紙の本
消防士の仕事
2022/11/28 09:39
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
相次ぐ老人世帯での火災。消防活動をする大山雄大は一つ気になることがあった。
それは隣近所に失火の影響や放水による被害がなかったことであった。大山は火災現場で原因を調べるうちに、この火災は周りに迷惑を掛けないため周到に用意された計画された失火だと確信する。老人たちは自殺しようとしていた、何故、そしてその理由とは?
売り言葉に買い言葉で消防士になった大山も立派になりましたね。それと同時に消防士さんの仕事の有難味がわかりました。次作も読んでみます。
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失火が原因と思われる老人宅での火災の連続。
そして、親友の工務店が建築中の家ばかりを狙った放火。
新人香川とのうまくいかない関係。
ただ、ミステリではなくヒューマンドラマ。
なかなか面白いんだけど、残念な点が。
後ろ向きな動機で消防士になったことの説明や
親友とのやりとりのいちいちを解説する部分が
あまりにも多く繰り返されてるんだよなー
はっきり言ってスピード感を消してしまっている。
それだけが残念。
省いたら、こんな分厚さにはならなかっただろうね。
引用して残しておきたい部分が多いだけに、
もったいないとしか言えない。
本筋は面白いですよ。
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1.
「誰かの『じゃなきゃいけない』は、俺にとってそいつの『だと良いな』でしかない」
…確かに。
「不幸と不健康は自慢じゃない」
そのとおり!!ただどうしてもしちゃうけど…。
裕二っていいこと言う。
なんだかんだ自分に言い訳しながらも仕事真面目な雄大と
その(職場)仲間たち。
自分は仕事に対して全力投球できているかなと自問自答してしまいました。
張り合いのある仕事があって、お給料貰えて休みもそこそこあって…恵まれていることはわかってるけど、その上に胡坐をかいているつもりはないんだけど、でもそうなのかな…とか。
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「Fire's Out」シリーズ
前作「鎮火報」の続きだけど、読んでなくても楽しめる
長身でガタイの良い若手消防士・雄大が主人公の物語
≪あらすじ≫
相次いで一戸建ての失火事故が発生する
共通点は
家が全焼
住人の老人が焼死
ただし周りへの被害はゼロ
出火原因は不運な偶然が重なったこと
不可解と感じた雄大が事故を調査すると
中学2年生の少年・裕孝が裏で手を引いていたことがわかる
彼は放火自殺をする老人達に、失火に見せかける方法を教えていたのだ。。。
≪感想≫
前半は事件のあらましと、火事や消防士の知識
中盤で少年・裕孝を見つけ
後半は「家族」と「人生」の話。
前作のようなミステリー要素は一切なく、完全にヒューマンドラマだった。
雄大とその友人・裕二、そして裕孝の三者三様の掛け合いは楽しく、名言もチラホレ出て良かったけど、所々説明が長く感じてしまった。
※巻末の「解説」より----------------------------
彼女の作品世界は地続きである。雄大の所属する赤羽台派出所のメンバーは「ロード&ゴー」にもちらっと出て来るし、本シリーズで裕二が働いている武本工務店の息子は、「それでも、警官は微笑う」「そして、警官は奔る」の主役なのだから。
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4月-11。3.5点。
鎮火報続編。忘れていたけど、思い出した。
老人宅で続く火災死。主人公は疑問を感じ、調査する。
ため口が気になるけど、いいやつ。
事件が解決してから、次作につながるようなストーリー。
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老人世帯でつづく不可解な火事。住人は“不幸な偶然が重なって”焼死した。調査を始めた若手消防士・大山雄大は、老人たちの哀しい過去と、裏で糸を引く意外な人物を突き止めるが…。雄大の胸のすくような活躍が閉塞した世の中に風穴を開ける、人気シリーズ第2弾。
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前作の「鎮火報」に引き続いて9時5時の内勤勤務を目指すやる気のない消防士、雄大の一人称で語られる物語で普段はなじみの薄い消防士という仕事を垣間見れる作品となっている。ただ、今回は雄大のプライベート部分でのエピソードが多く、前作に比べると消防士の業務や消防隊の面々に関する描写が少なくなってしまっていたのが少々残念。一方、親友である裕二の登場の度に行われるくどい表現は前作同様で、ここまで徹底されると本シリーズの"特色"と納得して諦めるしかなくなってきた。。
ストーリーの主軸は老人宅での連続失火に疑問を抱いた雄大がその裏に隠された真実を暴くコトではあるのだが、祐二の職場である工事現場での連続放火事件などのサイドストーリーが多かったり、真相自体にはギミックと言うかひねりがなかったりで消防ミステリとしての深みはあまり感じられなかった。その分、失火を手引きしていた中学生の裕孝も絡めて「家族」「親子」「絆」そして「個人の存在」といったテーマを描いたヒューマンドラマとして仕上がっている。当然、主人公である雄大と母の民子との親子にも一つの区切りが訪れ、それまでのテーマと相成って雄大の成長への布石となっているあたりは良い展開ではなかったのかと思う。
それにしても、前作から比べると雄大も成長したもんだと。。。
なんとなく正義感も強くなったし、やっと飲酒運転もやめたしで。。。
まぁ、読む前からの期待値が大きすぎた分、若干物足りなさも覚えた部分があったのは事実だが、それでも読みどころ満載で楽しめた作品だった。
ただ、このシリーズの存在を知りつつ、長らく敬遠していたのに気まぐれに今のタイミングで読んだコトには若干後悔が…
まさか、最後の最後に急な変化球で謎を残されても続きってまだないじゃんって感じで。
どーせならシリーズが出揃うまで待ってればよかった。。。
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鎮火報2作目。
ミステリーかと思いきや、謎解きは中盤で終わってしまう。
ただ、本番はここから。日明恩の一番いいところは人間ドラマ。
女性だからこそか、ここまでクサい友情をかけるのは作者ならではだと思う。
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消防士雄大が活躍する「鎮火報」続編。
老人世帯で続く不審火と焼死。
その原因究明に、消防士の仕事としてではなく、矜恃として雄大が臨む。
前作同様の600P級の大作ながら、一気に読み進める展開はさすが。
前作と異なり消防仲間との人間関係の描写は少なめであるが、
あらゆる登場人物達の親子関係に焦点を当て、
それぞれが成長を果たしていく姿を見ていくのは実に気持ちが良い。
放火・焼死ととかく暗くなりがちなテーマを取り上げつつも、
全く暗い内容になっていない点も良い。
前作で大活躍した守の出番が少ないのはやや残念であるが、
雄大の消防士として、そして人間としての成長を、
まるで親のように見守ることのできる本シリーズ。
次回作も楽しみにしたい。
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「生きることは簡単じゃない。だから楽に生きられるように、自分のために最大限のことはしてもいいんじゃないか?少なくとも俺はそう思う。そして、俺が楽に生きられるように見つけた人間関係がここにある。」
消防隊第2弾読みました★
またもや夢中になってあっという間に読んでしまった。
面白い!!
面白いのだけれど、リアリティはあまりないかなぁ。
火事の現場とかそういう、知識に関してのリアリティは盛りだくさんなのだけれど
ミステリー的には、少し疑問の残る感じでした。
しかし、何よりもキャラの魅力が際立っているから、
それだけで物語にぐいぐい引っ張っていってもらえる感じ。
思いがけない展開ににんまり。
最初は彼がいないかと思いきや、にやりとさせてもらったし、
時々感動して、一緒に怒って、すごく共感型の物語だと思った。
今のところ番外編しか出ていないのですよね。
先に期待大なのであります!!!
【9/6読了・初読・家族の本】
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老人たちの相次ぐ失火火事は、『失火』というには
何やら奇妙に怪しいものがある。
一体それが何なのか。
それを考えている主人公の友人は、『職場』の相次ぐ出火に
見回りを1人でする事になっていて。
何もかもを失くして無に帰す。
しかも子供達がどれもこれも財産の事しか考えていなかったら…。
それはもう、何も残さずどうにかしたいものです。
とは言っても、万全を期しても、それを実行するのは止めていただきたい。
その言葉に、どんな意味があるのか、何の意味もないのか。
人の背後は、その人が語らなければ分からないものです。
語ってもらわない限り、己の思考を言葉にして紡ぐのは勝手ですが
それを押し付けてはいけない、というのは当然です。
意見交換、とは違って、それは自分の『もの』なので。
私はこう思うけど、と参考にしてくれ、というのとも違います。
言い方には、考え方には、気をつけねばなりません。
しかし、結局『あの人』の正体がわかりません。
予測はできるのですが…答えを下さい!w
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主人公の軽妙な語り口が、すごくうっとおしい。女の人が、(実はよく知らないのに無理して) 若い男の子の口ぶりをマネてる感じがキモイ。いかにもっていう主人公のキャラ設定が古臭いし。
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第1作では読みにくかった主人公の1人称も読みやすく感じられる。慣れたのか、主人公が成長したのか、作者が上手くなったのか。上手くなったのは当たり前だろうけど、主人公の性格が前回より開かれているのもひとつかなぁ。
今回の事件は、事件がどう解決するか、よりも、この人たちどうなるんだろう、ということに興味が向いた。
なので予想しない方向に展開してハラハラするし、エンディングでもほっとする。人間って強いなぁと。
そしてエピローグには驚いた。
ところで守の「あの人」の正体が分からないのって私だけなんだろーか。
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鎮火報の続編。老人の放火自殺を中心に、雄大が奮闘する。放火の手助けする中学生の裕孝と最終的に友達になる。守のウミウシエピソードが印象的。
面白いけど、相変わらず長い。説明がくどい…
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こどもとおとな、子と親。不変のテーマですね。
雄大はもともと粗暴なタイプなので私の好みじゃないんだけど、だいぶ愛着わいた。大人ぶらなきゃいけないところで大人であれ、と自戒。
ところで謎解きを求めちゃダメだね、このシリーズ。最初に間違えてたので。これは青春物で成長物!あと解説で他のシリーズが世界設定が一緒ってわかったのでそっちも読みます。