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安倍総理が辞任の意向を発表された
2020/08/28 22:52
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投稿者:beni - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名を目にしたときは
”そんなの当たり前やん”と思って見向きもしなかったが
いまさらながら読んでおけば良かったと思う。
とても残念で仕方ない。
同時に心細い。
病気なのだから無理にとは言えないが...
早く恢復されることを心から祈る。
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今まで何冊も日下氏と渡部氏の本を読んできましたが、今回はお二人の初の対談ということで手に取ってみました。現在進行中のアベノミクスを応援しているような本だと思って読み始めたのですが、まえがきと、最後の6章にて、今まで探してきた情報が載っていて嬉しかったです。
それは、今回の福島原発事故と、広島・長崎の原爆投下における放射線量率の差について述べられていたものです。その量は、福島事故の約1800万倍というもの(p198)です、しかも原爆投下時には、放射線で死者が出たのではなく、原爆の高熱(p198)が原因です。広島・長崎は除染せずに復興し、健康の悪化はなかったことが長年の研究の結果から証明されています。この点は、他の本では意図的に触れられていないような気がしています。
その他のポイントは、今までのお二人の著作に書かれていた内容が多かったと思いますが、それらを復習する意味で、読んでためになりました。
以下は気になったポイントです。
・第一次安倍内閣で安倍さんが行った業績としては、防衛庁を防衛省へ格上げ、教育基本法の改正、インドを訪ねてパル判事の遺族等と面談したこと(p17)
・日露戦争において、陸軍では脚気で死んだ兵士は3万人近く、脚気患者は20万人、これらの兵士が全員で戦っていたら、奉天会戦はロシア兵を取り囲めた(p26)
・日本のマンガで育った子供は、日本文化の影響を受けて別の人間に成長していく、その証拠にアメリカの裁判は和解が中心になっている(p32)
・通貨発行を増やしても景気が良くならないのは、1)ケインズの頃に存在した中流階級が消滅している、2)日本では買いたいものがなくなっている、3)社会に大量のぶら下がり族が出てきた(p40)
・防衛庁のころは、総理大臣を通じてしか重要案件の閣議を求めることができなかった(p53)
・今、安倍さんを支えているのは、秀才の官僚ではなく、安倍さんのカムバックを望んだ民度の高い日本の庶民(p87)
・今の憲法は、アメリカ軍の日本の占領状態を前提としている、アメリカは日本を30年以上占領し続ける意向だったので、日本に軍事力を持たせないようにした(p91)
・内閣に陸海軍の意向が強く働くようになったのは、陸軍・海軍大臣が「辞任する」と脅せば内閣が倒れるから(p98)
・大正9年に政府が大盤振る舞いして、専門学校を大学にしてしまい、今に続いている(p126)
・従軍というのは、軍属という意味、従軍記者・従軍僧・従軍看護婦とかは軍属、当時あったのは、従軍慰安婦ではなく「戦場売春婦」(p133)
・靖国神社は宗教問題である、他国の宗教問題に口を出さないのが 1648年のウェストファリア条約以降の一等国の原理、先進国で宗教を問題にしたのは、ヒトラーとアメリカ進駐軍の一部(p141)
・陸軍の暗号は破られなかった、一方、外務省と海軍はダメだった(p175)
・産業革命とは、イギリス人が石炭の新しい使い方を発明して蒸気機関をつくったこと、それで地位が高��なった(p191)
・日本には石炭がたくさんあったので、日露戦争のころまではエネルギーのことは考えずに良かった(p192)
・原発を止めたことで、年間3.8兆円程度の追加的燃料費負担が出ている(p197)
・広島、長崎の癌発生率、奇形の発生は、それ以外の県よりも低いことがわかっている(p201)
・ショウジョウバエに放射線を浴びせたら大量奇形が生まれたが、その後、人間はDNAはハエと異なり、修復酵素によって修復されることが判明した(p202)
・人間の体を測定すると、人間の体は、5000ベクレルくらいの放射線を出している(p203)
2013年6月30日作成
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渡部昇一氏と日下公人氏の初対談ということで購入した。
主に渡部氏の本を数冊読み、内容的にかぶることが多かったが、教育の話は目新しく面白かった。