紙の本
良い本を買った。
2011/07/23 10:32
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:がねーしゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画好きなので、よくレンタル屋にいくのですが、
観っぱなしで消化不良な感じがするので、
映画の解説本など読んだりもしました。
でも、ふつうの映画の解説本だと
書いている人の解釈が気にいらなかったりして
結局また消化不良、ということになっていました。
そんなことが何回か続いて、この本なら
よさそうかな、と思って読んだところ、
やっと良い本に巡り合えた感じです。
哲学の勉強と映画を組み合わせてあるので
たんなる著者の解釈の押しつけとかじゃなくて
いっきに視野が広がる感じ。
スピノザとライプニッツの哲学を
お菓子にたとえて説明してあったりして
これまで全然知らなかった世界をわかりやすく
というかわかりやすすぎるくらいに教えてくれる良い本でした。
何年も大切に使える本だと思います。
これからこの本に載っているDVDを集めていきたい。
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映画で哲学を学ぶ斬新な本です
サンデル本で挫折した自分でも
すんなり哲学の世界に入っていけました!!!
映画案内本としても優秀です
10年付き合える良い本です
これからこの本に載っている映画をちょびちょびと
レンタル屋で借りてみるという楽しみが増えました
あと、本の内容がけっこう感動するし
しかも勉強になる
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昨今、シンプルに生きることを推奨する本がたくさん出ていますが、
そうはいっても人生は簡単ではないという実感が自分にはあります。
自分にとって哲学の本は、仄暗い足下を照らす灯火のような、
あるいは霧深い先行きの道しるべのような、とても効用的なものだと思っています。
けれど大抵の哲学書は難解だったり、難解ではないけれど面白くなかったり。
なので途中で投げ出してしまったことが過去にたくさんあります。
この本では映画という身近な題材を手がかりに、
「人間とは」「生きるとは」という哲学的思索が展開されます。
それは決して難解なものではありません。
著者の人柄がそのまま伝わるような、柔らかで解かりやすい文章によって、
ゆっくりと読み手を導いていくのです。
また、折々に古今東西の哲学者の言葉が引用されます。
引かれる言葉はやはり表現が独特で、慣れない自分などは
拒絶反応を起こしそうになったりしましたが、後に続く著者の
やさしい解説のおかげで、思考の迷子になることはありませんでした。
全編を通じ、人間に対する優しいまなざしと先人への畏敬の念、
そして映画への愛にあふれていて、楽しく読みきることができた一冊です。
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映画をとおして、生きるとはなにか(哲学)を考える本。観たことのある映画を思い出しながら、観たことのない映画を「観よう」と思いながら読みました。哲学を自分のことに引き寄せて考えることができ、おもしろく読みました。
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中日新聞の夕刊をパラパラ最近見てたら、気になるコラムを見つけた。
その著者を図書館で調べたら、この本に出会った。
考えさせる内容だ。
もうちょっと、この作者さんのことを、追っていきたくなった。