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新釈遠野物語 みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー46件

みんなの評価4.0

評価内訳

46 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

井上ひさしの遠野物語トリビュート...かな。

2020/11/26 15:05

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る

井上ひさしは「遠野物語」がすきだったんだろなぁ...と思える、本家「遠野物語」のトリビュートみたいな一冊。
遠野にほど近い療養所でアルバイトをしている大学休学中の“ぼく”が、山の中に暮らす老人から奇妙すぎる話を聞く。それを書き留めたという風な連作短編集が9編。
老人の存在も話も面白すぎるが、胡散臭い。いったいどうなる?と思いつつ、笑いつつ読み進む。最終話にて、明かされる老人の謎。井上ひさしってさすがです。

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紙の本

大人の日本昔話

2012/06/09 11:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Tucker - この投稿者のレビュー一覧を見る

「遠野物語」は柳田国男が佐々木鏡石から聞いた遠野地方にまつわる民話・伝説を集めたもの。
本書は、その「遠野物語」にインスパイアされた物語。

「犬伏」という名の老人から聞いた物語を「ぼく」が書きとめた、という設定。
「遠野物語」は語る側も聞く側も誠実な人物だったが、「新釈遠野物語」では語る側は、いんちき臭く、聞く側は誇張癖がある、という事になっている。

犬伏老人が語る物語は、山の民、動物、妖怪、人間が対等な立場で関わりあう。全て犬伏老人が関わった話ばかりで、なぜ、こんなに怪異に関わるのか、とツッコミを入れたくなるほどだが、それは最後の物語で全て分かる趣向になっている。

怪異の物語ではあるが、どこか懐かしい感じもする。
夏祭りの夜、人通りの少ない裏通りに入ってしまったような、
すぐ近くに「普通」の世界があるにも関わらず、少しだけ異なる「異世界」に踏み込んでしまったような、
「大人向け日本昔話」
と言ってしまってもいいかもしれない。

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紙の本

井上ひさし全著作レヴュー26

2010/10/13 21:17

5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:稲葉 芳明 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『遠野物語』(1910年)は、岩手県上閉伊郡遠野町に伝わる伝説を柳田国男が遠野出身の友人から聞き書きしてまとめたもので、日本民族学の原点と呼ばれる古典的名著。井上ひさしはこの『遠野物語』を下敷きに、「これから何回かにわたって語られるおはなしはすべて、遠野近くの人、犬伏太吉老人から聞いたものである」として、9篇からなる連作短編集を作り上げた。
 では何故「遠野」なのか?井上氏は若い頃からこの書に親しみ、大学を休学した後は岩手県釜石市(遠野に隣接)で療養所の事務員を務め(第一話『鍋の中』で述べられる「ぼく」の経歴の原型)、「遠野」という土地にこよなく愛着を覚えていたらしい。だから、いつかは手掛けてみたい素材だったのだろう。
 井上ひさしは、とにかく「物語」を語る/騙ることが好きで、それに長けている作家である。現代の話だと何かと制約が多いが、大正~昭和初期の時代設定なので自由度は極めて高い。謂わば、創作落語を語る/騙るのに近いノリで、嬉々として話を拵えたに違いない。どの話も面白いが、ぼくのイチオシは第六話『笛吹き峠の話売り』。予言を一つ幾らで売る老人の話というのがまず意表を突いた設定、ここに山本周五郎あるいは藤沢周平を思わせる男女の愛の物語が展開し、結末は木下順二もかくやという鮮やかなオチ。物語作りの腕の冴えに、つくづく感心させられる。
 予断だが、この新潮文庫版には扇田昭彦氏による優れた解説がついている。作者の執筆意図から個々の作品の魅力までを余すことなく分析し、傑出した文芸批評となっているので井上ファンは必読。

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紙の本

遠野物語へのオマージュ

2023/07/28 17:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る

遠野物語へのオマージュだろう。9つの短編が収められている。連作短編で、話としては続いている。どれも不思議で面白い話ばかりだ。また、最後のどんでん返しもびっくりだった。解説も遠野物語との関連が書いてあって興味深い。

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2004/09/24 12:40

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2006/04/21 15:47

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2007/10/10 14:08

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2008/11/01 08:58

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2011/05/22 09:21

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2010/06/06 00:10

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2010/07/16 14:54

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2010/09/05 18:44

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2010/09/15 11:07

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2010/09/19 22:48

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2010/11/09 15:07

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