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すっきりしない終わり方だった。
「それがサラリーマンだよ」と言われればそれまでだけど。
同期の近藤が元気になって活躍したのは良かった。
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軽いタイトルと思って手にとってみたが、これはおもしろい。あっという間に読み終えてしまいました。主人公の生き方に魅せられました。
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たまたま手に取ったら、週刊『ダイヤモンド』に連載されている小説に出ている登場人物がかぶっており、気になって読んでみた本。期待通りでした。
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『オレたちバブル入行組』の続編。今回は巨額損失を出した老舗ホテルの再建を押し付けられる半沢だが、その前に立ちはだかるのは銀行内部、そして顧客である老舗ホテルや役人の中に蔓延る理不尽を糧に自己欲を満たそうという輩だらけ。その分かり易い"悪"に対して、「基本は性善説。だが、やられたら、倍返し」のスタンスで真っ向から立ち向かっていく勧善懲悪な構図は今回も健在だし、テンポの良い展開も相変わらずで、作品へ引き込む力は抜群!
ただ、結末だけがしっくりいかなかったせいか、読了後の爽快感は若干薄れてしまったかと。。。
内容的には、切れ者の主人公半沢だけでなく、今回は同期でありながら神経的な病によって出世レースから脱落してしまい取引先へ出向となってしまった近藤の姿が対照的に描かれている。企業人としてはある意味ヒロイズム全開の半沢に対して、居心地の悪い出向先で燻りながら悩む姿は身近な生身のキャラクターとして感情移入しやすいし、自分のプライドをかけて立ち上がりながらも、最後は現実を受け入れて半沢を裏切るような選択をしてしまう心情も、偏にキレイごとだけでは片付かないというリアリティが滲み出ていて物語に厚みを持たせていた。
等々と前作とは違った切り口での痛快企業小説に仕上がっていたはずなのだが、前回では上司を脅して自身の昇格をもぎ取ったラストに対して、目前の悪は倒すものの組織内の政治力には屈してしまう今回の終わり方がちょっと印象的、、、と言うより意外な展開だった。
現実的な結末とは言っても小説なんだし、このシリーズにはスカッとした爽快な終わり方がお似合いな気がする。。。。
…つまり、これは次作への布石???
などと期待しつつ次の半沢の活躍を待つことにしよう!!
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学生時代数年上の先輩たちはいい思いをしたなぁ、と思いながら手に取った1冊。舞台は合併した都市銀行。金融庁の検査に保身のためなら梯子を外しまくる人の数々。主人公はそんな人間にはっきりモノを言い、自身のバンカーとしての矜持を守り抜く。同期入社の面々との連帯感がいい。「夢を叶える」バブル入社頃だと組織に染まりきって忘れがちだが印象に残ることば。
この世代は合併を繰り返し、自分はどの銀行に就職したんだろう?と思い、社内に残る旧銀行の勢力争いもリアル。
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経済のお勉強のために読んだ。
勉強になったかどうかは別としてエンターテインメントとして十分楽しめたので、よかった。
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と言うことで、続編を読みました。前作同様、バブル時代に銀行員になった半沢を中心に同期の勧善懲悪的活躍を描くものですが、今回は半沢の扱う伊勢島ホテル他に近藤が出向したタミヤ電機の2つの企業の話が絡むので、近藤の活躍(葛藤?)もあります。
半沢はスカッとするスーパーヒーローなんですが、あまりにスーパーマンすぎて、どちらかというと近藤に等身大の感情移入ができるかもしれません。入社した時のそれぞれの性格や半沢の実家の話など知っていたほうがより面白いでしょうから、前作から読まれることを勧めします。
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「オレたちバブル入行組」がとっても面白かったので、
続編もすぐに読んでみました。
※オレたちバブル入行組
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4167728028#comment
今回は、主人公が老舗ホテルの再建を任されるという話。
その間も、金融庁や銀行内の悪役たちと
ガチンコの戦いを繰り広げるのは読んでいて爽快です。
前作同様、「正義v.s.悪」の分かりやすい構造、
ハラハラ・ドキドキする展開、どれを取っても文句なしでしょう。
この2作を読んで、個人的な池井戸さんの評価がグッと上がりました。
この本の続編も是非出てきて欲しいところです。
■半沢シリーズ
・ロスジェネの逆襲
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4167904381#comment
・銀翼のイカロス
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4167909170#comment
・半沢直樹 アルルカンと道化師
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4065330718#comment
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あえて下町ロケットより先に読んでみる!
サラリーマン小説って読みづらいのかなぁ・・・
とやや敬遠気味だったけど読みはじめたらほんとに
一気に、2時間弱くらいで読んだと思う。
実際こんな正義をふりかざして上にたてついて、って
うまくいかないような気もするんだけど
何よりその姿勢がかっこいい。仕事する気になった(笑)
結局正しいことは信じるしかないし、何より自分が
共感できる相手とは強く人間関係でつながるのが大事なのだと。
思ったより軽く読める、エンタメ小説として。
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オレたちバブル入行組の続編。粉飾決算とか、不正する上司とか、少しパターン化している部分はあるけど、やっぱり面白い。
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2011/8/30読了。
前作よりも現実離れしている感はあるが、展開のスピード感と駆け引きの緊張は前作以上か。
個人的には主人公の奥さんのキャラがツボ。
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シリーズ2作目。
勧善懲悪の爽快な展開。
悪者側の、ちょっとした事情や家族の様子がかかれているのが、現実味がああって良かったと思う。
面白かったので、また続編があったらいいな。
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題名からすると、バブル期という特殊な時代に社会人になった世代の独特な会社人生と思われるが、どの世代にも共通するサラリーマンとしてのジレンマ。
主人公のように、思ったように行動したり、言いたいことを言ったり、ができないのが現実。それだけに主人公の行動力に痛快さを感じてしまうのだろう。
言いたいことがいえずにいるサラリーマンにっとって、ヒーローがあらわれたような企業小説、痛快だ
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星4に限りなく近い星3。前作のダラダラ感が解消されていて、テンポよく読めて楽しめる作品。前作のキャラクター設定は忠実に守られながら、今作では二つの話が同時進行しているので飽きる事なく、読み進める事が出来た。善悪ハッキリさせているので、より感情移入しやすくなっている。大オチ、それぞれの選択、結末。の流れがまた良い。
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バブル世代に入社した男たちが、銀行を舞台に銀行内外の敵たちと戦うお話。
池井戸作品を読むのは三作目ですが、安心のクオリティですね。本作も先を楽しみにしながら読むことができました。
いつもより主人公の逆境度は低いですが、敵たちをやっつけていく爽快感は相変わらずです。