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紙の本
想像力で敵を倒す
2015/08/28 13:12
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近、立て続けに幼馴染や妹が不慮の事故にあうという不幸が続いていた真白彩は、最後の幼馴染の紀無玉求と通学中、自分だけが色彩のない反転世界へと転位させられてしまった。その世界では、氷の女王と渾名される小柄な先輩・魅影み黒と、転校生の金髪巨乳・ミラピリカ・スタッカートが殺し合いをしていた。
特に面識はないはずなのだが、魅影は彩をその殺し合いから逃がしてくれ、そしてその後、ピリカは彼を仲間に誘ってくる。彼女たちはイマジネーターという存在で、何者かに招待された「Over Image」という枠組みの中で、自分の願いを叶うため、他の参加者を退場させているという。そして退場した者には、その人が失いたくないものを失うというペナルティが課されるらしい。
辞退不可のゲームにあって、しかも他の参加者は自分たちを殺しに来る中、相手を殺さずに願いを叶えるという理想論を唱える彩に、ピリカは当初反発しながらも、魅影と諍いをしつつ、彼の許にいるようになる。だが、オーバーイメージの管理者たちは、彼らのそんな行動を見逃しはしなかった。
異能バトル学園ラブコメということで、いかにもMF文庫Jらしい作品だと思う。逆に言えば、挙げようと思えばいくらでも類似作品を挙げられるということでもあるが…。
序盤はかなり強引な展開で、物語の構成があまり上手くないと感じたが、そこをひとまず乗り越えた後のバトルとラブコメには無難さがある。個人的には、せっかく“願い”というエゴイスティックなものをゲームの基盤にしているのだから、内面をえぐって形にした様な、ねっちょリドロドロの展開を希望したいところだが、それをやるとMF文庫Jっぽくなくなるから、たぶんやらないんだろうな。でもだったら、どうして“願い”をゲームの基盤にしたんだ?とも言いたい。
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