紙の本
ヒーローは現代の騎士
2012/06/19 22:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:田舎娘 - この投稿者のレビュー一覧を見る
傲慢ヒーローが好きな人は向かないと思うが、優しいヒーローが好きな人には絶対お薦め。命をねらわれているヒロインを自分の命を賭けて守り抜く。作品中ずーっとヒロイン一筋。友情よりもとにかくヒロインが一番というある意味すごいヒーロー。ヒロインは、前半は一年前に巻き込まれた事件のせいで記憶の一部を無くしてヒーローに頼りきりの弱い女性。後半は立ち直り、ヒーロー(とその仲間)を率いて事件を解決していくスーパー・レディ。よくありそうな設定なのにあまりない内容になっている。ヒロインを疑いまくるヒーローが多いロマンス物の中で異色の作品だ。
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今回読んでて思ったのは、かなり今までとはタイプの違うヒロインだな~ってことです。孤独で問題を抱えてるところは一緒ですが、基本的には『出来る女』です。
真夜中の男のスザンヌも出来る女タイプでしたが、そういうのと違って、政治的に渡り合えてやられっぱなしじゃない、状況への対応度がプロ、みたいな。前半はそれこし心身ともに傷付き満身創痍でPTSDに悩まされてます。その上孤独。命も狙われちゃいますし。
ですが後半は本当に別人のようです。某海外ドラマに出てくるFBI・BAUのガル〇ア並みの知識で活躍します。犯人との渡り合いの時は正直やらかすんじゃないか、とか思ってましたが普通にやり遂げてました。
リサの作品の醍醐味はヒーローの妄想が暴走して『ギャグか?』と思うようなモノローグだと思う(笑)んですが、ちゃんと健在でした。一目惚れしてから爆発事故で死んだと思ってたヒロインを忘れられないし、再会したらしたで離れることなんて考えてもいないし。相変わらずヒロインにメロデロでした。
今作で私が一番好きなシーンは二人が再会するシーンのヒーロー視点です。
そしてリサの作品には珍しく、HOTなシーンが中盤以降から(笑
そんな点からも今作はストーリー性が高かったように思います。
面白かったです!
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ヒロインが良かった。軍事分析官で頭脳明晰、ブロンディと呼ばれる美人。最初からこの設定で出てきたなら、鼻についていやな奴になったかもしれないが、クーデターに巻き込まれて記憶喪失、PTSDに睡眠障害とボロボロだった為、ヒーローと共に事件に巻き込まれて行くうちに段々回復し、戦略を立てリーダーシップをとっていく頃には、すっかりヒロインファンになってました。それにしても、ヒーローがヒロインを死んだと思って1年間ってのは無理ないか?記事とか報告書とかすぐ判るんじゃないか?
ライスにしてはホットさはほどほど、ちょっと残念。
原題にMidnightがつてるから『真夜中…』のシリーズかと期待してたけど違ったのね。
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強い男がか弱い女を守るってのがライスの基本なんだけど、特にこの作品のヒロインは爆発にまきこまれたせいで記憶喪失にはなるは、PTSDになやまされるはで、ものすごく脆い。ところが、彼女は元々頭脳明晰な軍事分析官だったので最後にはヒーローが言いなりになってしまうところが新鮮で楽しかった。2012.2
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アフリカ某国の米大使館勤務中に内乱事件に巻き込まれ記憶喪失やPTSDで情緒不安定ぎみな元軍事分析官のヒロインと彼女に惹かれていた元海兵隊一等軍曹ヒーロー。
二人とも散々な目にあったわけだが お互い生きててよかったなぁって状況だ。再会後の弱々しいヒロインに向き合い続けながら 欲望を抱え悶々としてるヒーローが素敵。彼の脳内はヒロインで埋め尽くされ彼女のためなら何だってできそう。
彼らが立ち向かうことになる人物は早々とわかるが それでも何度も危険な目にあいながら強さを取り戻してくヒロインが魅力的でワクワクした。ロマンスはもちろんライス作品らしく強引なヒーローがいろいろやってくれるから楽しい。ヒロインが魅力的な人物で引込まれた。
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リサマリーライスの作品を読むのはこれで2作目ですが、強い男性に心身ともに守ってもらうシチュエーションて好きです。でも、このヒーロー、きっと一生(喜んで)ヒロインの尻に敷かれるんだろうなぁ。
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海兵隊ヒーローx軍事分析官ヒロイン
ヒロインが頭脳明晰容姿端麗才色兼備ですばらしい。
ていうかとうとうヒロインが戦略立てだしたよ・・・
リサマリヒーローは手足となって動き、盾となって守るのです。
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図書館の本 読了
内容(「BOOK」データベースより)
アフリカ某国の米大使館に駐在し軍事分析官として将来を嘱望されていたクレアは、内乱事件に巻き込まれ心身ともに痛手を負う。一年後、キャリアそして事件前後の記憶も失い、孤独な彼女は悪夢にうなされ続けていた。自分を守ろうとしてくれる男性が夢に現われるときには温かな気持ちになれるが、彼が実在するのかさえわからない。そんなときTVニュースで彼女は夢の男性の姿を認める。すがる思いでダンという元海兵隊員のその男性を訪ねるクレアだったが…スリルと官能のラブ・サスペンス。
海兵隊員で白のユニフォーム思い出す私はフェチだよね?分析官などというポジションがあるのをはじめて知りました。
アフリカで汚職を働くのは簡単そう。そしてプロの戦士とアマチュアの兵士の違いがちょっとだけわかった気がします。
Shadows at midnigh by Lisa Marie Rice