この本に限らず池川先生の本は共感できることばかり。
産婦人科業界にこんな先生が増えるといいなあと思わずにはいられない。
投稿元:
レビューを見る
子供が、ママを選んで生まれてきてくれたなんて、
なんと素晴らしいことだろうと思いました^^
子供が望んでいた、家族の絆、生活を、幸せに、作っていきたい。
投稿元:
レビューを見る
流産を経験した後、プレゼントとして頂いて読みました。
赤ちゃんは生まれてから、
多くの子が自分が胎内にいたときや、胎内に宿る前の記憶を持っているという、
少々不思議な内容の本でした。
正直、事実として受け止められないような部分もありますが、
実は私も30歳になった今でも、
母のお腹の中にいた時の記憶が1個だけあるので、するっと読むことができました。
自分たちでママを選んでお腹に宿ること。
このお母さんかわいい!優しそうなお母さんだなってお空から見てること。
元気な体で生まれることも、病気の体で生まれることも、
途中で死を選ぶことも、赤ちゃんが自分で決めてお腹に宿ること。
命の大切さ、命が宿る奇跡、
ママの人も、これからママになる人にも、もちろんパパにも!
おすすめしたいなと思える本でした。
投稿元:
レビューを見る
最終章が特に良かったな。
胎内記憶があるってすごいことだし、赤ちゃんが親を選んで産まれてきてるって考えると、やっぱりひとりの人間として尊重した子育てが大切だなと思った。
そして、自分も両親を選んで産まれてきたんだなと思うと感慨深い。
投稿元:
レビューを見る
タイトルでうるっときてしまった。
胎内記憶のお話し。
泣けた。
命を宿したことは、生命の神秘だ。
様々な事に感謝し全てを大切にしよう。
投稿元:
レビューを見る
いろんなおもしろい証言が読めればいいな、くらいに思って読み始めたのですが、予想外にところどころウルっときてしまった。
たとえ非科学的なことでも、産科医という仕事でプラスに働くことは積極的に採り入れていきたい、という著者のスタンスには非常に共感します。
子供たちが話すことを全部事実だとうのみにするんじゃなく、かと言って頭から疑うわけでもなく、「物語」として受け止め、心のケアのツールとして使っておられます。ともすれば、危うさも伴う「スピリチュアル」との付き合い方としては、私はこれがベストなんじゃないかと思います。
出産というイベントって、やっぱり母子両方の「心」と切り離せないことだと思うので、「物語」が持つ効用って大きいと思います。
そもそも胎内記憶に興味をもつことになった発端が、ご自身の経営する病院の吸引分娩率が高いということに気付いた、ということだったそうですが、こうした自分にとってはあまり嬉しくないネガティブな数値(客観的事実)を冷静に分析し、受け止め、改善しようと前向きに考えることじたいが、人によってはすでに非常に難しいことなんじゃないかと思います。この時点で、もういきなり素晴らしいなと思いました。
投稿元:
レビューを見る
息子も6歳の時に胎内記憶を語ってくれたことがありました。
最初は丸で、しっぽがはえて、足がなかったんだけど手がはえて、指がなくてつながってて、それから足がはえて、指ができてきて、骨がなくて肉だけだったんだけど骨ができてきた。
と、超初期の細胞分裂の過程を教えてくれてビックリしました。6歳なのでこんなこと、どこでも習っていません。
さて、本ですが、スピリチュアルなお話が多めでした。でも、ママを選んで生まれて来ると言うのはよく聞きますね。パパは?と思ってしまいますが。やはりママのお腹の中で育つのでそうなるんでしょうかね。
出産の立会いをした夫たちが自信をなくすというのが初耳で興味深かったです。実は私が今日入院で明日計画分娩なので、立ち会う夫が自信をなくさないよう配慮します。
投稿元:
レビューを見る
胎内記憶のことを、産婦人科が書いたもの。本当に?!と思う話もあるけど、子供は意味をもって授かるものなんだと改めて実感できる本。
流産や出産が大変で苦しい思いをした人にもオススメしたい。
投稿元:
レビューを見る
今年に入ってから、死後の世界や胎内記憶についての本を読むようになりました。
胎内記憶や中間生記憶は私にはない概念だったせいか、これらのエピソード全部をスッと信じることはできないでいるけど、「こういう考え方もあるのかな」という感じで読み進めました。たぶん、今後このようなエピソードにもっと触れていけば、また感じ方も変わるかもしれないです。
それにしても、わが子が私をママとして選んで生まれてきてくれたのかもしれないことや、あかちゃんは大人が思っている以上にいろんなことがわかっているということに気づけたことがとてもよかった。子どもへの接し方がいい意味で変わりそうです。